九、赤ずきん少女vsシンデレラ Revenge.
※ 前書きにて失礼いたします。
お気に入り登録をしてくださった一名の方、ありがとうございます。ぐだぐだなメルヘン世界へようこそ。
継続でお気に入り登録してくださっている方々もありがとうございます。
くだらない話を徹底的に意味もなく全力で貫こうとしてますので、最後までお付き合いくださると嬉しく思います。
地面に何かが転がっている。
勇者は声をかけてみた。
返事がない。ただの屍のようだ。
「――って、ちょっとぉぉぉ! 冒頭でいきなりドラクエ・ネタ吐くの止めなさいよ!」
セレアが瀕死の状態で辿り着いた教会では、仲間を蘇生させるか、宿泊代払って自分を回復させるかの究極の選択を迫られましたとさ。
「何の経験!? そんな体験したことないし! 童話にすごく関係ない話だよね、それ!」
セレアとお共三人と囚われの森の妖精は森の中を歩いていました。
セレアはびくりと身を震わせて、お空を見上げました。
「いきなり話戻してきたわね」
サラが何かに気付いて足を止めました。
「待って、セレア。地面に何かが転がっているわ」
「え?」
セレアは足元を調べました。
薬草を見つけました。
「なぜに薬草!?」
しかし仲間がいっぱいです。
「――って、なんで薬草がパーティ扱いされなきゃなんないのよ!」
セレアは薬草を捨ててしました。
すると突然、木の影から戦闘服に身を包んだシンデレラが現れました。
「お久しぶりね、セレア」
「――って、なんか久々の『いきなり超展開』!? 展開早くて誰もついていけてないんですけど!」
シンデレラはいきなり剣を構えて口撃してきました。
「色気も萌えも無い主役が、いつまでも中心で描かれると思わないことね」
セレアは八十の精神ダメージを受けました。
「くっ……! 嫌な敵が現れたものね」
六尺法師は逃げ出しました。
「――って、ちょっと!」
森の妖精が突然耳元でポエムを読み始めました。
「だぁもう! うっとーしいわね! 何なの、このまとめようもない展開は!」
セレアのテンションが上がりました。
案山子が死にかけています。
「ここは僕に任せて先に行くんだ」
「言葉と現状が矛盾してるんですけど!」
サラがセレアをかばうように立ちふさがりました。
「セレア。ここはあたしに任せて」
セレアはサラを止めました。
「いいえ、話を終えた貴方じゃ無理よ。彼女には敵わないわ。
今の彼女はこの九話のメイン――最強キャラよ。私のように、この物語のご都合主義を自由自在に操る権限を持っているの。その彼女に唯一対抗できるのは主人公である私だけなの」
「でもセレア。このままじゃ、あなたは主人公の座を失って――」
「大丈夫」
「ダメ」
サラはぷるぷると可愛く首を横に振りました。
「あたしがここで犠牲になる」
「サラ……」
「無駄よ」
シンデレラは二人の会話を遮りました。
「セレア。あなた、この物語の主役に向いていないんじゃなくて?」
「な、何よ、それ……どういう意味?」
シンデレラは意地悪そうに笑いました。
「あら。主役なのにまだ気付いていなかったの? この物語に隠された本当のテーマを」
「え……?」
ライバル新田玲蘭の口から告げれた衝撃の真実! どうする!? 瀬れあ! そして彼との恋の行方は!?
――次話へ続く。
「って、何なの!? この某月刊少女漫画的な終わり方は!」
※ 故障かな? と思ったら、まず以下の点をお確かめください。
1.更新が途中で止まってしまう。
高瀬が冬眠している場合があります。春までお待ちください。
2.ロードはできるが、キャラが正常な動作をしない。
予期せぬ展開になることがありますが、問題はありませんと言っておきます。えぇ。
3.そのネタはヤバいと思った。
最低の注意はしていますが誤った判断があるかもしれません。すぐにお知らせ下さい。
4.内容がもうダメだと思った。
手厳しい判断でお願いします。影で泣きますのでご心配なく。
5.この後書きは『くだらない』と思った。
正論です。故障ではありません。
他.上記以外の理由で正常に動作しない場合は、魔法をお使い下さい。その際のサポートは行っておりませんので、あらかじめご了承下さい。