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やっと理解した

ある日、塾でクラスにサカナ先生が入ってきた。






サカナ先生の顔を見るだけでいろいろ考えてしまう。






彼女はいるのかな…。




結婚はしてるのかな…。




年はいくつなのかな…。









好きな人は…いるのかな…。






私がただ一つ理解していることは、








私は先生がすきだってこと。















これが初恋なんだ。


中3にもなって初恋はおかしいだろうか…。





いや、その初恋の相手がまさか塾の先生だとは誰も

思わないだろう。







これから先、この先生と生徒の壁を越えられるのか…などと


 考えていると先生はいなくなった。















「美織、おはよー」



「あ、おはよー…」




わたしがいつもどおりに戻ったことに安心したのか、

少し驚きの表情を見せている。




「美織?」



「…ん!?何?」




「ねぇ…」



「?」








「桐野先生って何歳だと思う?」



「へっ!?」





いきなりわたしからまさかサカナ先生の話をするとは

思ってもいなかった的な感じだった。






「んー…さんじゅう…ろく…くらい?」




「えええええええええええええええ?」



「なんでそんな驚くの…」




「そんな年には見えません!!」




「…じゃあ紗千は何歳だと思う?」





「んー…28くらい♪」








「いやいやいや!それはない!せめて30過ぎはいってるね!」



「最高30だよ!」



「じゃあ今度聞いてみよ!」




「うん☆」



そして私たちは桐野先生の話ばかりするようになった。













ある塾の日、、、、




代行で理科の授業がサカナ先生になった。



「えっ!?サカナ先生?」




美織と私は目を合わせている。





「はい、代行できました。桐野遥翔きりのはるとといいます」







(下の名前…遥翔っていうんだ…かっこいい///)





「えーもうすぐみなさん受験ですが!!理科頑張ってますかー?」






「もーそんなこといーから早く授業してよねー」



1人の女子生徒が言う。



正直ウザかった。





ざわざわ




「はーい静かに!理科、やっていきますから静かにー」




初めて受けるサカナ先生の授業だと浮かれながら

テキストを開く。




「物体と運動の力ですが…

  んじゃあ超カンタンサービス問題☆」






(サカナ先生ってやっぱかっこいいなー///)




「手に持ってるものを話すと落ちますね。この現象を―――…









橋本さん」








「えっ!?」




「なんといいますか?」





「えーっと…じ、じじじじ自由落下…?」





「そーですね。これは――――…」




(おおおおやばかったー…半分聞いてなかったwww)





当てられたが何故か嬉しそうな紗千だった。








そして家に帰って理科の勉強♪





そうして毎日毎日全教科勉強し、試験当日まで後3日。










(よし決めた…試験終わったら先生に告白するぞ…)




そう硬い決断を胸に試験に挑む。








試験まであと1日。




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