ランダム・ボックス発動!!
滅茶苦茶下手くそ文ですw
分かりづらいかもだけど暖かい目で見てくれると嬉しいよ!!
森を歩き始めてどれくらい経っただろうか?
未だに村が見つかる気配がない。
それどころか段々と木が多くなって言ってる気がする。
翔「これ俺森に入っていってない?この道であってる?」
俺は不安になり足を止め、考え出す。
翔(もしこの先に村がなかったら俺詰むんじゃない?
っていうか普通に考えて見ればこの森を抜けたからって都合よく近くに村がある確証もないよな。)
翔「俺、結構ピンチじゃね?」
翔「ま、まあ待て!!まだピンチと決まった訳じゃない!!実際森を抜けさえすれば村がある可能性もあるし、それに、今すぐ死ぬって訳じゃない!!
それこそモンスターでも出てこない限r」
そこまで言いながら後ろを見た俺の目に飛び込んで来たのは、今にも俺に襲いかかってきそうなゴブリンの姿だった。
翔「うわあああ!?」スッ
俺は咄嗟に身体を曲げる。それと同時にゴブリンが持っていた棍棒で地面を殴る。
大きくは無いが、地面にちょっとした穴が空いてるのを見て俺は確信する。
翔(これ絶対喰らったらダメな奴だ。)
俺は咄嗟に走り出し、ゴブリンから逃げる。
ゴブリンも後を追いかけてくる。
翔「やばいやばいやばい!!まじでやばい!!本当に死ぬ!!あんなので頭殴られたらまじで終わる!!」
ゴブリン「キキー!!」
翔「ぎゃああ!!追いかけてくるうう!!」
翔(どうするどうするどうする!?今の俺は戦う事ができない!!武器もないし、スキルだって使えねえし!!
、、、そうだ!!)
俺は咄嗟に道の砂利を拾い、ゴブリンの目に目掛けてぶん投げる。
目に砂利が入ったゴブリンは棍棒を落とし、両手で必死に目を擦っている。
翔「チャンスだ!!」
俺は咄嗟に道に落ちた棍棒を拾う。
棍棒を握りしめ、ゴブリンを見つめる。
翔「これで、、、殴れば、、、。でも、、、怖い、、、。」
翔(いや、覚悟を決めろ!!ここで殺さなきゃ俺が殺されるんだ!!)
俺は再度棍棒を強く握り締め、ゴブリンの頭目掛けて勢いよく振り下ろす。
ゴキャ!!っと鈍い音が鳴り響き、ゴブリンが倒れる。だが、まだ手が動いている。
翔「ひっ!!死ね!!死ね!!くたばれ!!」
俺は叫びながら何度もゴブリンの頭を殴りつける。何発か殴った後、ゴブリンはとうとう動かなくなり、俺は棍棒を落とす。
翔「死んだ、、、のか?」
動かなくなったゴブリンを見て、俺は安堵する。
翔「良かった、、、死ぬかと思ったぁ。」
安堵した俺の目の前にメッセージウィンドウが開かれる。
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ゴブリンの討伐を確認。
【不思議な贈り物】を贈呈致します。
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その言葉と共に、目の前に1個の小さな箱が現れた。
翔「これがランダム・ボックスか?案外小さいな。
どうやって開けるんだろ?」
俺が箱をまじまじと見ていると、またメッセージウィンドウが開かれる。
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以下の選択肢から1つ選んでください。
1、ゴブリンの布
2、新品の棍棒
3、能力【棍棒術】
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翔「これが選択肢?この中から1つ選べって事か。
ってかなんだこの選択肢、ゴブリンの布ってどんなアイテムだよ。」
翔(新品の棍棒って言ってももう棍棒持ってるしなぁ、、、うん?なんだこれ?【棍棒術】?スキルって書いてあるって事はこれスキルか!?)
翔「マジかよ!?ランダム・ボックスってアイテムだけじゃねぇの!?」
翔(能力も出てくるって結構なチートなんじゃね!?)
