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第1話:俺の属性は世界で一つのようだ

俺は佐藤真斗20歳の大学生である。

最近の異常気象により、現在大学は休校になり、ただ毎日だらけた生活をしているのだ。


「まさと〜スーパーでお肉買って来て〜」


「バカ!ニュース見てないのかよ!昨日から今年最高の豪雨だぞ!!!」


「いいから早く行きなさい!ご飯作れないでしょうが!」


「まだ子どもが食べてるでしょうが!!みたいに言うなよ〜」


「はーやーくぅ〜」


「はいはいわかりました。」

相変わらずの母ちゃんだな


(ガチャ)

(ピカ!ゴローン!)


うわ〜、雷もすげーな酷くならないうちに急ぐか。





その時、光と共に強い衝撃が身体を走った...


目の前が今まで見たことのないくらいの光に包まれた.....


なんだ?!.....


もしかして雷に撃たれたのか?!?!...

じゃあここは天国なのか?それにしても全然痛くないなぁ...って!

こういう時はもうちょい深刻になった方がいいだろ!


でもなぁ、なんだか眠くなってきたな....どんどん沈んでいく...


「アハハ!」

「きゃー!!!可愛い!!!!」


ずいぶんと騒がしいな...




「おぉ!目を開けてるぞ!!」

「本当よぉ!!!可愛いわねぇ!」


...だ、誰だ!この人達!騒がしすぎる....


見たこともない2人の男性と女性が俺を見下ろしている...って!


な...何で俺はこんなに小さいんだ!これじゃあまるで赤ちゃんじゃないかぁ!どう言うことだ?!



状況を整理するに、俺はこの人達の子供になっちまったようだ。


「よーしおいで〜可愛いな〜ママ似かな?」


「そうねぇ、とても大人しいわね〜。あら、

この子の胸のところにアザがあるわね、何かの病気じゃなければいいけど〜。」


「大丈夫さ、この子は強い子だ!...何たってママと俺の子なんだからぁ〜」


この男の人(お父さん)は元気で、女の人(お母さん)は随分と優しそうだ。



この人達が俺の両親って事なのか..でも何で俺は前世を覚えているのだろう。



まぁ、新しい人生を歩むのも悪くはないか。


「これが俺の新たな物語だ。」


3年後


俺は3歳になっていた。

まぁ中身は23歳なんだがな、まず第一にわかったことがある!

ここは俺が元いた世界とは別物のようなのだ...


お父さんが言うには、この世界には5人の神がいて火・水・土・風そして光の神様達がいるそうだ。

それぞれの神様達は属性を持ち自分の国を作り自分の賢者たちに恩恵を与えたという。

その恩恵はそれぞれの神様が持つ属性の魔法を使えるらしい...つまりこの世界は...


魔法の世界のようなのだ....


「おーい、カムイ〜マキ割り手伝ってくれ〜」


「はーい」


カムイとはこの世界での俺の名前だ。

正確には「カムイ・シン」と言う。


俺はもっとこの世界について知る必要があるようだ...

何せ、アニメや漫画みたいに魔物倒してヤッター!展開なんてものがあるのかもわからないのだから。


「ねぇ、お父さん僕らはどの属性なの?」


「ん?...どの属性って...無属性だけど?」


「ん???無?無属性?...だってお父さん神様の恩恵がどうとか言ってたよ?」


「それは国の人間だけさ〜俺達にはないよ」


「国って、ここも国じゃないの?」


「いや、ここは国の外にある村だ!」

「いいか〜?この世界にはなぁ〜」

火の国「エンリエル王国」

水の国「スイカイ王国」

土の国「ドリカム王国」

風の国「フーディン王国」

そして、光の国「コウワ王国」

「が!あるんだ!、この村はフーディン王国とコウワ王国の間って所だなっ!」

「おかげで魔物にも度々村の人が襲われて困ってんだよぉ〜」


「ゲッ!、やっぱり魔物いんのかい。」


だから恩恵もないって訳か...無属性だと魔法も使えないのか?魔物もいるとなると魔法があれば何かと便利だと思うんだけどな.....


「なら国に行って恩恵を貰えに行けばいいんじゃないの?そうすれば魔法を使えるよね?」


「恩恵を貰えるのは魔法力の高い貴族達だけさ〜、中でも光魔法は魔法力がすごく高くなければ恩恵を貰えないんだよ、ケチだよなぁ?!」


そうだったのか俺の属性は(無)つまりただの人間って事になるのか。


「なんだ、カムイ〜ステータスを見てないのか〜?まぁ見ても俺たちには無縁だかなぁ〜」


(ダハハハハ!)


ステータス?この世界にそんなゲームみたいな要素があるのか?ステータス...この右上のやつかな...



・属性:雷

・スキル:ライトニング


おぉ!なんか出たー!属性....雷??!!お父さんは雷属性の事は何も言ってなかったけど...


「お父さん属性って雷的なものってある?」


「そんなものあるわけないだろ〜、ほら!マキ割るぞ!!」



どうやら俺は常識的にはありえない世界で一つの属性を持っているようだ...

たくさんの方に見ていただけるとうれしいです!

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