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〇〇であふれる世界

龍の巣

作者: 雨夜

〜りん視点〜

マーリンさんに連れられてうーちゃんと来たのは城の地下であった。大砲や古い家具、本などの様々なスペースがある倉庫へたどり着いた。映画で見るホコリの乗った古びた倉庫ではなく、キレイに管理されていた。

そしてキョロキョロと倉庫内を見渡しながら歩くと、奥の右角が不自然なくらい開けていた。そこへ進むと、マーリンさんは止まった。手前には大きな木の扉があったが、壁では無く床についていた。

マーリン「ここだよー!じゃあ、開けるねー!」


扉を開けると古い石の階段が暗闇へと続いていた。この階段までは掃除されていないようで、少し汚れが目立つ。

マーリン「しっかり足元をみて歩いてねー!私の提灯で照らせる範囲は少し狭いからなるべくひっついて行こー!」

りん「わかりました!」

暗闇で階段を下るのはかなり不安だ…提灯の照らすうちに一歩一歩、踏み外さないように足を踏み入れていく。


階段を降りていく時に過ぎていく時間が、とてもゆっくりに感じた。どこで終わるかもわからないし、このまま閉じ込められたらどうしようという感覚に落ちてしまいそうにもなる。すると、提灯の照らす範囲が大きくなった。階段が途切れて、通路になっている事に気がついた。

うーる「ここは松明がかけられているのですね」

マーリン「そーだよー!しばらく火は途切れないように工夫をしているからそーだなー、数十年は大丈夫かなー!」

灯された松明が並ぶ通路を進む。

階段を歩いている時に足が強張っていたのか、歩く事に疲れを感じ始めていた。そして通路の先までたどり着くと光が入ってきていた。眩しさに目を細めながらたどり着いた場所は、とても大きな洞穴だった。目が慣れて来たら色々な所を見渡した。上はぽっかり空いていて、空がきれいに見える。足場は柔らかく、綺麗に丸っこいこの膨大な穴はどうやってできたのだろう…

答えはすぐに返ってきた

マーリン「そーそー、ここは少し前に竜が生まれた場所だよー!ここを突き破って空へ飛んていったんだー!もう少し前に進むよー!」

りんご「竜って…いるのですね?」

マーリン「うーん、沢山いるよー!竜って実は上級悪魔だったんだけどねー?人間界で住むものも出てきちゃってー、パワーバランスを崩してしまいがちな存在なのだよー!」

うーる「へー!じゃあそしたら…」ボソボソ


竜の巣(?)を通り過ぎて正面の通路を突っ切ると、そこは外へとつながっていたが、あまり見慣れない光景だ。

出口の前を水が勢いよく下っている。そう、通ったのは滝の裏への通路だった。滝は広く、出口と共に何台かの船を隠していた。後ろは岩で、前はすべて滝が覆っていた。

マーリン「じゃあ、ここからは船で下っていくよー!乗って乗ってー!」

うーる「えっ、ここから下るのですか?大丈夫ですか?」

マーリン「うーん、少し濡れるけど大丈夫だよー!」

りんご「行きましょう!」


マーリンはうーちゃんと乗った船を地面から突き放し、自分も飛び乗った。そして滝を突き抜けるように船で通ると、そこは大きな崖となっていた…わけではなく、強い流れが私達をスッと引き込んだ。マーリンは櫂を使って石場に流されないように船を操縦する。流れが強いので水しぶきが船に飛び込んでくるが、すでに濡れているので気になるのは船の中に溜まる水くらい…


〜〜


しばらく進むと流れも落ち着いた、長い草木が広がった浅瀬についた。

マーリン「ここを突っ切って行こう!まだまだ長いけど…がんばろーー!」

この後死ぬかと思うくらい疲れたのはまだ少し先の話…

ひゃっふぅぅぅ、皆さん夏休みが始まってどうでしょうか?最近気温が高くて色々な人の事が心配です…

これからしばらく更新頑張ります!!お願いします!

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