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2-4-03 集団



 「先生。これです」幕僚が資料を指差した。

 捜しあぐねている枠沢を。

 「ビムル」

 そこには怪獣のデザイン画と。

 「カテゴリーは”2《ツー》か。

 アリか。

 姿形は全く違うが。

 モンローの奴。

 その研究所で怪獣をコントロールする

研究でもしていたのか。

 それで扱いやすいように

等身大のモノを」枠沢。

 まあアリとかハチとかとなれば-----。

 そうなるか。

あれを巨大化させた日には。

同じ姿形の怪獣が何百、何千と出現することになる。

そうなれば-----その手の手厳しい方々に何と言われるか。

そういう場合は-----等身大と決まっている。

その手の○○モノのパターンだ。

モンローにはその辺り十分に。

 というよりも。

 枠沢自身-----。

他惑星で似たような事を。

あの時のモノとは姿形は違うが。

カテゴリー“2”というのも。

確かその程度のレベルで行った記憶がある。

その時のデータは確か。

それをモンローにか。

 「どうもそのようです。

 アリは女王を中心に特殊なフェロモンを使って

そのやり取りで集団生活をしています。

 それを利用して」陸幕の幕僚。

 「その場合。多数造る必要があったために

等身大のモノにしたようです」

 「巨大な怪獣を多数造ってアリやハチのように

集団生活させるワケにはいかないので

そのようにしたと。

巣から巨大な怪獣が何百、何千と出てきた日には。

しかも同じ姿形で。

それは避けたかったらしいです。

 資料にはそのようなニュアンスのことも」

 「まあそうだろう」枠沢。

 「まさかそれも先生が」幕僚の一人が。

 枠沢はニヤリと。

 「やはり」

 「まあ一つの。

 怪獣をコントロールかね。

 その研究をする場合の方法として。

 そうすればと提案しただけだよ。

 等身大ではなくもっと小さくもできるんだが

 怪獣というからには

やはり等身大が大きさの------ね。

いや-----等身大のモノは-----どう呼ぶのか」

ブツブツと。

 「そうですか」

 「大きさの最低ラインというわけですか」

 「枠沢先生のイメージとしては」

 「なるほど」

 「しかしもっと小さな怪獣も-----いるのでは-----」

 「君」陸幕長がとめた。

 幕僚も黙る。

 モンロー先生にこれ以上妙なことを吹き込まれては。

 「しかし-----」

 枠沢も。

 「特殊なフェロモンね。

 それで分析はもう終わったのかね。

 バーザス国の方では。

 どの程度のレベルに研究は達していたのかね」枠沢。

 “モンローの奴。

 私のどの研究資料を”

 「それは-----。

 バーザス国にも照会したのですが。

 向こうの方も良くわからないらしく」別の幕僚。

 「それと。

 そのリストによりますと親玉と言いますか。

 女王。

 もしくは王がいるという事に。

 もちろんそいつはカテゴリー“2”のようです。

 リストでもそのように。

 そうなりますと現在の我々の武器でも

充分に対応できるかと」

 「しかしどうして。

 カテゴリーをあげなかったのでしょうか」幕僚。

 「それは-----」枠沢。

 あの時は。

 「カテゴリーをあげた上で

フェロモン等の研究をするのは

少し困難な面もある。

 という事だろう。

 第二周期でやってもいいんだが

どうしてそうしなかったのかね。

 その方が楽なんだが」枠沢。

 「なるほど」

 実際は第二周期でまず完成させ。

 その後第二、第三としていったわけだが。

 やはり周期が変わると

少し手を加える必要があったわけだ。

 実際にはまず第五周期を作り。

 次いで金属周期。

 第三、第四と作っていったわけだが。

 つまり全部作ったわけだ。

 まあいいか。

 しかしそうなると、どの資料が-----。

 どの資料をまとめたモノが。

 「しかしその等身大の怪獣がどうして日本に。

 それも東京の真ん中に」枠沢。

 「それは-----」守山。

 「まだ分析中ですが」

 「何者かが持ち込んだ可能性も」

 歯切れが悪い。

 「ですが等身大の兵隊と言いますか。

 働きアリにはライフルもしくは、

先生が新しく開発されたBB機関短銃でも

十分対応できるのでしょうが」

 話を変える。

 「あれか」陸幕長。

 「はい。

 威力はBBガンの数倍。

 重量はライフル等に比べ

重くはなっていますが。

 もちろんライフル、ガンも威力の増加、

軽量化?は枠沢先生のご協力により

逐次進んでおります」幕僚。

 「ただ携帯BB砲“Ⅱ《ツー》”と言いますか。

 そちらの方は少し?以前より重くなりましたが。

 その分威力の方は」

 形状もだいぶ変わっている。

 BB砲にはその対応カテゴリーに応じて

マークが刻印されている。

 種類も多く、重量も形状も様々。

 重量も表示され出したようだ。

 主に現場からの要望らしい。

 重さがわからなければ、実際持った場合。

 「その報告は受けている」守山大臣。

 自衛隊側が軽量化よりも

威力のアップを最優先にして欲しいと

求めて来たためだ。

 その為重量が50キロを超えてしまった。

 隊員が携帯BB砲を持つと

他のモノは何も持てなくなってしまった。

 射撃時には脚を立てて

 もちろん他のBB砲にしろ

威力はすでに上がっている。

 十トンを超える大型のBB砲は

すでにⅡ++《ツーダブルプラス》となっている。

 もちろん以前のモノと区別するために

“Ⅱ++”の刻印付きだ。

 「カテゴリーが違うという事は

怪獣を構成している細胞の

分子構造が違うという事ですし」枠沢。

 「それはもちろん存じておりますが」守山。

 「つまり威力を増すという事は

そのさらに複雑になった、強固になったと言いますか。

 その分子構造を破壊、もしくは分解するという事ですので

それに見合った波長の組み合わせの

スペクトルを当てる必要があります。

 そうすれば低出力でも

怪獣の細胞を破壊できるのですが。

 まあ時間はかかりますが。

 低出力な分」

 「それで現在、カテゴリーの高い怪獣用に

スペクトルの解析をなさっていると聞いておりますが」

 「しかしそうなるとカテゴリーの高い怪獣相手には

いくら出力を上げても低カテゴリー用のBB兵器では

通用しない事になります」

 「それももちろん伺っておりますが」

 「先生。

 それでその-----。

 カテゴリー“3”に通用する方は何時。

 完成するのですか」

 相当-----早くしてくれと要求されてはいるが。

 他にもすることが。

 その要求も非常に。

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