2-3-06 配分
「私なら強い怪獣ばかり-----
いや-----何でも」
「いや、いろいろいる方が。
自然界では」
「怪獣は自然界とは関係ないのでは」
枠沢はニコリと。
「枠沢先生。
そのあたりはどのようにお考えですか」
「モンローもそのように言いましたが。
なぜ強い怪獣ばかり造らないのかと」枠沢。
「やはり」
「しかし日本では
そのようになっていると。
強い怪獣ばかり造るのなら
簡単なのですが。
それでは-----
その手のモノのパターンに-----。
あなたのおっしゃる通り。
怪獣を自然界の生物と同じに見るか。
それとも唐突に何もないところから
突然に表れるモノと見るか。
しかも一匹のみ。
親は、いるのかさえわからないーーーーー
いや。そんなこと思いつきもしない。
その差ですし。
しかし生物として考えた場合。
どうすればいい。
どこかの○○サイエンティストが作ったのか。
このパターンはその手のキワモノ○○番組では
毎回使えないでしょうし。
自然発生とするならどう考えるか。
一時期、考え込んだものです」
「なるほど」
「確かに」
「しかし今回はーーーーー○○サイエーーーーー」
「イエ。なんでも」小声で。
「その手のキワモノドラマでも
使えますか」枠沢。
「それならーーーーーその手の手厳しい方々もーーーーー
大丈夫ですか。
怪獣の発生原因として。
いや。
現実とその手のキワモノ○○とを
混同していますか。
今回はモンローが作ったために。
このような形にたまたまなった、ということです。
しかしその手の○○モノでは。
どうでしょうか。
とにかく。その手のモノを満足させつつ
その辺りをうまく。
それでモンローにも言ったのです。
私が
そのように-----。
何せ、常に単独で何の脈絡もなく。
ですし。
怪獣たるモノ
やはりそうでなくてはと。
単なる思・い・込・み・かも知れませんが
やはりそれが重要だと」枠沢。
「なるほど」
「確かに」
「どの〇〇モノの影響を多く受けているかか。
この先・生・が」小声で、幕僚の一人が。
「確かにーーーーーその手のモノでは
そうなっていますか」
「言われてみれば」
「そうなっていますか」
「ーーーーー」考え込んだ。
そこかしこでブツブツと。
「やはり先生が-----」ため息が。
「はい。
映画でも何でも
そうでなくてはおもしろくない
-----と」枠沢。
「それで
モンロー先生が」
「そこで問題になったのが、
前にも言いましたが
怪獣を造れるかも
知れないとなったときに
その構成比率をどうするか。
カテゴリーごとのです。
それについて
モンローと意見が割れたと」枠沢。
「確か先生は
百対十対一
を主張されたとか。
各カテゴリーごとの比率を」哲斗が。
「弱い怪獣ほど
数が多いのが普通だと」シオリ。
「そうだ。
よく覚えていたね。
モンローは
一対一対一を主張してね。
どうしたものか
説得するのに手を焼いた経験が。
あいつら顔さえ合わせれば
ケンカばかりだしね。
弱いモノは数が激減しているんじゃあ。
それで
私は生物界の食物連鎖から考えて
百対十対一
を主張したんだが。
そのくらいの比率にしないと
弱い怪獣はいなくなってしまう
その手のキワモノ映画を見てみると
人前に出てくる怪獣の比率は
弱いモノの方が多いしね」枠沢。
「モンロー先生はどの〇〇モノを」
「しかしモンロー先生は
枠沢先生にライバル心を」
「それはあるか」
枠沢を。
「枠沢先生の考えが」
「優先されるわけか」
ため息が。
「しかし問題も。
せっかく作った。
デザインした怪獣が
弱いために日の目も見ずに。
強い怪獣に倒される。
その点をどうしたものか。
怪獣同士争わないというのも。
ではどうすればいいのか。
やはり同じデザインの怪獣を多数作るしか。
強さに合わせて
弱いものは多数。
強いものはそれなりに
とも考えたのですが」
「先生」諦め顔。
「怪獣というモノは
同じデザインのモノは
一体のみと決まっているのでは」
「もちろんそうですが。
その手の〇〇モノでは
必ずそのようになっていますし。
ですからモンローとも
その点については充分に。
一応、一デザイン
一個体のみとなってはいます。
