初めての村‼
滅茶苦茶下手くそ文ですw
分かりづらいかもだけど暖かい目で見てくれると嬉しいよ!!
翔「はっ!?」
翔は勢いよく目を覚ます。
翔「あれ?ここどこだ?」
俺は周りを見渡す。
どうやら小屋?家?のような所にいるようだ。
翔「どういう事だ?俺はゴブリンシーフとの戦いで毒を受けたはず。でも、体は大丈夫だな。」
翔は腕を動かしながら自分の体を確認する。
だが、毒所か傷すら綺麗サッパリなくなっていた。
翔「まあでも、助かったんだよな?そりゃ良かった!!」
そう言いながら背伸びをしていると、
扉が開かれる。翔は咄嗟に【異次元収納】から剣を召喚し、構える。だが、空いた扉から1人の少女が入ってくる。
翔「女の子?」
少女「あっ!!」
少女は一言だけ残し、そそくさと部屋を去っていった。
俺は気になりながらも周りを見渡す。
翔「小さい家だ。民家とかかな?俺がここに居るってことは、多分ここの人達に拾われたんだな。
だったら感謝しないとな。」
そんな事を考えながら俺はベットに腰をかける。
そしてふと気づき俺は【異次元収納】を開く。
翔「そういえば結局あの後開けられなかったゴブリンシーフの【ランダム・ボックス】今の内に開けとくか。」
俺はランダム・ボックスを開く。
いつも通りメッセージウィンドウが開かれる。
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以下の選択肢から1つ選んでください。
1、ゴブリン・ダガー
レア度★
種類:武器
説明
ゴブリンシーフ等がよく使うとされる短剣。
毒が塗り込まれており、
切った相手に毒を付与する。
軽く振り回しやすいが、脆く刃こぼれしやすい。
2、鎖帷子
レア度★★
種類:装備
説明
上半身につける装備。
鎖でできており、普通の鉄製装備の中では軽め。
だが、防御力もそこまで高くないため、
過信しない方がいい。
3、【短剣術Lv1】
レア度★★★
種類:スキル
説明
短剣の扱い方が上達する。
短剣を使用する期間が長い事に
スキルのレベルが上がっていく。
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翔「お!出てきた。ってかゴブリン・ダガーもあるじゃん!!ってえ?レア度★?嘘つけ、ゴブリンいっぱい倒してるのに1個しか出てこなかったぞ!!」
翔(やっぱり倒すモンスター事で出てくる物も変わるのか?そして同じアイテムでも倒すモンスターによってレア度が変わるって事か。)
翔「まあ、ゴブリンダガーはもう持ってるし、それよりも、スキルの方がいいよなぁ。」
俺はスキルを選んで、決定を押す。
暫くして、俺の体が光に包まれる。
翔「お!来たきた!!早速短剣試してみるか!!」
俺はゴブリンダガーを握り、軽く振り回す。
それは先程までのぎこちない振り方とは違って、
綺麗に素早く振り回せるようになっていた。
翔「やっぱスキルって凄いな、レベル1でこんなに扱いやすくなるのか。これレベルMAXとかどうなるんだ?」
そんな事を考えながら俺はゴブリンダガーを【異次元収納】に戻す。
それと同時に、家のドアが開かれる。
そこに目線を移すと、先程来た女の子と、1人の大人の女性が立っていた。
???「あっ、目が覚めましたか?」
そう言いながら駆け寄ってくる女性。
翔「ああ、すまないがここがどこか教えてくれないかな?」
俺は女性に向かってそう言う。
女性は微笑みながら説明し出す。
???「ここは、【ラムール】という村です。
近くに【ルーの迷い森】の近くにあります!!
