ライグ
ライグ・リードは妙な物音に目を覚ました。
ライグは耳がいい。
「この音は」
バソコンを立ち上げ、監視カメラを。
監視カメラはすでにハツク済みだ。
明らかにリドニテスが暴れたようなあとが。
怪獣がいる○○はーーーーー映像が来ない。
「裏切り者でも-----出たのか」
ライグはリドニテスへと変身を。
そして
リーム・ケラーの下へ。
大財閥の会長のケラーが
彼の事実上のボスだった。
モンローにはあくまでケラーの命で従っているだけ。
「会長。起きて下さい」
ケラーが目を覚ました。
「どうした」
リドニテス姿のライグを見た。
「わかりません。
しかし-----妙です」
「妙とは
まさか。
ワットの奴。裏切ったか」
「そうかも知れません」
そこへ。
突然、ドアが開いた。
エリオットが
「エリオット。貴様」ライグ。
「エリオット?
あのワットの手下の。
クルール市で暴れた。
ワットめ
やはり裏切ったな」ケラー。
「ご心配なく。
この計画を立てたのはワットですが
彼は死にました」
エリオットはリドニテスに変身しているライグを
いまいましげに。
“変身前なら簡単にやれたものを”
「と言うと」ケラー。
「ワットはジャックが始末しました。
そのジャックも私が」エリオット。
「何だと。
それじゃあ
リックスやバドも」ライグ。
「もちろん。私が」エリオット。
「どういうつもりだ。
貴様」ライグ。
「わからないか。ライグ。
そういう事だ。
貴様もいつまでもケラーなんぞの子分でいたいのか。
俺たちはリドニテスなんだぞ。
人とは違うんだ」
「-----」
ライグは無言。
「どうだ。私の仲間にならんか。
子分。いや弟分にしてやってもいい。
そうすれば
何でも思いのままだぞ」
「ライグ。
だまされるな。
奴を殺せ。
奴がお前を生かしておくはずはない」ケラー。
「わかっています。
こいつはジャックもリックスも。
全員。
そして私も」ライグ。
「そうだ。ライグ。
奴を倒せ。
そうすればボーナスを出そう。
十万でどうだ」ケラー。
「残念だな。ライグ。
バレてたのか」
別に残念そうでもない。
いい力試しだとでも思っているのか。
「しかしエリオット。
貴様のいう事にも一理ある。
何も私が」
ライグはケラーの首を左手でつかんだ。
そのまま持ち上げる。
「ライグ。何を」
ケラーがかすれた声で
苦しげに。
「何も、あんたの手下でいる必要もない。
そう思ったのさ。
主人気取りで
今まで散々コキ使いやがって。
いつか思い知らせてやろうと
思っていたんだ。
どちらが主人公か思い知ったか」
“役にでも立てば
生かしてコキ使ってやってもよかったが。
こんな奴。もう必要もないか”
首がへし折れる音とともに
ライグはケラーを放した。
ケラーは崩れ落ちた。
ライグはその間もエリオットから目を離さない。
エリオットも。
「そういう事か」エリオット。
“コイツも世間の奴らと同じか。
人の気持ちのわからないクズか。
『このお方のために
自分は何を出来るか。
そうなればこのお方は
どれ程立派になられるか』
そう考えられない者は
人間のクズだ。
生きている価値のない者だ。
懲らしめられて当然だ。
金持ち、社長、力のある者こそ
そうあるべきなのに。
そうなればいいぞ。
『人の顔をした教育』
ではそうなっている。
人の心を持っていれば
きっと分かってそうなってくれる。
それを教えるのが教育だ。
学校でそう教わらなかったのか。
コイツも”
「そういう事だ」ライグ。
エリオットは重力波レーザーを。
ライグも。
ライグもエリオットも吹き飛んだ。
部屋のコンクリート製の壁をブチ抜いて。
「クソ」
二人とも巨大化する。
強力無比な重力波レーザーも、
完全に変身を終えたリドニテスには
効かないのだろう。
二人は研究所の屋上を突き破った。
二人の。巨大なリドニテスが。
ライグがエリオットを腰投げに。
エリオットが地面にたたきつけられる。
ライグが倒れた
エリオットへ生物レーザーを。
エリオットはそれを間一髪かわし
立ち上がった。
ライグへ蹴りを。
蹴りを受けたライグは後方へ。
エリオットへ右の正拳を。
「やるな。ライグ」
「貴様もな」
ヒーローはこうでなくては。




