核
エリオットとライグは無人島で。
“クソ。変身時間が”エリオット。
ライグもそれは同じ。
“このままではライグを倒しても核爆発で。
どうする。
モンローによると
変身していればだいじょうぶだという事だが
やはり不安だ。
それにもし核爆発前に変身が解ければ。
いやーーーーー
後でも。
生身では放射能の中は歩きたくはない。
それに変身中に死の灰を浴びれば、
変身が解けた後
その死の灰によりやはり被爆してしまう。
海水で洗えば-----だいじょうぶか”
あれやこれやと様々な考えが。
どうする。
エリオットはライグへ。
生物レーザーを。
ライグも。
しかし-----双方とも。
顔をしかめる程度。
どうすれば奴を倒せるのか。
モンローの奴はなんと言っていた。
しかし今は。
時間が。
ライグにしろ。
“クソ。
エリオットの方が先に変身したはず。
それが、こっちはもう。
奴はまだだいじょうぶなのか。
奴の方が変身時間が長いのか”
気が気ではない。
エリオットはライグへ。
「ライグ。
いい事を教えてやろう」
「なんだ」ライグ。
「この研究所に核爆弾を仕掛けた」
「なんだと」
「核爆弾だ」エリオット。
「本当か。
爆発は-----いつだ」ライグ。
“核だと。
ワットの奴。
核で証拠を全て消すつもりか。
我々ごと。。
リドニテスは-----確か
核爆発を受けてもだいじょうぶなはず。
モンローによると。
だいたい怪獣自身
放射能の固まりのような奴も多い。
それに重力波レーザーも。
それを相手にしているのだ。
たとえ核の死の灰を受けようが。
変身が解ける際に、全て中和してくれるはず。
モンローの奴も全く。
いたれりつくせりだ。
全くこのリドニテスという奴は。
しかし変身が解けたその後は
その保障はない。
その事をエリオットは知っているのか”
エリオットをジッと。
「さあ、知らん。
予定では夜明けとともにとなっていたが。
少し早めてやった。
いつだと思う」
エリオットはとぼけた。
“夜明けならエリオットを倒してから。
倒せるか。
時間が-----まだ数時間はある。
だからまた変身も可能だが。
この野郎
信用できん。
それに
もう変身時間が”
ライグは動きを止めた。
「どうした。
ライグ」
「エリオット。
この場は-----おさめよう。
痛み分けという事で」
“しかしコイツ。
研究所員も客たちも全員。
それは-----好都合。
手間がはぶけて。
イヤ
そんな事はどうでも。
変身時間が”
「いいだろう」エリオットも。
両者、油断なく
後ろへゆっくりと下がっていく。
空中へ。
両者。向き合ったまま
離れていく。
そして、近くの別々の島へ。
無人島からは数十キロはある。
両者とも、ほぼ同時にヒトへと戻った。
核爆発が起こったのはちょうどその時だった。
眼の前が真っ白に。
空気が。
大地が震えた。