私は《ティファナ》。こちらは妹の《フィアナ》です。」
翔「俺は翔。山内翔だ。よろしく頼む。」
俺とティファナは握手をする。
それから俺は話を切り出す。
翔「俺、森で倒れてたはずなんだけど、
誰がここに連れてきたかわかる?」
ティファナ「ええ。最初に見つけたのは、うちの妹のフィアナで、この村に連れてきたのは、村のハンターさんです。」
翔「そうなのか。フィアナちゃんも見つけてくれてありがとうな。」
俺がフィアナにそう言うと、フィアナは照れながら
フィアナ「フィアナいい子だからこれくらいお易い御用だもん!!」
と言ってくる。可愛いなぁ、と微笑んだ後、
俺は歩き出す。
翔「そのハンターさんにも感謝を伝えたい。
どこにいるのか分かるかな?」
ティファナ「なんなら一緒に行きますか?村を紹介がてらに。」
翔「じゃあ頼むよ。」
そして俺とティファナ姉妹は家を後にするのだった。
村を少し歩いて気づいた事がいくつかある。
それは村が小さい事だ。
村をいくつも見てきた訳じゃないが、これは流石に小さすぎるだろと言うほど小さい。
それに人も少ない。
俺はティファナになんで人が少ないのか聞いてみた。
ティファナ「前は持っといたんですけど、最近はみんな別の場所に行っちゃいました。」
翔「なんでだ?」
ティファナ「最近、この村の近くに【キラーベアー】が出現したそうです。」
翔(いかにも強そうな名前だな。)
ティファナ「最近ではそいつの目撃情報や、被害情報が後を経たず、この村の人も何人か殺されました。」
翔「確かに、そんな奴が近くにいるんだ。
いつ襲われるか溜まったもんじゃないな。」
ティファナ「ええ、それで怖くなった人達は村から出ていくのです。」
翔「アンタは出ていかないのか?」
ティファナ「出ていこうにも、私たちだけじゃとてもこの外を出歩けません。」
翔「でも、森にはいたんだよな?倒れてる俺をフィアナが見つけたって言ってたし。」
ティファナ「その時はたまたまハンターさんが一緒に着いてきてくれていたから外に出れていたんです。」
翔「なるほど。」
翔(キラーベアー、見た事はないが明らかにヤバめのモンスターだろうな。こりゃ俺も下手に手出しは出来ないな。)
フィアナ「お兄ちゃんは冒険者なの?」
翔「まあ、みたいな物だな。」
フィアナ「って事は強いの?」
翔「まあまあだろ。」
フィアナ「ドラゴン倒せる?」
翔「無理だ。」
フィアナ「じゃあオーガは?」
翔「どうだろうな?戦ってみないと分からないな。」
フィアナ「そうなんだ〜。」
そんな事を話しながら歩いていると、
ティファナが静止をかける。
ティファナ「あの人です。」
ティファナが指さす方向を見ると、
ガタイのいい青年が立っていた。
翔(うわっ!?凄い体格いい人だなぁ。
今の俺でも勝つのは難しそう、、、。)
ティファナ「ロイドさ〜ん!!」
ロイドと呼ばれる男はゆっくりとこちらを振り向く。
ロイド「おお!ティファナ!!元気か?
フィアナも来たのか?っと、後ろの奴は森で倒れてた男かw!!」
翔「俺を助けてくれたんだろ?感謝しに来たんだ。」
ロイド「わざわざ律儀な奴だなw別に気にしなくていいぞ!!困った時はお互い様だしなw」
翔「そういう訳にもいかない。何か困った事とかないか?俺が出来る事ならなんでもするぞ。」
ロイド「そう言われてもなぁ、だったら今から近くのモンスターを狩りに行くんだ。
アンタも手伝ってくれ。一応戦えるんだよな?」
翔「まあ、ある程度は戦えるはずだ。」
ロイド「じゃあちょっと試させてくれ。」
そう言われて俺は疑問符を浮かべる。
翔「試すって何するんだ?モンスターを何匹か倒すとか?」
ロイド「いや、それより簡単な方法がある。俺と手合わせをしよう!!」
ティファナ「えっ!?ダメだよ!!流石にロイドは強いのに!!」
ティファナはすぐさま止めに入る。
ロイド「安心しろよ。別にガチの殺し合いって訳じゃない。あくまで力を見るだけだ。直ぐに終わる。」
ティファナ「でも、、、。」
ロイド「それに、あいつもやる気みたいだぜ。」
そう言われてティファナは翔の方を見る。
翔は棍棒を素振りして準備をしていた。
ティファナ「翔さん!!」
翔「えっ!?なっ、なに?」
ティファナ「やめといた方がいいですよ!!
ロイドはこの村で1番強いんですよ!!
