第十四話 勝ち目の無い戦い
大愛が仲間に追いつくとそこには血を流して倒れる仲間と先程までにはいなかった明らかに只者では無い魔人がたっていたのだ。
「大愛…、魔具は…は使えたのっ、か?」
ボロボロになり倒れる仲間を見て大愛は震えてしまうが眼前に立つ魔人の前では弱音を吐いている場合では無いことを自覚し、勇気を出し
て倒れる仲間に声をかける
「蓮哉!無理しないで電透も凜奈も少し動かないで!」
「黙れ、クソ全能力者!俺らが動かないでこいつをどうするってんだよ、このままだとガキも取り込まれて終わりだぞ!」
『そうか、風紀委員に来る前に研究所で日下部さんに教わったっけ超属性の魔術には魔物とか生み出す力があるんだっけ魔人は早く倒すか手懐けないと最悪の場合魔術師本体が取り込まれる可能性があるんだった』
超属性の特性と女の子の今の危険な状況を把握してなるべく最善の行動をしようとする
「でも!、一旦回復して欲しい!俺が回復の魔術を使うから!」
大愛はそういうが電透と凜奈は従おうとしない。
「誰があんたの魔術なんかに回復されなきゃいけないのよ…それくらいなら…自分で…」
「おめぇに借りを作るくらいなら俺はこのままやるぞ…」
「2人とも…」
「とりあえず…戦うんだ、戦わなきゃあの子が取り込まれてしまう!それに咲綾のおかげでここまで来れたんだ!俺たちはここに何をしに来た!?ここに現れる魔物を倒して夜の街の風紀(平和)を守りに来たんだ!みんな女の子を救出するのが最優先だ!いいな!」
大愛の思いは届かずそのまま、戦いは続行されることになり魔人との4対1の構図が出来上がるが相手は魔物ではなく魔人、意志を持って動く魔物の上位互換だった、いくら4人でそう攻撃
を仕掛けても戦闘経験の差で勝負にならない。
「デスサンダー!!!」
「リーフブレイブ!!」
「フローズンスピアー!!」
「うぉぉぉ!フレイムブレイド!!」
4人で同時攻撃を仕掛けるが魔人は全て受け止めてしまう
「ふん…貧弱…」
その後も様々な攻撃を仕掛けるがどれも魔人にまともなダメージを与えることはできない、それどころか戦局が魔人側に傾いていくのは誰が見てもわかる事だった
その時蓮哉が言った
「クソ、こうなったらあれを…」
蓮哉がやろうとした事に対して電透と凛奈が絶対に使わせまいと余っている力を込めて止め
る
「バカかお前!あの技は禁断だぞ!絶対に使わせない!」
「そうよ!あの技は絶対ダメ!何考えてるの!」
3人が言い争っている中魔人が攻撃を仕掛けてくることに気づいた大愛が魂を込めて叫ぶ
「みんな避けろ!!」
だがそれを大愛が叫び蓮哉たちが行動に移すまでにはあまりにも時間が足りなく魔人の禍々しい紫や黒に光る魔術は放たれていた
「遅い、邪光」
大愛以外の3人はしっかり避けきることが出来ず魔人の魔術を諸に受けてしまい完全に気を失ってしまった
「残りは…お前…だけか…」
「クソ…もう俺がやるしか…」
大ピンチの状況に残された大愛は震えながらもバサラに魔人の対抗になると思った光の魔力を溜め込み始めたその時背後から明らかにレベルの違う2人の大人の気配を感じ取りその内の1人の男が大愛に向かって言った
「ここまでよく耐えた!全能力者で第六部隊の新入り!」
目を向けるとそこには希望が見えた気がした。
今回も読んで下さりありがとうございました
今回は今作で初めて魔人が登場しました、召喚魔人の為名前はありません。
次回大愛の前に現れた2人の正体とは!!!
ぜひ次回も読んでください!感想などお願いします