その条件の下、それをどう実現するか。
そういう事です」枠沢。
今後の研究課題だ。
怪獣同士でやられて
日の目を見なかったデザインの怪獣は
またあとでつくればいい。
そういう考え方もあるか。
しかしそれを自動でやるには。
どうすれば。
まあそういう事だし。
怪獣にGPSの受信機能でもつけておいて
目的地まで行けなかった怪獣に関しては
自動的にDNAを再合成。
そうすればいいのだが。
しかしこれを言うわけには。
それにーーーーー実際にはやってみなければ。
うまくいくかどうか。
その結果を踏≪ふ≫まえーーーーーという事だ。
またモンローが怪獣をどういう意図で
造っているのか。
という事にもなりかねないし。
まあ大丈夫かな。
言っても。
しかし-----。
それを可能にする
プログラムは。
まさかまたモンローに。
「確かに数からいけば
そのくらいの比率ですか」
「しかし中にはズバ抜けて
強い怪獣もいるしね。
それをどうするかだよ」枠沢。
「なるほど」
「ではモンロー先生は
やはり-----一対一対一で」
「そうだろうね。
あの時もっと強引に
モンローを説得しておけば」枠沢。
「カテゴリー“ワン”ならば
BB砲でも」守山。
「そういうことです」枠沢。
「ですがモンロー先生以外の者が
怪獣を造れば」陸幕長。
「だからそういう事です。
モンローが同じデザインの怪獣を
多数作れないようにしていればですが。
遺伝子を一つ造って
それをクローンにすれば
同じものがいくらでもできますが。
それはできないようにしてあるかと」枠沢。
「なるほど」
「そういう事か」
「それで怪獣は同じデザインのモノは
一体づつなわけか」
「それならば-----
作る側からすれば
強い怪獣のみを
という事ですか」
「そうなりますか」枠沢。
“どのプログラムを使っているかにもよるが。
プログラムの中には
怪獣のカテゴリーを
製造者の意思とは無関係に
ランダムに
コンピューターが決めていくモノもある。
その比率は
一対一対一になっているモノも
そうでないモノも。
一度どこかの無人惑星でも使い
どの比率がいいか
シュミレーションしなければ。
忙しくて
今のところできないのだが
そのプログラムを使っている確率は
高くは無いが。
要はどのプログラムをモンローが
盗んだか。
さらにはモンロー以外の者が
どのプログラムを手に入れたか
ということだろう”
「それでは
強い怪獣ほど後で現れるというのは」シオリ。
「その点についても
モンローとね。
イロイロと話し合ったんだが。
モンローにすれば
そんな事どうでもいい
かも知れないがね。
やはりね。
その手のモノのパターンだしね」枠沢。
「それで-----」
「怪獣の成長速度を
強いモノほど遅くすれば-----
いいと。
怪獣を造る場合
強かろうが弱かろうが
成長速度は同じにできるのですが。
そうなれば
強い怪獣と弱い怪獣が
同時に出てきます。
何度も言いますが
それでは
その手のキワモノ映画のパターンに-----。
それでそうすればと」枠沢。
「なるほど」
「そうすればいいわけか」
納得。
「まあ-----それも
変身ヒーローの
お披露目が済むまでの事ですが。
その後は-----
別にカテゴリーごとの比率など
どうでも。
いや
む・し・ろ・強い怪獣だけの方が
いいかも知れませんか。
まあその手の○○映画をよく見てみると
強い怪獣が現れた場合のみ。
弱ければ変身ヒーローは現れませんし
その場合のみを映像化しているわけですし。
どうですか」
「どの作品だろう」誰かが首を傾げた
思いつかない。
“枠沢先生の思い込みかな。
まあいいか”
「それもモンロー先生に」
「はい一応」枠沢。
「それはー--」
「では一通り
お披露目が終われば」
「強い怪獣ばかりが」
全員-----ため息が
「それにそうしなければ
対怪獣専門部隊にしろ
対処のしようがありませんし。
弱いモノから順に出てきてくれれば
その間に
対応策も練れますし」枠沢。
対応策か。
怪獣に対応できるようになった
その手のキワモノ映画か。
そんな作品あったかな。
まあいいか。
この場合
そうでも言わなければ
この場の雰囲気が-----。
「なるほど」




