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抹茶小豆の○○文字小説

200文字小説 恐怖の拳

作者: 抹茶小豆

水守中也先生の「かりんとうが怖い」を読んで無性に書きたくなった作品です。

「お……お兄ちゃん、やめて」

追い詰められた妹の膝が、情けないほどに震えている。

兄は残虐な笑みを浮かべて、まるで狩りを楽しむかのように、一歩また一歩と部屋の片隅に追いやられた哀れな妹に近づくいてゆく。

「逃がしはしないさ」

蒼白に歪む妹の表情。

「やめて、来ないで」

ゆっくりと恐怖の拳が掲げられる。

「いやあああああ」

部屋に妹の絶叫が響き渡る。

悪しき封印の拳が、妹の顔面で解き放たれる。


――――握りっ屁――――


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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは^^ 僕は握りっ屁が下手だったのですが。 なんであんなに勝ち誇った顔ができるのか。 羨ましかった記憶があります。 あ、小説の感想じゃないか^^;
[一言]  うひー。 助けてー。  最初は、なんだろう?兄弟げんか?お兄ちゃん乱暴者?なんて思いましたけど…。やられたー。  面白かったです。ちょっと涙目だけど…。  焼き芋の美味しい季節はもう少し…
[一言] 気長に待っていた甲斐がありました。 面白かったです。 抹茶小豆先生のオチには、毎回意表を尽かされ、大好きです!
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