期待
自衛隊は千葉県九十九里浜へ。
怪獣は真っ直ぐそこへ向かっていた。
「その-----
枠沢教授かね。
彼が提出したという-----その-----」首相。
「携帯ハイパワー・バースト・ビーム砲-----。
ですか」
防衛大臣。
メモを見ながら。
「そう。それ。
使えるのかね」首相。
自衛隊の部隊の配置は
すでに終えていた。
「現在、射撃演習場で試射を。
戦車を使って。
その結果はすぐに届くはずです」陸幕長。
「戦車をか」首相。
「クルール市での戦闘を見ましても
戦車くらい破壊できませんと」統幕議長。
「はい。
我自衛隊の力で怪獣を追い返せるかは
未知数ですし。
使えると思われる兵器は」防衛大臣。
「しかし-----あのリドニテスの薬は」陸幕長。
「おしかった。
あれさえあれば」大臣。
「それは言っても」統幕議長が。
「わかっている」大臣。
「それで、その-----。
携帯-----砲の威力は」首相。
「それも-----試射の-----
結果待ちという事ですが」陸幕長。
「まさか。
紙を一枚、こがす程度とかいうシロモノでは」首相。
「それは」大臣。
答えられない。
「現在のレーザー技術からしますと。
その可能性も」陸幕長。
“期待しすぎたかな。
やはりマンガのような威力はないか。
まあレーザーに大砲以上の威力があれば
とうの昔に-----。
大砲はレーザーに置き換わっている。
それにマンガのような威力があっても
怪獣は倒せないしな。
マンガの中では”
「今、それを言いましても。
要は結果を見てみませんと」統幕議長。
「なるほど」首相も。
「とにかく
我自衛隊の力で
怪獣を倒す-----なり
追い返すなりすれば
いいことですから」大臣。
「できるのかね」首相。
「全力を挙げて」議長。




