旧校舎の神田先輩
興味を持っていただきありがとうございます!
7000文字程度の短編です!
神田先輩には頭がない。すらりと伸びた首の上には何も載っていなくて自由そうだ。顔がないから表情はわからないが、いつも微笑んでいるような気がする。そんな雰囲気の人だ。人ではないか。
僕は神田先輩に恋をしている。
旧校舎で誰かに挨拶をされたら必ず相手の顔を確認してから返事をしなければならない。
たまに頭のない幽霊が出るから。
もし相手に頭がなかった場合、挨拶を返してはならない。挨拶を返してしまうと取り憑かれ、その日から7日間夢を見る。頭のない男に「頭を探してください」と言われる夢だ。頭を見つけられないまま7日目を終えると、死ぬ。
これは僕の高校の七不思議の六つ目の話だ。
僕が神田先輩に出会ったのは夏休みのことだった。オカルト研究部の集会があって登校した日、うだるような暑さの日だった。早く着いたから部室近くの旧校舎との渡り廊下をぶらぶらしていた。外はあんなに暑かったのに旧校舎は案外とひんやりしていた。そんなとき、声をかけられた。
「こんにちは」
耳の中を滑り落ちるようななめらかな声だった。反射的に挨拶を返す。
「あ、こんにちは」
相手の顔を見る。いや、見ようとした。そこにはあるはずのものがなかった。僕はそこに釘付けになった。
「そんなに見つめられると照れるな」
相手の声で我に帰る。
「すみません!」
失礼なことをしてしまった。
「いや、いいんだ。怖がられるより全然いい」
彼はほっとしたようにそういった。
「あの、あなたは……」
「ああ、俺は神田。まあ幽霊かな」
「あ、どうも。僕は坂本、人間です」
そこまで言うと神田……先輩?はハハハと笑った。
「よろしくね人間の坂本くん」
これが僕の一目惚れの顛末だ。
「暑いねえ坂本くん」
僕は窓をガラガラと開けながら言う。
「幽霊でも暑いんですね」
「意外と不便なんだよ幽霊も」
確かに神田先輩の首筋には汗の玉が浮いている。本当に暑いんだ。またじっと見つめていたことに気づいて視線を逸らす。
「最近誰も挨拶を返してくれないんだ。前は何人かは気づいてくれたんだけどな」
神田先輩は雑談のように言い出す。
「七不思議のせいですよ」
「七不思議?」
僕は七不思議の六つ目の話を話して聞かせた。
「えーそんな怖いことしないよ!」
「でも結構広まっちゃってますし……」
「そっかあ」
神田先輩は少し寂しそうだ。
「いいじゃないですか僕が雑談でもなんでも付き合いますよ」
「……ま、そうだね」
神田先輩がニッと笑った気がした。
七不思議の六つ目を作ったのは僕だ。
◇ ◇ ◇
「ねえ聞いた? 一組の沢木幽霊に挨拶しちゃったんだって」
「うそ本当にいるの? 冗談でしょ」
「ほんとだって!『もう三日目だ』ってブルブルしてたもん」
「こわー」
「はーい、ホームルーム始めるぞー」
大変なことになった。
僕が作った六話目の七不思議は広まってはいたものの、実際に被害が出るなんて思ってもいなかった。それがここ数日で数人、挨拶をしてしまったという人が出ている。それだけならまだしも、僕が尾鰭としてつけただけの夢(「頭を探してください」と幽霊に言われる夢)も実際に見ているというのだ。最初は思い込みでそんな夢を見たのかと思ったがどうやら違うらしい。
僕は昨日、一人目の被害者である一組の沢木に話を聞いた。
沢木敏彦の話
なんだよ真面目な顔して。そんなまじになる話しか?はは、死ぬなんて嘘だよな。嘘だよな?お前にいっても意味ないか。俺はおととい旧校舎に行ったんだよ。技術室に用事があってな。その途中でこんにちは〜って声をかけられたから返事したんだよ。それだけ。相手の顔も確認しなかった。先輩の誰かだろと思ったんだ。だけどその夜からあの夢を見るんだ。「頭を探してください」の夢な。不気味だよ。どこ探してもねーし、見当もつかねー。俺まじで死ぬのかな?
