表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

傍観者じゃ無くなった

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

自分と似たようなキャラを好きになる。

そうじゃなくても似ていく。

そう言うものです。

近年、小説、漫画、ネトゲのストーリー等々、質の良い物語が展開されているが、基本的に感情移入はしないように心掛けている。大局的かつ俯瞰的に、傍観者の様に終わりまで見届ける。

そのせいか、世間一般で人気となるキャラであっても、そこまで推さない事がままぁある。

一つ注意点を述べておこう。決してそのキャラを嫌いだとか、興味が無いとかそういう訳では無いのである。ただ熱狂的に心酔する事が出来ないだけである。

だから、何時もこうやって、人気の理由を探す。

近年、動画サイトでは実況というジャンルがある。自分でプレイして、その時思った事を口に出しながら進行していく。心情を交えながら。

私が分からなかったキャラの魅力を、皆が好きな理由をこうして学んで行く。そうして、推せなかったキャラを推せる様にしていく。


「この人の実況、面白いんだよね。熱狂的にキャラを推してるから、何処か魅力なのか全部口に出してくれる」

熱量の高い人が好きだ。熱意を持ってる人が好きだ。感情移入して、そのキャラを大切に思っている人が好きだ。私の知らない世界を教えてくれる。補ってくれる。

私がそう呟くと、彼女は僅かに口角を上げて問い掛ける。

「自分が見た時には推そうとは思わないの?」

「理解出来なかったから、こうしてるの」

運命に抗う姿は素敵だと思う。自己犠牲精神は美しいと思う。全てを投げ打ってでも、何かを守りたいと思うのは、敬意を向けるに値する。でもなんでこんなに人気なのか分からない。全く分からない。

「貴方、ストーリーを読んで感情が動くことはあるの?」

「一度だけあったね。一度だけ。

頑張ってきたのに、何処にも救いのない物語だった。報われない話だった。それでも、何時も通り傍観者気取りで見過ごしていたの。でも……何時も見守ってくれる保護者キャラを見たら、肩の荷が降りたの。あぁ私、安心したんだって思った。

その時だけ。たった一度その時だけ。私は傍観者じゃ無くなった」

そう言うと、彼女は軽快にころころと笑う。一頻り、満足するまでそうした後、彼女は涙を拭いながら、こう言った。

「貴方が愛して止まない、あの子みたい。推しに似るって本当なのね」

近年は質の良いストーリーが様々な媒体で展開されてますが、出来る限り感情移入しないようにしてます。

というか、ピントがズレてるので、出来ない事が多いんですよ。


なので、コメント欄見て、自分が違和感覚えたら、実況者の動画みて、何処が魅力か、沼ったか、確認しながら履修していきます。

画面の中に限っては、好きな理由も一緒に話して下さるので、感情的で熱量の高い実況者の方々が好きなんです。

そうなると理論的に理解が可能になるんですよ。


自分と似たようなキャラを好きになる。

なんてよく言いますが、実際そうだと思った話。

推しの疑似体験が出来るのは、いい事ですよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