それに前は冒険者をやってたんで技術も高いんです!!」
翔「へぇ〜。」(体操中)
ティファナ「なんでまだ準備してるんですか!!」
翔「いいじゃねえか。そんだけ強い奴なら俺の成長にも繋がるし、それに、俺としてもロイドの実力見てみたかったし。」
翔(今の俺はゴブリンシーフ一体と同等程度。
そんな俺が今ロイドと戦えばどれだけ出来るか、
試してみたい、、、なんか俺異世界来てから戦闘狂みたいになってるな( ̄▽ ̄;)。)
ロイド「いいねぇ、やる気あるやつは好きだよw
じゃああっちでやろう。」
そうして俺はロイドについて行く。
ティファナは不安そうに、フィアナはウキウキで着いてくるのだった。
~空地~
ロイドは拳をポキポキっとならせている。
武器を持っていない感じおそらく、拳で戦うタイプなんだろう。
翔は棍棒を肩に担ぎロイドをみつめる。
翔(武闘家みたいな感じか、武器を持ってないならリーチでは勝ってるだろう、
だが、問題はアイツの身体能力だよなぁ、足だって速いだろうし、)
そんな事を考えてると、ロイドが声をかける。
ロイド「そろそろ準備良いか?始めるぞ?」
翔「ああ。大丈夫だ。」
翔(取りあえずは出来る所までやるか‼)
ロイド「じゃあ、、、ティファナ‼合図を頼む。」
ティファナ「良いけど、、、手加減してよ?」
ロイド「分かってるって、頼む。」
ティファナ「じゃあ行くよ‼、、、はじめ‼」
その言葉と共に俺は【瞬足】を使用し、一気に走り出す。
ロイドは構えを取り、俺を見つめている。
翔が勢いよく棍棒を振り下ろす、、、が。
それをロイドは片手で軽々と受け止める。
翔「なっ⁉」(片手でかよ!?)
ロイド「良い攻撃だ‼見所があるぜ‼」
そう言いながら、ロイドは拳を握り締め、
勢いよく俺に殴りかかってくる。
俺は避けるため、棍棒を離し、【瞬足】で一気に後ろに下がる。
ロイド「お‼あれを避けたか‼凄いけど、武器を離してよかったのか?」バキィ‼
ロイドはそう言いながら棍棒を片手で握りつぶす。
翔(ああ、新品の棍棒が、、、まあ後、6本あるからいいか。)
俺はそう言うと【異次元収納】から新たな棍棒を取り出す。
ロイド「‼」
ティファナ「えっ!?何もない所から武器が!?」
ロイド「成程。おもしれえ‼次はこっちから行くぞ。」
ロイドのその声に合わせて、俺は棍棒を構える。
ロイドが一気に地を蹴り走り出す。
その一瞬でロイドは俺の眼前に現れる。
翔(速っ!?)
ロイドが拳を振りかざし、攻撃してくる。
俺は棍棒で攻撃を防ぐが、その一撃で棍棒が壊れ、飛ばされる。
翔「ぐっ、」(凄い威力だ!?ゴブリンやライトウルフとは比べ物にならねえ‼)
俺はどうにか着地し、再び新しい棍棒を取り出す。
翔「残り五本。」
俺はさらに【瞬足】で走り出し、ロイドに攻撃を仕掛ける。
だが、やはりロイドに簡単に受け止められる。俺は【異次元収納】からブラットバットの血を
ロイドにかける。
ロイド「うわっ!?」
ロイドが動けなくなった瞬間に、俺はもう一本の棍棒を取り出し、勢いよくロイドを殴り飛ばす。
ロイド「ぐっ!?」
ロイドが飛ばされたのを確認し、俺は【瞬足】でロイドについていく。
ロイドはキレイに着地し、拳を握りこむ。
俺はロイドの顔めがけて棍棒を振り下ろす。
ロイドも拳を打ち込み、二人の攻撃が交差する。
俺の棍棒が壊れ、俺は吹き飛ばされる。
翔(後三本。こんな戦い方普通は出来ねえよ‼そろそろ勝ちに行く‼)
翔はさらに棍棒を取り出す。
ロイド「お前一体何本棍棒持ってるんだよ‼」
翔「何本だろうな‼」
翔は棍棒を思いっきり投げ飛ばす。ロイドはそれを殴り壊す。
次の瞬間、ロイドに激痛が走りだす。
ロイド「ぐっ、お前!?」
翔「吹き飛べ‼」
いつの間にか翔はロイドの懐に入り込み、別の棍棒で
腹を殴っていた。
翔はそのまま棍棒で殴り飛ばす。
ロイドは後ずさり、翔は再び棍棒で殴ろうとする。
だが、ロイドはそれを拳で壊そうとする。
ロイドの攻撃が棍棒に触れた瞬間、翔は棍棒を手放し、
小鬼の短剣を取り出し、
ロイドの喉元に突きつける。
ロイドは両手を上げる。
ロイド「参った。負けだ。」
その言葉を聞いた翔は、小鬼の短剣をしまう。
翔「ふう、」
ティファナ「凄い、、、。」
フィアナ「凄~い‼お兄ちゃん、ロイドおじさんに勝っちゃった~‼」