沢木の様子からして嘘は言ってないようだった。だとしたら本当に神田先輩がやっているのだろうか?僕は昼休みに旧校舎に向かった。
「神田先輩!」
「おお、坂本くん。こんにちは。そんなに急いでどうしたの」
「神田先輩、あの」
「まあ、落ち着いて」
神田先輩に椅子を勧められて腰を下ろす。いつもの神田先輩だ。人をとり殺すような怪物じゃない。
「七不思議の六話目って覚えてますか?」
「あの怖い話だろ。覚えてるよ」
「あれが実際に起きてるんです」
「え!なんでまた」
神田先輩の反応で安心した。やはり犯人は神田先輩じゃなかったのだ。
「なんででしょうね」
僕は人心地ついた気持ちで椅子に座り直した。
その安心が覆されたのはその日の夜のことだった。
あの夢を見た。
「頭を探してください」
「え、神田先輩?」
「頭を探してください」
自室にいる神田先輩は同じ言葉をラジオのように繰り返している。
いつも神田先輩と対峙している時にような安心感や高揚感はなく、ただ焦燥感だけが全身を覆う。なるほどこれは怖い。頭を探さなければ、と謎の使命感に突き動かされながら僕は部屋中をひっくり返して隅々まで調べた。頭はない。
目を覚ますと汗をびっしょりとかいていた。部屋は当たり前だが整然としたままだ。
「頭を探してください」
その声だけが耳に嫌に残っていた。
◇ ◇ ◇
僕は学校に行ってすぐ三年二組の教室に行った。ここ数日の出来事について相談するためだ。
「すみません、牛久さんいらっしゃいますか」
「うっちー? おーいうっちーお客さんだよ」
「わたし? おや幽霊部員の坂本くんではないですかおはようございますちょっと失礼」
牛久先輩は一息にいうと教室を出てきてくれた。
「どうかしましたか?」
「あの。七不思議のことで相談があって」
「七不思議について!興味深いですねえ是非とも相談に乗りましょう今日の放課後でいいですかな」
「あ、はい。ありがとうございます」
牛久先輩はオカルト研究部の部長で色々な怪異について詳しい。父親が民俗学の教授ということも影響しているらしい。
とりあえず当てができたことで一安心する。
そして放課後、僕はオカルト研究部の部室に直行した。
「……というわけなんです」
「ふむふむ、怪異の変質ですね」
「変質?」
牛久先輩は僕の話を聞くとすぐに何やら聞き慣れないことを言った。
「怪異は変質するのですよ坂本くん。菅原道真が怨霊から学問の神になったように。八尺様が恐怖の対象からえっちなお姉さんになったように!」
息巻いていう牛久先輩に問いかける。
「それで、どうしたら元に戻せるんですか?」
「まずは変質した怪談を解決しないとだね」
「解決……」
「簡単なことだ!頭を見つければいい!坂本くん、その頭なし幽霊の頭はどこにあるんだい?」
「わかりません」
「そうかではさっそく……え!わからないのかい?」
解決しそうだと思った矢先振り出しに戻ってしまった。どうして僕は六話目を作ってしまったんだろう。そんなの理由は簡単だ。神田先輩を独占したいからだ。でもなんであんな物騒な話にしてしまったんだろう。こんなことになるとわかっていれば……
「くん……坂本くん!」
「わあ!はい!牛久先輩!」
「ぼーっとしている場合じゃないぞ。わからないなら探せばいいのだ。そこでだ」
牛久先輩はニヤッと不気味な笑みを浮かべた。
「神田先輩とやらを紹介したまえ!」
「はーっ楽しみだ!この目で怪異を見られるなんて!坂本くんも水臭いじゃないかそういうことならまずこのオカルト研究部部長、牛久りさに相談してくれないと!」
