表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全能力者は風紀委員  作者: くらむちゃうだー
第三章 神様からの愛
37/46

第三十六話 岩を押そう!

「うおぉぉーりゃー!」


 大愛が精一杯の力を込めて岩を押した、岩の形が丸型に近いため押すのは思ったよりも簡単かに思っていたのも束の間、なんと大愛よりも先にスタートしたであろう人が上の方から転がり落ちてきていたのだ。


 大愛は驚きのあまり体勢を崩してしまい、岩と共に転がり落ちてしまった。


 下まで落ちていくと響也がお茶を飲んでいた、落ちてきた大愛に気づくと近寄ってきて話し出した。


「ふふふ、最初の方は意外と簡単?と思っただろ、まぁ安定していけば簡単なんだけど上から落ちてくる人とか岩とかにぶつかったりしなければね」


 大愛はその時思った、


『これが岩の試練の難しいところ、障害物は運良く進んで行ければほぼ無いけど、運が悪ければ人や岩が大量に転がり落ちてくる、この試練の障害物はこの試練の参加者だったんだ…』


 もう一度大愛は覚悟を決めて岩を押し始めた、周りには上の方から転がり落ちていく人や大愛と同じように岩を押すもの、そして少ないが頂上に到達し喜びを叫ぶ人がいた。


 やはり最初の方は順調に進むが上に行けば行くほど、山は急になり疲労は増していく。


 ペースはどんどん落ちているが、少しづつ少しづつ山を登っていくと、山の途中で自分の魔術で作ったであろう木の床で小休憩をとっている人がいたのだ、確かにルールに魔術を使ってはいけないとは書いていなかったので大愛も木と氷で簡易的な床を作り小休憩を挟んだ。


 小休憩をもう少しで止めてもう一度山を登ろうとしていると大愛の元に岩と男が転がり落ちてきた、大愛は咄嗟に魔術で男と岩がころがってくるところに木を生やした。


 男は大愛に感謝を伝えてお礼に水の入ったペットボトルをくれた


「転がってくるところを助けてくれたお礼だよ、お互い頑張ろう!」


 そう言うと男は岩をまた押し出した。


 男から貰った水を飲んで大愛はもう一度踏ん張って岩を押した、すると何故か先程よりもスムーズに岩を押すことができたのだ。


 山はどんどん急になって、登りにくくなっているはずなのに何故かきついと感情すら出てこなかったのだ、上の方から人や岩は落ちてくるが大愛に向かって落ちてくることはなかった。


 そしてとうとうペースを崩さずに山を登りきることに成功したのだ、頂上に着くと岩は自然と消滅し周りには休憩所と下に戻るワープポイントがあった。


 少し休憩をして下に戻ると、響也が手を振っていたのだ。


「だいぶ早かったね、長い人だとこれに1日かかる人もいるんだけど大愛は3時間くらいで降りてきたよ。」


「じゃあ最後のスタンプをあげるね」


 そう言って大愛のスタンプカードに最後のスタンプを押してくれた。


「ありがとうございます!」


 するとスタンプカードの文字の書いていない欄から文章が原理はよく分からないが陽気な音 (イメージはパッパパーンみたいな音) を立てて上がってきたのだ、文章を読んでみると「入り口の自販機のお札を入れるところにこれを入れてね☆心火と水愛」とメッセージのように書いてあった。


「行ってあげてね、あの子たちなりに頑張って考えたことだからさ」


 そうニコッと微笑んで言われたため大愛も笑って頷き入り口に戻り自販機の前に立った。

次回で第二、三部隊の夏祭りも最終回です!

もしかしたら四部隊からは4章の話になるかも?

とりあえず、次回もぜひ読んでください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