あしたへ贈る歌3
新学期が始まり数週間。二葉亭学園では二年生の修学旅行の日が近づいていた。新人教師として引率することになっていた雪春は、腹黒生徒会長に対する様々な不安と、初めての遠出にわずかな期待を抱いていた。しかし旅先でまたもや事件が発生。いい加減このパターンには慣れてきたが、今回はなんだか幸太郎の様子がおかしいような?女生徒の謎の視線、同僚の突然の接近を避けつつ、歌に込められたヒントを元に雪春は京都の街を駆け巡る。*この物語に出てくる音楽の解釈は個人的なものです。こんな考え方もあるなぁぐらいの軽い気持ちでお読みください。