2-3-07 差異
「しかし先生。
その手のキワモノ映画の場合
対怪獣攻撃部隊に対抗策などはありますか。
たとえ弱い怪獣が出てきた場合でも」幕僚の一人。
「確かにそうだが」幕僚長の一人。
「しかしまあ-----。
現実と
その手のキワモノ映画とは違うし
映画ならそうだろうが」別の幕僚長。
「そうだろう。
現実には
今回のように
枠沢先生がいらっしゃることだし。
カテゴリーの低い怪獣には
対応できるんだしね」また別の幕僚長。
「なるほど。
確かに。
現実には-----
我々にはBB砲がありますし」幕僚。
下手な事を言って枠沢先生に
気づかれでもしては。
怪獣は対怪獣専門部隊では倒せない事を。
そうなるとBB砲の強化どころかーーーーー。
大変なこと。
何としても枠沢先生にはBB砲の強化を。
「怪獣といえどもやはり我々の手で」
「理想としては-----。
全ての怪獣を我々の手で」
「しかしリドニテスもいる事だし」
「それはあるか」
意見が-----。
枠沢はホッと。
何とか落ちついたようだ。
その手の手きびしいファンの方々も
これで何とか。
やはりその手の○○映画と
現実とは違うのだ。
実際に怪獣を造るとなれば-----。
「我々の今の状況は
まさにそれですか」
「現実に怪獣が現れれば
それが正解か」
「いや。
全・て・の・その手のキワモノ映画が
そうではないだろう。
たまたま○○サイエンティストが
怪獣を造った」官僚が。
枠沢を気にするように小声で。
「それで弱い怪獣には
対応出来たから」
「そうなったわけか」
「では
その手のキワモノ映画の定・番・の
自然発生的に怪獣が現れるという場合は」
「だからそういうことだ」
「自然発生というが
どういう自然発生だろう」
「さあ-----」
「たとえ弱い順に
怪獣が現れようが
対怪獣攻撃部隊には
-----対怪獣専門部隊-----か。
その手のキワモノ映画同様」
「どうしようもないわけか」
納得。
「しかし自然発生でも」
「その手の研究をしていた○○学者という方が」
「その手の兵器なり何なりでか」
「そういうモノもあったか------な」
「その手のモノの中では」
どうなっているのか。
はっきり言ってわからない。
というのが本音だろう。
「枠沢先生のお考えを
モンロー先生が充分に理解なさっていれば
いいのですが」
「それはありますか」
「しかしモンローも。
私の考えを実際に再現する前に。
それ以前に怪獣を造っていないとも
限りませんし」枠沢。
「それはありますか」
全員、押し黙った。。
「しかし枠沢先生にも-----」
ため息が
「ですが先生。
それはモンロー先生が造った怪獣のみに
言えることでしょう。
例の無人島から流れ出した
怪獣の卵にのみ
当てはまることではないのですか」
「そういう事です。
モンローがそのように造っていれば。
あれは海へ流れ出したとたん
成長が始まります。
全て同時に-----。
調べてみなければわかりませんが
そうならば
強い怪獣ほど
後で出てきます。
それに-----カテゴリーごとにと言いますか
個体ごとに
成長速度を、
出現タイミングをズラす事が
可能ならば
強い怪獣が成長する前に
弱い怪獣は全て
どこかの都市に上陸させておく
という手もあります」枠沢。
「とおっしゃいますと」守山。
「ですから。
強い怪獣が出てくるようになっても
まだ弱い怪獣が出てきているようでは
都合が-----。
それで-----それ以前に
弱い怪獣は
全て都市部に上陸しておくように
遺伝子レベルで。
そうなれば
カテゴリーが上位の怪獣
出現以前に
カテゴリーが低いモノは
リドニテスにより
退治されているというわけです」枠沢。
「なるほど」守山。
「ですがそれでは-----。
故意に怪獣を都市部へ上陸させる
ということにもなりますし。
どうしたものですか」枠沢。
「確かに」
「そうなれば人的被害も。
建物やその他にも」枠沢。
「しかしその手のモノの
パターンですし」統幕議長。
「もちろんそうですが。
まさか本当に怪獣を
造るとは-----。
それでモンローにはそのように。
そういう手もあると-----。
モンローにしろ
実際に怪獣は造っても
外へ出す気はなかったようですし」枠沢。
「もちろんその点につきましては-----
我々も充分に」
「あくまでも
怪獣を解き放ったのは
ワットたちですし」陸幕長。
「それは-----」枠沢。
「しかし
モンロー先生はともかく
先生の弟子や協力者はどうなります」
「モンロー先生がこれ以上
怪獣を造るわけはありませんし
問題は。
協力者たちですか」
「ですからそれは
先ほども」枠沢。
「強い怪獣のみということですか」
モンローはすでに-----。
「まあ彼らが
例の怪獣の卵の流出以前に
怪獣を造っていれば別ですが」枠沢。
「なるほど
怪獣をモンロー先生が完成させたのは」
「はい。
それからモンローの資料を使い
造るとなりますと」枠沢。
「ではモンロー先生の怪獣が現れる方が先」
「そうなるかと」枠沢。
「では
あくまで
その手のモノのパターンは」
「守られるわけか」
「なるほど」口々に。
「まあ奴らが
弱い怪獣を造るとは」
「思えないか」
「それはあるか」
「いや、しかし」
「なんだ」
「怪獣などを造る輩だ。
もしかして-----
弱い怪獣も造らなければと
思い込んでいる者も」
「そんな奴。
いるのかなあ」
「さあ-----」
全員。
同時に。
“一人-----
思い当たった”
枠沢を
ジッと見つめる。
だまりこむ。
「とにかく
モンローの協力者や弟子たちが
いつ怪獣の製造を始めたかがわかれば」枠沢。
「-----」全員。
「バーザスにはその点に関しての
情報はないのですか」枠沢。
これは重要だ。
「いえ-----今のところ」
本当だ。
「我々も協力者に関しては
バーザス政府に何度も」
「しかし
向こうも相当念入りの調査をしていますが」
「未だ-----」
「なるほど。
ではやはり
今後現れる怪獣の
遺伝子を調べて
それから逆算するしか。
しかしそれでは
対応が遅れますので」枠沢。
「そうなりますか」
「どちらにしても
早急に態勢を整えるしか
ということですか」
「そうなります」
態勢を整えるとは
もちろん
BB兵器の強化。
数量の整備だ。




