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Episode.0 『記憶』

- ̗̀⚠︎ ̖́-シリアス・鬱展開ありますので

苦手な方はご注意ください


(ここはどこ?まっくらだなぁ)



「クソっあいつを信じるべきじゃなかった!株は全部どうしたんだよ!父さんに確認しないと」


「私のお金返して!貴方を信じてお金を貸したのに!」


「お金なんてないよ」 「返してよ!」



(お父さん、お母さん…)



「おぉ、愛×…挨拶しなさい父さんの会社の人だ」



(3人…全員女の人、なんでお父さんのマンションに?)



「あんたなんて生まれて来なければよかっ…

違うの、ごめんなさいごめんない、()してるわ貴方はお母さんの一番よ」



(()?愛ってなに)



「あなたのお祖母様の資産は絶対に狙うわよ、お金の無駄遣いはできないの」



(分かってる大丈夫だよ、お金ないのにお母さん1人で働いてご飯も食べさせてくれて…学校行かせてくれてありがとう)



「なんだこの点数、学校行かせないぞ。次はちゃんとしなさい。兄は凄く頭いいのに…」


「起こられたんだって?貴方のいとこ姉を見習いなさいもう英語ペラペラよ」



(勉強する意味わからない、生きる意味も分からない、私と他の人を比べないで)



「愛×好きだよ、付き合って欲しい」



(私も好き、大好き、一番大好き、()してる)



「メンヘラだな、重いわ」



(なんで、私どこが悪かったの?()が重いから嫌なの?()……)



「まじで変な声」 「顔のニキビえっぐ笑」

「あいつこの前〜でだったの!」

「え、愛×ちゃんそんな人だったんだ」



(仕方ないじゃん、やめて、私何もしてな、辛い、1人ぼっち)



「別れよ」



(ずっと一緒なんて、()なんて、嘘つき)



「そろそろ高校も卒業するしいい大人なんだからしっかりしろよ」

「いとこ姉と同じとこ働かない?」



(大人ね…頑張らないと、認めてもらいたい、私はそこで働きたくない私の夢はーー)







「愛×!偉いよ頑張ったね本当に」



(優しい…人、凄く)



「1人じゃない、一緒に頑張ろう」


「おめでとう!凄いじゃん!」



やっと成功して

心からこの人だと思う人に出会えて



ようやく両親にも認めてもらえると思ってたのに




「愛×!危ないっ!!愛×ー!!」



(なんで、彼はあのような表情をーー)






《キィィーッ……ドン》



「やっ、いやあぁぁ!!!」








「!、お嬢様…結愛お嬢様!」


(あれ…わたし…)



結愛「貴方……胡桃(くるみ)お姉ちゃん?」



胡桃「はい、胡桃ですよ結愛お嬢様

悪夢を見られていたようですね…すごくうなされていしたよ?


奥様方にご報告とお水を持ってきますので少々お待ちくださいませ」



そう言い、シンプルなメイド服をきた

私の使い胡桃(くるみ)は部屋から出で言った



結愛「さっきのは…私の記憶、記憶…、はぁっ…っ」


(落ち着け、冷静になるのよ)



胸騒ぎが落ち着かず、寝起きの私は息苦しくなっていく

落ち着かせようと深呼吸を繰り返し部屋を見渡して自分の状況を整理した


先程の使いであるメイドは私の遠い親戚で分家の者であり

姉のように慕っている、花宮胡桃(はなみやくるみ)


ここは華之家(かのけ)の本邸で日本にある

私のお家でもあり私の部屋だ



そして私は…たしかーー




結愛「4つの派閥のうち…

ロサグループの次期代表華之結愛(かの ゆうあ)?」



(私は私だ、でも先程の記憶も()だ)




結愛「あぁ、ははっ」




ようやく記憶がまとまってきた時

生暖かい感触がすーっと頬から落ちてゆく



(私は前世でも今回でも泣き虫なんだね)



すべて吐き出してしまいたいが

しばらくして両親と胡桃がくるだろうと思い



私は溢れそうな感情を抑えながら

ルーズリーフにすべてまとめることにした

シリアス・鬱展開が時々ありますが、

基本のんびり奮闘していく結愛ちゃんの姿を書いていく予定ですので


楽しみながら読んで頂けたら幸いです!

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