牛久先輩はウキウキとした様子で僕の後をついてくる。対して僕は足が重く、一歩一歩踏みしめるように歩いていた。
神田先輩を紹介することになるなんて。一番避けたかった結果を自分で招いたわけだ。僕はバカだ。そんな自責の念に苛まれながら僕と神田先輩がよく集まる空き教室の前についた。
「ここです、先輩」
「おお坂本くん遅かったね。そちらは?」
「三年二組牛久りさです!よろしくお願いします!」
「よろしく牛久さん」
あまりに普通の邂逅だった。
「単刀直入に聞きますが神田さん。あなたの頭はどこにあると思いますか?」
牛久先輩はすかさず本題に入った。
「頭ねえ。気づいた時にはなかったからなあ。どこにあるんだろう」
神田先輩はほおを掻くように首筋をぽりぽりと掻いた。
「むむむ。心当たりだけでもありませんか?思い出の場所とか、逆に嫌いな場所とかは」
「思い出の場所かあ」
牛久先輩は矢継ぎ早に質問する。僕も聞いたことがないような話を神田先輩に聞くのをなんだかもやもやした気持ちで眺めていた。
「そういえば一条川の河川敷で遊んでたような気がする?」
神田先輩はうんうんと唸った後にそう言った。一条側とは高校近くに流れる川でそこの河川敷はしばしばやんちゃな生徒の溜まり場になっている。
「これは貴重な情報ですねそうと決まれば早速行きましょう!」
両手を振り回さん勢いで牛久先輩がいう。僕たちは連れ立って一条川に行くことになった。
「なにか思い出しますか?神田先輩」
「うーん。うっすらとした記憶だからなあ」
僕と神田先輩は川を眺めながらぼーっと立っていた。牛久先輩はというとちょこまか動いてところどころを観察している。しばらくそうしていると牛久先輩が戻ってきて言った。
「特に手がかりはないですねえ夢の中で探さないとダメなんでしょうか。神田さん、他に思い出すことはありませんか?」
「うーん」
神田先輩はまたうんうん唸っている。僕は手持ち無沙汰になって石を拾って川に投げた。ぽちゃん。跳ねることなく水中に落ちていった。もう一つ投げる。ぽちゃん。石の落ちたところから水紋が広がっていく。
「アイス」
ぽつりと聞こえた。
「アイスを食べてたんだ。近くの……なんとか商店で買った」
「近くの商店といえば五十嵐商店ですね!いってみましょう!」
牛久先輩はなんだか楽しそうだ。
「おばちゃーん、アイスくださーい」
「はーい。二つで三百円ね」
「ありがとうございます」
着くなり牛久先輩はアイスを買っていた。自分が食べたかっただけじゃないのかと思ったけど奢ってもらったので何も言わなかった。
「神田さんはなにをよく食べていたんですか?」
ソーダ味のアイスを齧りながら牛久先輩が尋ねる。
「あずきバー」
「渋いですねえ」
なんとなく意外な答えで笑ってしまった。ただただ楽しいやり取りなのに、僕の心中はなんだかもやもやとしていた。その気持ちにもっと向き合っていればよかった。
「今日の調査はこれにて終了ですね」
牛久先輩がいう。
「わたしの方でも対処法は調べておきます坂本くんも夢の方で進展があったら言うように!」
そう言うわけでその日は解散した。
「頭を探してください」
またこの夢だ。
「頭を探してください」
繰り返す神田先輩を置いて靴を履き、玄関を出る。神田先輩の思い出のある場所に頭があるかもしれないからだ。
学校へ向かう道を歩いていると牛久先輩に出会った。
「牛久先輩!」
「おや坂本くんではないですか奇遇ですねえわたしも夢を見るようになってしまいましたこうなったら一緒に探しましょう!」
「はい!」
牛久先輩もいることで恐怖感が少しマシになる。早くこんな夢を終わらせないと。
