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第1話:出会い

キーンコーンカーンコーン。


「あっ夢。私席着くねっ」

と佑が席へと向かった。


今日も一日平凡に終わるんだろーな。

なんて思っていた。

担任が入っていつも通りな日々だった。

やっぱりまだ中学生になりたてな私達。

やることと言えば、生徒手帳の写真撮影。クラス写真。などなど。

案外忙しい。


いろいろしているうちに時間は過ぎていった。


「さようなら〜」

「はいっさようならっ」

担任と挨拶をし、皆それぞれ教室から出ていく。

「じゃっ!夢!私拓也と帰るからぁ」

「はあいっばいばぁい」

なんて元気の無い挨拶。

あっ拓也というのは佑の彼氏。

佑は小学校から付き合ってる。案外長い。

私はゆっくり帰る仕度をしていると、皆帰ってしまいクラスは私一人。

私はなんとなくで窓へと向かった。

「眺め最高だな〜」

なんてのんきな事を言ってると…

後ろから、

「まだ帰ってないの??」

と言われた。

「あっすいません。すぐ帰りますっ」

と頭をペコリと下げ顔を上げる。

そこには、青年(?)が立っていた。

「あっあの…」

「あっ一年生だもんねっ知らないかぁ〜。僕は英語の教科担任の深澤 恭輝!よろしくっ」


「あっ…えっとぉ。先生だったんですかぁ」

「よく言われるんだぁ(笑)子供ぽいでしょっ!

僕っ(笑)」


ドキっ

なんだ…私…

なんか胸が痛いっ


「あっすいませんっつい…同級生かなぁ〜って」

「いいよっ全然ってかなんか話さない??」

「えっあっいいですよっ」

私はその〜深澤先生とお話をした。


学校の事とか

友達の事とかっ

「あっもうこんな時間になっちゃったぁ!!送るよっ」

「えっあの…いいんですか??」

「だって僕が話したかっただけだしねっじゃあ靴箱の前で待ってて」

「あっはいっ」


私は靴箱へと向かった…。

何っ

なんなのよ。

この胸の痛みはっおかしいしっ

私っ!!


なんて考えてたら、いつの間にか靴箱に着いていた。


「おーいっこっち、こっち!!」

「あっ!!はいっ」


先生に案内され車に乗りこんだ。

黒色で、男の人が乗りそーな車だった。

「あっそいえばっ名前何!?」

「あっ夢です。中村 夢。」

「へー。夢かぁ〜可愛い名前だねっ」


ドキドキ…


「夢って呼んでいい?」

「あっいいですよっ全然!」

「分かった!じゃぁ早速。夢さぁ〜家案内してねっ当たり前だけど先生、夢ん家わかんないからさっ」

「あっはいっえっとここ右ですっ」

「はぁいっ」


まだ着かないでっ

なんて思ってる私はおかしい??


「着いたっゴメンねっ今日はとめちゃって」

「いいですよっ私、深澤先生と話してて楽しかったし。」

「本当にっ??また話しかけてよっ僕も話しかけるからさっ!!相手してくれよっ(笑)」

「はいっ(笑)じゃあまた明日っさようならっ」

「うんっBYE-BYEっ」


深澤先生の車が消えるまで私はずっと見ていた。


ガチャっ


ドアを開ける。

また現実へと引き付けられそうになったけど、先生を考えると、なんか違う私が居た。

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