表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

*第5話*

前回の話でアルトん家に泊まる事になった私は、今はお風呂に入ってます。




あっそうだ。満月の日に外に出ちゃいけないって理由、まだ説明してなかった。




それは、ヴァンパイヤが出るから。



満月の日になると、「夜の国」にいるヴァンパイヤがいっせいに飛び出してきて、夜の空を完全に埋めてしまうほど、沢山のヴァンパイヤが飛び交うのだ。




それから、ヴァンパイヤに血を吸われないように、家の中で窓をきっちりしめて、寝ていなさい。と言われるようになったんです。





私もかつてその被害者。



あれは、私が5歳の時…



アルトとメイサとの3人で楽しく遊んでいた日、私たちはいつの間にか森の中に、迷いこんでしまった。



~13年前~


メ「あると~!ここどこ?」



ア「わからない。まよっちゃった…。」




ル「もうでられないの?」




ア「だいじょうぶ。きっとおうちのひと、みんながみつけてくれるよ。」




メ&ル『うん…』



しばらく私たちはあるいていたけど、出口は見えそうになかった。





メ「あっ…まんげつ…!。」




ル「まんげつ?じゃあ、きょうはおばけでるよぉ~。」




ア「うん。はやくかえらないと…」





バサッバサッバサッ!





ル「はねのおとっ!」




ア「ばんぱいやがちかくにきてるのかも!」




メ「おそわれる~!」




ア「あっ!あそこにあながある!あそこにかくれよう!」





そうして私たちは近くにあった洞窟へ身を隠した。




ル「まっくらだょ~…」




ア「だいじょうぶだよ。こわくないよ。」




メ「なんかでそうだよ。」




作者Β:そうして3人は洞窟の奥深くへと進んだ。





ア「ふぅ…。ここなら安心じゃないかな。」




ル「うん。」




メ「あかりない?くらくてよくわかんないや。けっこうあるいたのはわかるけど…」




ア「う~ん。ないや…。」





ポワン……




Β:周りが明るくなった。ルチアが魔法で明かりをだしたのだ。




ア「ありがとう、るちあ。」




私たちは、ただ黙って座っていた。ヴァンパイヤに見つからない事を祈りながら…




メ「いま、そとはどうなっているんだろう…」




ア「わからない…。」




ル「わからない…。」





……………………。




ア「もういないかな。ばんぱいや…。」




ル「う~ん…。そと、でてみる?」




メ「でも…もし、まだいたら…。」




ル「でもいつまでもここにいたらかえれないよ。いこう?」




ア「いこうか。」




メ「うん…。」




そうして私たちは外に出てしまったのだ…。

この先にある危険に気づかずに…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