第三十一話 プールの中には
「おぉー!大愛起きたー!」
大愛が目を開けるとそこには第三部隊 部隊長である水愛が見下ろすように立っていた。
大愛が目覚めたのは炎の道を走り終えてから1時間後で思っていたよりも時間が経っていないことに驚いたが、それと同時に以前よりも自分の耐久力と薬を飲んだといえど回復力が上がっているのに衝撃を受けた。
「もう大丈夫か?大丈夫だよな!次はあたしのとこに来るんだもんな!」
水愛は大愛の返答を聞くより前にどんどん話を進めてしまうが、実際そこまでもう辛くは無いため「大丈夫ですよ」といい立ち上がると水愛が手を引っ張って次のスタンプのあるところに連れていきながら話を始めた
「ほーちゃんが大愛を引きずってきてくれたんだよ〜途中で他のお祭りに参加してくれてる人に見つかって担いで貰ったんだって、それでたまたま暇してたあたしのとこに来たって訳!」
水愛のまさかの説明にびっくりしながら『どうりで背中が少し痛いと思ったら…』と考えながら心火のことをほんの少し恨んだ。
大愛は水愛に次はどんなことをするのかを子供に話しかけるように聞いてみた、すると水愛は自信満々に腰の位置に手を当てて説明をはじめた
「次にやるのはねぇ〜簡単に言えばお宝探しだよ!おっっっっきなプールに宝物が落ちてるからそれを拾うんだ!」
そんなこんなで話をしながら歩いていくとちょっとした建物の奥にそれらしいものが見えた、それは話しぶりと一つ前の炎の道を見てきて思った通りにやっぱりかと言うようほど大きなもはや海と言った方が正しいようなプールが広がっていた。
「プールの中にはあたしも分からないけどお魚さんたちいたはずだから、まぁ大丈夫だと思うけど気をつけてね!あたしはあそこでみんなを待ってるから!お宝!持ってきてね!」
さらっと大事なことを言って去って行った水愛について『なんだか心火さんといい水愛さんといい、分からない人だな…』
そんな風に考えているとプールから「ギャァァァン」と鳴き声が聞こえてプールの方に振り向くとそこには、まるでアニメの中の湖のヌシのようなものが水面を跳ねていたのだ。
幸いにもその時プールの中に入っている人はいなかったので大事にはならなかったが、人がいたら確実に事件になるような程だったので本当に良かったと言える。
それを大愛の他に見ていたものが何人かいたが、その中に一人建物の上からプール以外のものを眺める者がいた
「あれが大愛、やっと見つけた…あともう少し」
その男には誰一人として気づいていなかった
今回は次回の導入みたいな感じの話でした〜
ちなみに一応言っておくと水愛が会話の中でほーちゃんと呼んだのは姉の心火のことです、逆に心火は水愛のことをあーちゃんと呼びます
そして最後に出てきた謎の男は…
次回もぜひ読んでください!