まずは学校前の五十嵐商店の周りを探す。夢の中ではしんと静まり返っていてあの暖かい雰囲気がなかった。アイス売り場の中を覗くとあずきバーがびっしりと並んでいた。
「うわ」
少し気味悪く思いながらも、神田先輩は喜ぶんだろうなあなんて考えた。
「ここにはないようですね」
牛久先輩を見て頷く。次は一条川だ。
河川敷は暗いが川はかすかに光っていて、朝早くのような明るさだった。牛久先輩と手分けして辺りを検分する。草の中に空き缶やタバコの吸い殻や雑誌はあれども頭は一向に見つからなかった。
「うーんないですねえ」
「みたいですね……」
いいところまで行ったと思ったばかりに落胆が大きい。また出発点に戻ってきてしまった。
「まあなんとかなるでしょう!坂本くん明日もよろしくお願いしますね」
そう言って牛久先輩は帰ってしまった。僕はと言うとあの部屋に戻りたくなくてなんとなく川を眺めていた。手持ち無沙汰で石を手に取る。投げる。とっとっとっぽちゃん。石は何度か跳ね返りながら水中に落ちていった。もう一度石を投げる。とっとっとっぽちゃん。神田先輩のことを考える。このもやもやした気持ちはなんだろう。僕はその場に座り込んだ。
ジリリリリリ
「っは」
朝だ。また汗をびっしょりかいている。シャワーを浴びてから学校に行こう。
「ありませんでしたねえ」
「なかったかあ」
僕たちは旧校舎の空き教室で頭を抱えていた。神田先輩もなんだか残念そうだ。
「大量のあずきバーはありましたよ」
「えっなにそれ。いいなあ」
案の定な神田先輩の反応に少し気が抜ける。
「ほかに心当たりはありませんか?」
牛久先輩が問う。
「うーん。他に覚えていることは特にないなあ」
「そうですか……」
教室は沈黙に包まれる。それはそうだ。夢の末路は死だ。僕がそう決めたんだ。改めてなんてことをしてしまったんだろうと思う。僕自身はこの際どうなってもいいが、牛久先輩や他の人たちが死んでしまうのは嫌だと思った。どうにすることはできないものか。
そのときあることに気づいた。
神田先輩は学校に出る幽霊なのだから学校にヒントがあるのではないか。思い出の場所は商店と河川敷。そこには神田先輩以外にも誰かが居たのではないか。それが神田先輩の頭の行方に関わっているのではないか。
そんなことが一挙に去来した。もやもやの正体はこれだったのだ。神田先輩といっしょにいたはずの「誰か」の存在。それがこんなにも複雑な気分にさせる。僕は神田先輩にも牛久先輩にもなにも言わないままその日は帰った。
「頭を探してください」
またこの夢を見る。この神田先輩は神田先輩であって神田先輩ではない。
「頭を探してください」
壊れたラジオのように繰り返す神田先輩をベッドから見上げる。探してきますよ、神田先輩。
その前に。
「好きです。神田先輩」
これだけは伝えたかった。
「頭を探してください」
決して伝わらないだろうけれど。
僕は靴を履いて玄関を出た。懐中電灯を忘れずに持つ。今日は牛久先輩には出会わなかった。僕としては都合がいい。今日行くところは決まっている。学校だ。
学校はどこも暗く、静まり返っていた。自分の足音ばかりが響き渡る。
カツン。コツン。
恐怖というより諦観が強かった。これでこの夢は終わる。その末に神田先輩はどうなってしまうだろう。今と変わらなければいい。なにも覚えていない神田先輩のままがいい。しかしそうはいかないだろうと思った。
