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2-3-03 出現ポイント



 防衛省。

 会議室。

 守山防衛大臣はじめ

統幕議長。陸海空の各幕僚長、

幕僚たち。

 そして三自衛隊からの選抜チームの者たち

関係各省庁からも多くの面々が集まっていた。

 「今日の枠沢先生からの

発表の内容は何ですか」哲斗が上司の陸月に。

 「いや。大変な事がわかった。

 陸幕長たちもあわてている。

 怪獣の性質と言うか

特性と言うか

行動パターンと言うか。

 奴らがどうして

日本やアメリカ、バーザスを

ヨーロッパを目のかたきにするのか。

 それに関するものだ」

 「そう言えば怪獣たちは

アメリカに2頭。

 西海岸、東海岸に一頭づつ。

 ヨーロッパには三頭。

 バーザスには二頭ですか」哲斗。

 「それもこの半年の間に」陸月。

 「ですが、それは-----。

 モンロー教授の研究所から

逃げ出したといいますか

バラまかれた怪獣の卵が

ちょうど成長を終えて。

 それらがたまたま各地へ散っていった

という事では」シオリ。

 「もちろん、そうだろう。

 今までの我々もそう分析していたしね。

 しかしだ」陸月。

 「他にも-----

何かあるのですか」哲斗。

 「枠沢先生が見えられました」

 シオリが目ざとく

ドアを開けて入ってきた枠沢を。

 「とにかく話を。

 先生の」陸月。

 枠沢はあわただしく席についた。

 「前置きは抜きに。

 さっそく

まずは資料をごらん下さい」

 資料が配られる。

 「資料の一ページです。

 この資料からでもわかりますように」枠沢。

 そこには世界地図と怪獣出現地点が。

 「怪獣は今や

ごらんのように世界各地に出現しておりますが

その出現地点を

くわしく分析した結果、

その出現には一定のルールといいますか

法則のようなモノが見受けられます」枠沢。

 「そうですか。

 しかし-----

とてもそのようには」官僚。

 資料にある地図を見ても。

 「はい。

 現れたのは日本

アメリカ、ヨーロッパ、バーザスと

バラバラで」

 「とても法則があるとは」

 「いえ。そうではありません。

 現れたのは

全て人口密集地といいますか

明らかなかたよりが見られます。

 その証拠に

アフリカ、南米、中東、東南アジア諸国には

全く出現しておりません。

 バーザスで生まれたといいますか。

 そこから流れ出したのですから

海流の流れから言いましても 

普通ならば、

環太平洋の国々全てに

平等に上陸しても良いはずですし」枠沢。

 「確かに」

 「そう言われると-----

そうか」

 「それが、上陸したのは

アメリカ、バーザス、日本

ヨーロッパだけです。

 しかも大西洋の国々にも。

 中東、東南アジア、アフリカ、南米を

素通りしてです」枠沢。

 「では先生。

 それは-----。

 リドニテスの出現国とも

何らかの関係があると

言われるのですか」官僚。

 「それはあるか。

 確かに

リドニテスはこの日本、

アメリカ、バーザスに

各一体

 それとヨーロッパに

二体が確認されていますし」別の官僚。

 リドニテスはヨーロッパにも

すでに出現していた。

 それも二体も。

 「モンロー教授が

何らかの意図を持って

優先的にそれらの国々へ」

 「他の国や地域のは必要ないわけか」

 枠沢は押し黙った。

 偶然だ。

 その手の◯〇モノでは

怪獣は各国の首都か大都市にしか。

 それにアメリカには-----

西海岸にもう一人。

 怪獣が西海岸にも出現したため

あわてて-----。

 ヨーロッパには三体。

 ロシアにも。

 その手の○○モノを参考に

適当に配置したのだが-----。

 こうなると再検討の必要が。

 やはり現実とは。

 〇〇モノの製作者ももっとそのあたり。

 いや私が〇〇モノに於ける

怪獣の出現地点の傾向をもっと詳しく検証して

そこに現れるようにしていれば

このような事には。

 〇〇モノの映画やドラマの順に

次はこの怪獣がここに、

その次は別の怪獣が-----か。

 しかしそこまで再現するのは-----どうだか。

 「こういうことを言ってもいいのか-----。

 どうですか」枠沢。

 「何かあるのですか」

 枠沢がまた何を言い出すか。

 全員ゴクリと。

 「怪獣はどうして

大都市にばかり上陸するのだろうと。

 その手の○○映画では」枠沢。

 「それを先生がモンロー先生に」

 「おっしゃった」

 「しかし日本の場合

どこに上陸しても人がいますし

混み合っていますし」

 「ですがどこに上陸しても

目指すのは大都会ですし」枠沢。

 「それはありますか」

 「とにかく日本ではそうなっていると。

 それに対し-----

モンローは」枠沢。

 「モンロー先生は何と」

 「日本ではそうなっているのか

-----と」枠沢。

 「-----」全員 

 「なるほど」

 「それを枠沢先生が」

 「これは-----

モンロー先生-----」

 「間違いなくそのように」

 全員頭を抱えた。 

「ですが先生。

複数の怪獣が同時に現れた場合

どうなるのですか」幕僚。

「そうです。

ご存知のように怪獣が二頭になれば

その驚異は倍ではなく

戦力自乗の法則により四倍になります」

「ああ、あのーーーーー。

一の力をもった者と倍の力をもった者が

戦えば。

というーーーーーアレかね」枠沢。

「はい。

その場合、倍の力をもった者に対するには

二人ではなく、四人必要となります。

戦力自乗の法則により。

二の自乗は四ですから。

三倍ならば、その自乗で九人となります。

今回は数ですが。

それも同じように

二頭の怪獣が同時に現れた場合」

しかしこの考え方。

正しいのかな。

倍くらい(何を基準に)力がある者に

二人でかかっても、とても。

四人でかかればーーーーーどうだろう。

まあいいか。

「それはーーーーー。

同時に現れるといっても

お互い離れた場所にでしょうし。

大丈夫でしょう」枠沢。

「同時に襲って来ないとも」

「いえ。

それはないかと。

怪獣たるもの、仲よくーーーーーというのは。

まあ宇宙人にでもーーーーーアッ。イエ。

まあそういうことです」

「そう言えば先生。

以前、あいつらケンカばかりしていると」

「まあそういうことです」

「それならば」

「大丈夫ですか」

「その手のモノでも宇宙人にでも操られていなければ」小声で誰かが、

「ですか」



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