第二十四話 雷の特訓
大愛の前方にいた老人?は立ち上がり近寄ってきた、その瞬間大愛はとんでもない魔力を感じた、大気が雷で揺られ他属性の能力者たちでは立っているのすらも難しいような程だった。
大愛はギリギリのところで立っていられたが実際のところいつ膝から崩れ落ちてもおかしくなかった。
老人?が目の前までやってくると先程までの現象は収まり老人?は話し出した
「よく来た!全能力者の少年!やはりわしの魔力にも耐えおったわい!見たか世子よ!雷の魔力を極限まで育成させたわしの30%の力の魔力を大気中に広めた魔術を耐えるとはなぁ!わっーはっはっはっはー!」
そう話かけられた世子はその言葉を無視して老人?の紹介を始めた。
「大愛君、この方が第一部隊のトップを務められている雷電東郷さんだ、東郷さん自己紹介をお願いします」
そうこの老人?が第一部隊のトップであり実質的な風紀委員会の権力を握っていると言っても過言ではない雷電東郷その人だったのだ、あまりの緊張で大愛は少し震えていた
東郷は大愛が震えているのに気づき「怖がらんでもいいぞ」といい自己紹介を始めた
「わしは第一部隊、部隊長を務めておる雷電東郷じゃ!今日からお主が来るとお主のとこの隊長から連絡があってな、心待ちにしておったんじゃよ、他の部隊にも行くんだとは思うが少しの間でも共に特訓ができることを楽しみにしとるぞ!ではよろしく頼むぞ」
そう言って東郷は大愛に手を無理やり掴み握手を交わした。
すると世子がタイミングを見計らって東郷と大愛に声をかけた
「それではそろそろ祭り…雷の特訓に向かいましょう、この円の中にお入りください」
と魔術によって生み出された円の中に入るよう言って大愛と東郷が入った瞬間その景色は一変して東郷と出会った和室から先程の祭り会場に変わっていた、先程と変わったことは他にもある先程までここの会場には誰もいなかったがそこには十数人の風紀委員がいたのだ、なんとその中には見覚えのある顔もあった、そうそれは電透だった、電透も大愛の存在に気づき近寄ってきた
「おう大愛、補修終わるの早かったな、まさか最初に来るのがここだとはね…まぁなんにせよ一緒に頑張ろうぜ」
そう言うと周りがざわめき始めたそこからは「あいつ第六部隊のあいつの友達かよ」「噂によるとあの全能力者らしいぜ」「うわマジかよ関わらないでおこ」などと大愛たちに対する罵倒の数々が聞こえてきたが電透は無視するように伝えた。
そこに世子が「静粛に!」と声を上げた後に東郷が話を始めた
「今日もしっかり各自いつものように取り組むように、わしに直々に見てもらいたいならいつでも呼んでくれよ!ではそれぞれ頑張るように、解散!」
そう言って夏祭りこと雷の特訓は幕を開けた
どんなことをやろうか迷っていると電透が大愛に声をかけてきた、その内容は今から東郷にちょくせつ稽古をつけてもらわないか、というものだった。
大愛はそんなこともできるのかと思いながら電透の提案を受け、他の風紀委員の人が東郷に見てもらっているのが終わるのを待つことにしたが、いくら待っても東郷は終わらない次、次と別の人のところに行き稽古をつけている、このままだと何もしないで終わってしまうと考えた大愛は電透にまさかの提案をした
「電透!お互いに稽古をつけ合わない?普通に戦うだけだけど、これでも十分稽古になると思うんだ!」
そう予想外のことを言われた電透は少し考え込んだあと何もしない訳には行かないのでそれを受諾した
電透と大愛がお互いに距離をとり、稽古が始まった
今回から夏祭りがしっかり始まりました。
今回の話で東郷が行った大愛が立っているのがやっとな魔術はあの場にいた世子にとってもかなりきついものでした、彼は雷の能力者では無いのでね。
次回も是非読んでください!




