第十五話 圧倒的な力
「ここまでよく耐えたな!全能力者の新入り!」
大愛が目線をやった先には、パンフレットで見た第四部隊の隊長である希咲華廉と副隊長の西湖道が立っていたのだ。
大愛が突然の第四部隊のトップの登場に驚きを隠せずにいると、道が大愛の救いの手を拾い上げて安心させるように言った。
「あとは俺たちに任せて欲しい、では隊長お願いします」
「わかってるわ、この魔人少なく見積ってもレベル8と言ったところかしら…」
「隊長じゃあ勝てないと?」
「ふっ冗談言わないでくれる、このくらい」
華廉がふっと、微笑み前身を始めた、華廉の目が透き通ったような鮮やかな緑に輝き出していて、魔術によって出てきた緑に輝く刃の薙刀の魔具を構えて囁くように静かに言った
「聖なる光を灯す」
「華灯」
その一撃は花吹雪が舞うように美しく、桜の花びらが風に吹かれ地に落ちるように一瞬の剣術だった。
気づいた頃には魔人の体は上下にパックリ真っ二つになっていて、それには斬られた魔人本人もすぐには気づく事が出来ず反撃をしようとした時ようやく自分の体が切断されている事に
気づいた。
「まさか…この…私が…」
そして少女によって産み出された魔人の姿は消えた。
あまりにも一瞬の出来事に大愛は圧巻され時が止まったようになっていると道と華廉が大愛のことを気にせず何気ない会話を始めた。
「隊長任務終了お疲れ様です♪これから一杯どうですか?」
「あんたバカなの?魔物達を出し続けた女の子を第五部隊に連れてかなきゃだし私はもう帰るわ、飲みたきゃ一人で飲んでなさいってもう飲んでるじゃない!」
大愛はせめて少しでも感謝の気持ちを伝えるために残っている力を振り絞って立ち上がり話しかけた
「あっあの!ありがとうございます!」
「早くここから仲間を連れて立ち去りなさい、あんたたちのクソ隊長なら本部にいるわよ」
その言葉を最後に2人はその場を後にした。
その後少し経ってから魔物の気配が無くなったことに気づいた咲綾がやってきて2人で3人を連れて本部に戻った。
本部までは大愛が自己回復をして蓮哉を担ぎ咲綾が残りの2人を超の能力で浮かせて運んだ
本部では洸沙が待っておりすぐに全員救護室へと連れていかれ最低1ヶ月安静にしなければい
けなくなった。
今回の魔物を生み出していた女の子は無事華廉によって第五部隊 (救護班)に送られ、現在は魔力が暴れないように制御されているらしい。
これによって大愛達第六部隊の同期5人の初業務は終了した。
数日後、風紀委員会の本部ではとある会議が開催されようとしていた。
第二章完結!ここまで見て下さりありがとうございます!
今回は第六部隊メンバーの魔術レベルを簡単に紹介します!
大愛 全能力=1 蓮哉 氷=6 水=3
電透 雷=7 咲綾 超=9
凛奈 木=6 洸沙 毒=8 風=5




