第十三話 魔物の正体
咲綾の魔術により少しずつだが魔物を倒せるくらいには戦えるようになった。だがいくら倒しても魔物の数は増える一方だった…
「クッソいくらやってもキリがねぇぞこれじゃエスパー女の魔力も持たねぇぞ」
「だからってどうすればいいのよ、魔力がやばいのはあいつだけじゃないのよ」
電透と凜奈が言い争いながらも魔術を出し戦うがどれだけやっても戦局は変わらないどころかさっきと同じように押されてきている、その時蓮哉は戦いながらも考えていた
『いくらなんでもこれはおかしい、こんなにやっているのにますます増える一方…はっ!まさかこんな単純な理由なのか!?』
蓮哉はとっさの考えを4人に伝える
「みんな!もしかしたらこの魔物を生み出している奴がいるのかもしれない、それ以外にこんなに出てくる理由が考えられない!」
「だからもう一度みんな集合しよう!」
「チッ、しゃーねえこのままだと魔力が底を着いちまう」
「まぁ、それが普通よね」
「わかったよ蓮哉!」
「う、うん…」
そして全員が集合する
「まず魔物についてだがどの魔物もそこそこの強さを持っているし量も多い、とりあえずこっちによってこないように氷で壁を立てておいたけど、いつ壊されてもおかしくない」
「で、どうやって魔物を生み出してる奴見つけるの?」
魔術や魔物に対する知識が他のメンバーよりも乏しく詳しくなかった大愛が問う
「そっそれは私が…」
「そうだな認めたくねぇがこれはエスパー女にしかできねぇ仕事だ」
「頼んだわよ咲綾」
「うっうん任せて…頑張ってみるよ」
そして咲綾の雰囲気が少し変わり、目の色が薄紫色に輝く
「完全探知魔法発動!」
魔物を生み出していた犯人はすぐに見つかりその正体に咲綾は言葉を失った
「…あっ!いた!魔物を生み出してる人!えっえっとあれ?小さい女の子?小学生くらいの、泣いてる?」
「はぁ?ガキがこいつら出してるってのかよ!?クソムカつくなぁこの野郎!」
その瞬間、さっきまで黒かった電透の黒目が雷のような黄色に輝き大気が揺れる
「迅速!」
さっきまでもすごかったが今回はそれをも凌駕するほどの驚異的なスピードで敵陣に電透が突っ込んで行った。
「あいつ、もう魔力がほとんど無いのに、無理させるわけないでしょ!」
その瞬間、凜奈の目も電透の目が黄色に灘たのと同じように大自然のような緑色に輝く、そしてポケットから小型のナイフのような魔具を取り出して電透を追うように敵陣に向かって走り出す
「強化魔術、大草原!」
ナイフに緑が集まりそ凜奈はそれを器用に扱う
「じゃあ俺もっと言いたいところなんだけど、大愛これを、」
蓮哉が見覚えのある刀を渡してきた
「これは…?」
「洸沙さんから渡してくれって言われてたの今思い出してね大愛、第六部隊に来た時自分の魔具持ってきてなかっただろ?」
「あっそういえば、ずっと俺普通に戦ってたじゃん…」
「お前にはこれが合ってるんだろ、もう少し!みんなで頑張ろう!」
4人で敵陣に思い切り突っ込むと魔物は先程よりのも速いテンポで消えていく、電透の雷、凜奈のナイフを使った攻撃とサポート、蓮哉の氷と水の魔術、だが大愛はその猛攻についていけていなかった。
「なんでだよ、どうして魔術をまとえないんだ!?最近は別に魔術使ってなかったしさっきの攻撃でもあんまり使ってないのに…」
魔術を纏えないとどうしようもないことと奮闘しているとも魔物が攻撃をしてくる
「くっ、クソォォォ」
だが攻撃は当たらなかった、理由は簡単だった大愛には分からなかったが目が燃え盛るような炎のように赤く輝き、そこには以前よりも灼熱を纏う刃が生えていたからだ
魔物が消えていくと同時に炎が消えていく
「あっ、あんなに強く纏えたのなんて初めてだ…こんなことしてる場合じゃないみんなに加勢しないきゃ!」
大愛は仲間の背中を追いかける
今回の話では魔術を出すと目がその魔術の色に変わるという現象が起きましたが、まずこの現象を【開眼】と言います。
開眼はいつもより強い魔術を出す簡単に言えば魔術の消費スピードを上げてより強い魔術を短時間で出しているということです。
より強い魔術師ほど上手ーく開眼を使いこなすことができます。
今回これで以上です、ぜひ次回も見てください!感想やレビューもお願いします。




