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全能力者は風紀委員  作者: くらむちゃうだー
第四章 タイムリミット
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第四十一話 相談は大事

 帰宅後も大愛は魔具庫を使う練習を続けていた


『なんで…できないんだよ、普通は1時間くらいでできるもんらしいのに』


 自分に心の中で愚痴を吐きながらも諦めず、何度も何度もカサカサ動くだけの空のペットボトルを自分の魔具庫に入れようと諦めずに手をペットボトルにかざす。


 10分、30分、1時間とどんどん時間が流れていき気ずけば夜中の11時になっていた、流石の大愛でもここまで成長が無いと心へのダメージが大量に入りネガティブになってしまう。


 食事や入浴、軽い勉強などをこなして眠ろうと布団の中に入ってわずか1分後に部屋のチャイムが鳴る。


 こんな夜中に嫌がらせかなにかかと思いながらもそっと外を見ると昼間と変わらないいつものスーツ姿で洸沙であくびをしながら立っていた。なんだろうと部屋の扉を開けると、「話はあいつ(華廉)から聞いたよ少し歩きながら話さないか?」と言ってきたのだ。


 大愛はそれを承諾して部屋着のまま外に出た。


 その日は真夏の夜なのに少し肌寒かったが、大愛はずっと魔具庫のことを考えていたためあまり気にならなかった。


 歩いていって大愛達第六部隊の同期で、初めて仕事をした街を歩いている時ようやく洸沙が口を開けて話し出した


「なんだかもう懐かしいと思わないか、おまえらの初任務場所だぜ、俺は実際に出向いてないからよく知らないけど頑張ったってことは誰よりも知ってるつもりだ」


 大愛は少しだけ明かりが灯っている平和な街を見て少し表情をやわらげて少し考えた後に洸沙に今日あったことを話し出した。


「さっき華廉さんに話を聞いたって言ってましたよね、俺ついさっきまでずっとそのことについて考えてたんです、だって普通だったら1時間くらいでできるようになることをほぼほぼ1日やってもできなかったんですよ!笑っちゃいますよね、でもこの街見てるとなんか落ち着きましたなんでなんだろうな初めて仕事したところだからかな」


 長々と話す大愛に口を挟まずにしっかりと洸沙は聞いた、洸沙には大愛の言葉一つ一つに様々な思いが込められていると思いながらたくさんのことを考えた、大愛の話が終わって洸沙は軽くアドバイスをした


「自分のペースでやればいいし自分のやり方でやればいい、人はみんなそれぞれ色々あるんだよ、嫌いなことや好きなこと、得意なことに苦手なこと、あっていいんだよそれが人って生き物じゃないか?」


 大愛はそんな洸沙のセリフに感激を受けた、全くその通りだった、それにこの学園に入学してからはいつもそうだったことを忘れていた。


 最初に全能力者と言いつけられ研究所で魔術を学んででかい龍を倒し第六部隊に入ってみんなで初任務に出てボコボコにされて、テストではとんでもない点を出して、今こうして夏祭りに参加してる


「洸沙さん、ありがとうございました俺いっぱい工夫して少しずつ着実に()()()()()()で絶対に魔具庫を使えるようにしてみせます!」


 そして軽い世間話や他の悩みなどを話して部屋に戻って寝ることにした


 この一件をきっかけに大愛は大きく変わることができると思い希望を持って笑って洸沙に手を振り別れを告げた。


 洸沙は大愛と別れたあとに街の小さな公園の池近くでとある人物とあっていた


「おつかれ〜呼び出してごめんな〜でもお前なら来てくれると思ったよ、華廉さんよ」


 そこにはいきなり夜中に呼び出されて機嫌の悪そうな華廉が立っていた


「手短にしてくれる、一様言っとくけど今はプライベートの時間なの、そんな時まであんたみたいなのと居たくないのよクズ」


 洸沙は華廉の用事など全く気にせず池の水を眺めながら缶コーヒーを飲みながら聞いてくる


「大愛を1日見てみてどうだった?今日は魔具庫の使い方とあんたとの剣術勝負をやったって聞いたんだけど」


 華廉は大愛について思ったことや今日のことを簡単に応える


「剣術に関してはなかなかに上出来と思ったしもっと鍛えがいがありそうだと思ったわ、けど魔具庫はダメね私から見るにセンスが無いのが1番だけど、第一に自信を持ってやれていなかったと思うわ、そこさえ何とかなればあれの性格的にすぐにでも何とかなりそうよ、それと全能力者としてはよく分からなかったわだって初めてしっかり関わったもの」


 そう応えると洸沙はその話を楽しそうに聞いていた、華廉が帰っていいか聞くとそれに素直におおじてそのまましばらく池の夜景を眺めなていた。

今回は洸沙が大愛の背中を押す回でした、あとなんだかんだいって呼んだら来てくれる華廉は優しいですね

次回もぜひ読んでください!

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