串カツ
大阪の新世界
ミナミと天王寺の間にある昭和感満載のディープな場所です
子供の頃は大人と一緒でないと行ってはいけないと言われ
大きくなっても通りを歩いている人と目を合わせてはいけない!なんて言い伝えがありました
ほんまかいな?
まあ、大阪人でも、それもアクの強い?南大阪人でもあの独特な雰囲気は身構えるものがありました
また、その雰囲気が大好きでハマる人も多かったのが事実です
それで現在は環境も整備されてハマる人が増えすぎて観光地になってしまいました
それはそれで南大阪人の私は違和感があるのですけどね(笑)
夏など新世界界隈をタンクトップ&短パンで金髪の外国人のお嬢さんが歩いているのが異様で仕方がない
こんな所に何故いるのだ?
それが正直な感想です
西成区の萩之茶屋商店街を通り北東側の出入り口がある山王の交差点を渡ると、新世界エリアに入るのですが、まずは高架下には不思議な出店がありまして、これ売り物なのか?なんてものが並んでいるんです
買う人がいるんかいな?
そしてそこを冷やかしながら通り過ぎると、昔からある有名な串カツ屋さんが2軒と将棋道場の「三桂クラブ」があるのでしたが・・・
この串カツ屋さんも元はほんとおっちゃんらが立ち飲みで機嫌ようしてはったのが、今や若い女性まで行列を作るようになっています
三桂クラブは昭和の名人坂田三吉さんが通っていたことで有名になりいまは藤井七冠ブームもあって賑わっていますし、外から中の対局を眺める人だかりまであったのですが・・・残念ながら2024年6月30日を持って約80年の歴史に幕を下ろされました
そしてそこを抜けると新世界のメインエリアの入るのですね
新世界は1912年(明治45年)に初代通天閣と遊園地ルナパークの開業を契機に誕生したらしいのです
そりゃ古い街ですよね
今は遊園地の名残もありませんが、現在も通天閣は賑わっていますね
展望台にはビリケンさんもおられます
いまや空前の串カツブームですが、やはりこの新世界が火を付けたと言っても過言ではありません
全国各地に新世界とか大阪串カツ〇〇みたいな名前を付けたお店が展開されていっています
これ本当に、ビールと共に食べると最高なのですよね
一本ずつだから満足するまで自由に注文できる
そして付け合わせのキャベツが無料おかわり自由というのがこれまた心をつかむ
串カツを食べる時の有名なルールがありますよね?
「ソースの二度漬け禁止!」
これは絶対に守らなければならない掟です
これを守れない人は串カツ屋さん入店禁止ですわ
共用のステンレス製のトレイ、その容器にソースが入っていて、そこにまずドボンと漬けてから食べる
そりゃその食べ残りをもう一回ソーストレイに入れたら怒られますわな!
いくら怪しい人達?が集結するお店でもこれだけは徹して守られています
さて、コロナ禍の頃はまず飲食店に人が来なくて大変でしたし、お店も三密対策に追われていました
そんな中、串カツ屋さんでは「ソースの二度漬け禁止!」でないところが増えたのです
え~?それはヤバいやん!時代に逆行しているぞ!
と思うでしょ?
いえいえこのステンレス製のソーストレイが撤去されたのです
ソースはソース差しが置いてあってそれを串カツにかけながら食べるというものです
まあ、仕方がなかったのですが、寂しい限りでした
あの、ソーストレーにドボンと漬けるのが串カツの醍醐味なのにね
現在は戻ったようですけどね
そう言えば・・・長い間串カツ食べていないなぁ
ビールと共にと言うのが最高だけど、串カツ定食もうまいのよねぇ
串カツ食べたい・・・あの長いアスパラ食べたい(笑)