フィアナが走りながらそんな事を言ってくる。
ロイド「ああ、負けた負けたwあんたかなり強いなw」
翔「ふざけるなよ。本気も出してねえだろ。」
ロイド「なんでそう思うんだ?」
翔「俺は能力使って戦ってたってのに、あんた一回も能力使ってないだろ?」
ロイド「まあ全力でやるなって言われたしなw」
翔「次は本気でやろうぜ。」
ロイド「ああ、いいぞ。」
翔(棍棒使いすぎたな、後で、残ってる不思議な贈り物開けとくか。)
俺はそう言いながら、歩き出す。
~数十分後~
ロイド「待たせて悪い‼じゃあ早速モンスター狩りに行くか‼」
翔「ああ。後ろの人達は?」
ロイド「ああ、この村の数少ないハンターだよ。一応、人数はいた方がいいからな。」
翔「そりゃそうか。よろしく。」
アスティ「ああ、よろしくなw俺はアスティだ‼」
ベリィ「俺はベリィだ。よろしくな。」
カルテ「俺はカルテ。この村では貴重なヒーラーだぜ‼」
翔「翔だ。よろしく。」
ロイド「じゃあ行くか‼」
そうして俺達はロイドを船頭に森に向かうのだった。
~ルーの森~
ロイド「よし!着いたな‼」
翔(今となってはもうワクワクもしないな。)
アスティ「どうするロイド?倒すモンスターの目星はついてるのか?」
ロイド「倒すのは、ゴブリン50匹とライトウルフ20匹かな?最近はここらでよく出てくるらしいからな。」
ベリィ「最近は畑もよく荒らされているからな。ゴブリンは余計に倒しとかないと。」
翔(倒した事ある奴だけだなぁ、今回は不思議な贈り物の報酬も
期待はできないなぁ。)
カルテ「じゃあ二手に分かれないか?流石にその数だと、一々皆で一緒に行動するのは
時間がかかるし、ゴブリンとライトウルフなら二手に分かれても大丈夫だろ。」
ロイド「それもそうだな。じゃあ俺は翔と行くから、お前らは三人で行け。」
カルテ「ああ。じゃあしばらく経ったらここに戻ってこよう。」
ロイド「おお。」
そうして俺達は二手に分かれて森の奥へと入っていく。
~3人視点~
ザシュ‼
ゴブリン「ぐぎゃ、、、。」
べリィ「ふう、、、。ここらのゴブリンは倒せたかな?」
アスティ「まあ、ゴブリンは弱いからな。」
カルテ「あんまり油断するなよw何があるか分からないからな。」
ベリィ「分かってるよ。さあ、もうちょっと奥に、、、‼」
突如、ベリィはとてつもない殺気を感じ取る。
ベリィ「まてお前ら‼何かいる!?」
アスティ「‼」
カルテ「何がいるんだ!?」
ベリィ「分からない、だが、ヤバそうだ。」
???「、、、腹が、減った、、、。」
三人「「「!?」」」
その心臓を逆なでするような声に、三人は恐怖を覚える。
???「、、、お腹と背中がくっつきそうだ、、、。」
森の奥からのそのそと歩いてくる。その姿はまるで、人狼。
二足歩行で体は非常に大きく、目は赤黒く光っている。
三人は死を感じていた。
皆動くのは嫌だった。だが、先に動き出したのは、ベリィだった。
ベリィ「カルテは逃げろ!」
カルテ「何言って!?」
ベリィ「三人は逃げきれない‼この化け物の存在をロイドに伝えるんだ‼」
アスティ「そうだ‼俺達が止めている間に、早く逃げろ‼」
カルテ「ぐっ、うわあああ‼」
カルテは走りだす。それと同時に後ろで大きなうめき声が聞こえ、
耳に入れたくない嫌な音が入ってくる。
カルテは泣きながら走り続けるのだった。
~ロイド&翔視点~
ロイド「翔‼そっちに行ったぞ‼」
翔「ああ‼」
俺は小鬼の短剣でライトウルフを切りつける。
ライトウルフは少しもがいた後、動かなくなる。
メッセージウィンドウが出たのを見て、俺はロイドの方へ向かう。
ロイド「そういや、あんたが使ってるそれ珍しいな。」
翔「ああ?ああ、これか?旅の道中拾ったんだ。」
ロイド「拾った?」
翔「ああ。多分死んだゴブリンシーフの武器だろ。」
ロイド「いやそれはないと思うぞ。」
翔「なんでだよ?」
ロイド「大体モンスターの武器はモンスターが死んだら消えるんだよ。」
翔「え?まじ?」
ロイド「ああ。たまに残る奴もあるが、ほとんどの場合は消えるな。」
翔「へえ~、なんか変なものだな。」(この世界意味わからないな。まあでも、本来だったら手に入れられないアイテムが手に入るって言うのは不思議な贈り物の強みなのかな?)
