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プロローグ

「はぁ・・・ようやく終わった・・・」


思わずそんな一人言がこぼれてしまう。

時刻はすでに日付変更ぎりぎりで、あたりは真っ暗だ。


俺、川崎蓮かわさきれんは深夜の道を歩いていた。

高卒で就職して早2年。

山奥に近い小さな旅館で働いているが、人手が足りずにサービスな残業ばかりの日々。


家は歩いて10分くらいの場所にあるが、この移動がまた面倒だ。

そもそも、明日も仕事でおまけに次の出勤まで、よくて5時間しかないので、帰っても寝ることしかできない。


だいたい、人手が足りないからって本来の業務以外の仕事の配分が多すぎるんだよな・・・


無意識にため息がでる。


「あーあ。このままトラックとかにひかれて異世界転移とかできないかなー。いや、するならこの容姿は嫌だし異世界転生かなー。」


そんなアホなことを言ってみて苦笑する。

ありえないからこそ、フィクションに夢をみる。

面倒な現実を捨ててありのままに生きてみたい。


そんな中二病的な考えをいだいて家に帰る。

家に帰り、最低限の準備をしてから眠りにつく。


「明日も仕事か・・・」


そんなことを思いながら睡魔に身を任せる。


ーーまさか、それが我が家での最後の睡眠になるとも知らずにーー

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