教室を一つ一つ確認していく。まずは三階の一年生の教室から。六つある教室を全て見渡す。なにもない。一階降りて二階の二年生の教室。全て見渡すがなにもない。最後に一階の三年生の教室へ。僕は重い足を引き摺るようにして一つ一つ確認した。そして三年四組の教室にそれはあった。窓際の真ん中の席の机の上に、花瓶のように静かに置いてあった。不思議と恐怖や不気味さはなく、ただ静かだと思った。近づいてみるとその頭は彫刻のように沈黙している。高く通った鼻梁。整った眉。目は切れ長で長いまつ毛が伏せられていた。唇は薄く、肌は抜けるように白い。手を伸ばす。長めの黒髪に手があたる。その髪はまだ生きているかのように瑞々しかった。
「頭が見つかりました」
「わっ」
自宅で棒立ちしていたはずの神田先輩が出現してそう言った。それ以外のことはなにも起こらず、僕は机の上の頭を眺めながら過ごした。
そのうち朝が来るだろう。
ジリリリリリ
パチン
目覚まし時計を止めて目覚める。眠気は全くなかったがシャワーを浴びたい気分だった。それでなにか自分のドロドロした感情を洗い流したいと思った。
◇ ◇ ◇
「ねえ聞いた? 一組の沢木学校戻ってきたらしいよ」
「よかったじゃん」
「『死ぬかと思った』ってヘラヘラしてたから元気そー」
「結局夢のやつ?どうなったの」
「なんか急に見なくなったらしいよ『頭が見つかりました』って言って消えたんだって」
「えーすご。誰か解決してんじゃん」
「ねー」
「はーい、ホームルーム始めるぞー」
僕が作った七不思議の六話目は一応の解決を見せたようだった。あれでよかったのだ。僕は早く神田先輩に会いたい。
放課後、旧校舎に向かう。神田先輩がいないのではないかと一抹の不安があった。それを振り払うように頭を振って歩を進める。空き教室の前に着く。ドアを開ける。
神田先輩は、いた。
空き教室のソファの上には僕が見つけた頭が乗っていて、転げて横を向いていた。神田先輩は窓の外を見ている。
「神田先輩」
「坂本くん、こんにちは」
いつもの神田先輩だ。だけどなにかが違う。なにが違うのかわからなかったけれど。しばらくの沈黙。
「坂本くんが見つけてくれたね」
「え」
「俺の頭」
神田先輩はこちらにきて頭を持ち上げる。質量はないのか軽々と持ち上げられたそれは僕の方を見ていた。
「夢の中のこと、知ってるんですか」
「なんとなくね。意識はあったよ。制御はできなかったけど」
「そうですか」
また沈黙。
「言いたいことがあるんだけどいいかな」
「言いたいことって?」
神田先輩は言いづらそうに頭をいじる。その動作になんとなく察しがついてしまう。神田先輩の過去の話。神田先輩の過去に存在した「誰か」の話。聞きたくない。
神田先輩が息を吐く音。
「好きって本当?」
「聞きたくないです」
「え?」
「え?」
とたんに神田先輩から悲しげなオーラが漂ってくる。
「違うんです!勘違いしてて!」
「勘違い?」
心なしか声にも元気がない。
「はい!神田先輩の過去の話をされるのかと思って聞きたくないって言ったんです!もう一度言ってください!」
「やだよ!」
「お願いします!」
お願いします、やだよの押し問答の末、やっと神田先輩は小さい声で言ってくれた。
「好きって本当かい?」
「本当です。好きです。付き合ってください」
「な、……幽霊だけどいいのかい?」
「神田先輩と付き合いたいんです」
「ふーん。ま、いいよ」
神田先輩の声音はなんだか嬉しそうだった。
旧校舎で誰かに挨拶をされたら必ず相手の顔を確認してから返事をしなければならない。
たまに頭のない幽霊が出るから。
もし相手に頭がなかった場合、好きな人を思い浮かべながら挨拶をすると成就する。
これは僕の高校の七不思議の六つ目の話だ。
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