ロイド「お前は相当運がよかったんだなw」
翔「だな。」
ロイド「これで、ゴブリン25匹とライトウルフ10匹を倒したし。
集合場所に戻るか。」
翔「ああ。そうして俺達は目的地に向かって歩き出すのだった。
~カルテ視点~
俺は走り続けていた。かなり遠くに来ていたのか、
未だに目的地にはたどり着かない。
すると、後ろからとてつもない殺気を感じる。
カルテ「はっ!?」びく!?
カルテ(あの化け物だ、ここにいるって事は二人はもう‼)
カルテは震えながらも走り続ける。
後ろからドンドンと足音が聞こえてくる。
次の瞬間。カルテは勢いよく吹っ飛ばされる。
岩にぶつかり倒れたカルテは自分から大量の血が出てるのに気づく。
カルテは自分の腹を見ると、三本の大きな爪跡があるのが分かる。
カルテ「う、ぐうううう、、、‼」
カルテは叫びたい気持ちを我慢し、回復魔法を使用し、
傷を治療する。
その自分の目の前に、さっきの化け物が現れる。
カルテ「俺はヒーラー。戦う事は出来ない。ここで終わりか。
ベリィ、アスティ、すまない。」
目の前の化け物が大きな爪を振りかざしている。
カルテはゆっくりと目を瞑り、覚悟を決める。
その次の瞬間。
ガキイイイイイイン‼
と、甲高い音が鳴り響く。
カルテが目を開けるとそこにはロイドと翔が立っていた。
ロイド「カルテ‼大丈夫か!?」
カルテ「ロイド、、、俺、、、ぐっ、ううう、、、」ポロポロ
カルテは安堵か、罪悪感か訳の分からない感情と共に涙が溢れ出す。
ロイド「何も言わなくていい。お前だけでも無事でよかった。」
ロイドは歩き出す。
翔「おい。アイツ、かなり強そうだぞ。」
ロイド「だったら尻尾まいて逃げるか?悪いな、俺は今仲間をやられた怒りで、
冷静な判断が出来そうにない。」
翔「、、、そうかい。」
翔はそう言ってカルテの所に駆け寄る。
ロイド「すまんな。」
ロイドはそれだけ言い残し、化け物の前まで歩き出す。
???「腹が、、、減った、、、。」
ロイド「そうかよ。じゃあ俺を食ってみるかい?」
???「、、、。」
化け物は爪を思いっきり振り上げ、ロイドめがけて振り下ろす。
だが、それより先に、化け物はロイドの攻撃によって吹き飛ばされる。
ロイド「カルテ、そこで安静にしてろ。アイツは俺が倒す。」
カルテ「ま、まて、アイツは危ない、、、何かある‼」
ロイド「安心しろ。すぐにやっつけてやる。」
カルテ「ダメだ、、、行くな‼」
翔「ほらほらお前はボロボロなんだから、ここで待ってろ。」
翔は【異次元収納】から【回復薬(小)】を取り出し、カルテに投げる。
カルテ「あっ!?ありがとう。」
翔「それ使って傷癒しとけ。じゃあ行くぞ、ロイド。」
ロイド「手伝ってくれるのか?」
翔「一人じゃきついだろ?二人でやりゃ行けるだろ。」
ロイド「すまないな。俺の私念でお前も巻き込んじまって。」
翔「気にするな。さっき手伝うって言ったろ?」
ロイド「ありがとうな。」
そうして二人は化け物の方へと歩いていくのだった。
というわけで、今回の話では翔が村に着きましたね‼(正しくは運ばれたですが(-_-;))
あの化け物との戦いは次回に持ち越しですw
ちょっと長くなってしまいましたのでw
とまあ、次回は一体どうなるのか⁉お楽しみに‼