翔「こんなの【棍棒術】一択でしょ!!」
俺はウィンドウの【棍棒術】と書いてある所をタッチする。
すると、新たなメッセージウィンドウが開かれる。
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能力【棍棒術】を獲得しますか?
〈はい/いいえ〉
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翔「はい。」
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能力【棍棒術】を獲得しました。
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その言葉と同時に自身の体が光り輝く。
翔「うおっ!?体が光った!?って事は能力を手に入れたのかな?体に変化は感じられないけど。」
俺はそう言いながら落ちてる棍棒を拾う。
それで俺は確信した。
翔「!!なんだ?妙に棍棒がしっくりくる。」
翔(棍棒を握るとさっきより力が込めやすい。それに、さっきより棍棒が軽く感じる!!
これが【棍棒術】の効果か!!)
翔「いやぁ、何気に凄いスキルだなぁ!!」
翔(【不思議な贈り物】、
まじで良いスキルじゃねえか!!)
俺はそう言いながら再び棍棒を持ち直す。それと同時に森の奥からさらに3匹のゴブリンが現れる。
翔「お!また来やがったな!!今の俺はさっきよりちょっとだけ強くなってるんだ!!ゴブリンごときに負けねえぞ!!」ダッ!!
俺はそう言いながら勢いよくかけ出す。
そして1番前にいるゴブリンを棍棒で思いっきり殴り飛ばす。
ゴギャ!!っと鈍い音を立ててゴブリンは飛んでいき、やがて気にぶつかり倒れ込む。その一撃で倒せたみたいだ。
翔(さっきは倒すのにかなり殴ったのに今は1発!?
【棍棒術】って凄ぇ、)
俺はそう思いながらもう1匹に狙いを定める。
ゴブリンの方もこちらに気づいたのか、
棍棒をもって駆け寄ってくる。
俺は持っている棍棒を思いっきりフルスイングする。
ゴブリンもそれに合わせてフルスイングし、
両者の棍棒が勢いよくぶつかり合う。
やがて、ゴブリンの棍棒が折れ、俺の一撃がゴブリンに直撃する。
ゴブリンは力無く倒れ込む。
俺は念の為、顔にもう1発入れる。
それを見ていたゴブリンは怖くなったのか走って逃げていった。
翔「あらら?逃げられちゃった。まあいいか。それより【不思議な贈り物】の方だ!!」
俺がそういうと同時に先程のウィンドウが現れる。
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ゴブリン×2の討伐を確認。
【不思議な贈り物】を2個
贈呈致します。
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翔「お!2個ランダム・ボックスをゲット!!早速開けるか!!」
俺は再びボックスを開く。すると、またもやメッセージウィンドウが現れる。
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以下の選択肢から1つ選んでください。
1、ゴブリンローブ
2、新品の棍棒
3、回復薬(小)
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翔「あれ?今度はさっきと違う。毎回毎回変わるのか?
ゴブリンローブってのは装備系かな?じゃあこれにしよ!!」
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ゴブリンローブを獲得しますか?
〈はい/いいえ〉
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翔「はい。」
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ゴブリンローブを獲得しました。
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その言葉と共に目の前に1枚のローブが現れる。
翔「汚ねえけど、まあないよりはマシか。」
俺はローブを羽織り、もう一個のランダム・ボックスを開く。
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以下の選択肢から1つ選んでください。
1、子鬼の短剣
2、回復薬(小)
3、投げナイフ×10
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翔「お!今回もまた違うのがあるな。投げナイフ×10ってのは10個貰えるって事か?でも、1番気になるのは【子鬼の短剣】だよなぁ。( `・ω・) ウーム…」
明らかに先程までとは経路の違うアイテムを見て俺は考え込む。
翔「よし!!これにしよう。」
俺は子鬼の短剣を選び、獲得を選ぶ。
メッセージウィンドウが閉じ、暫くして【子鬼の短剣】が出現する。
翔「これが子鬼の短剣か。案外軽いな?短剣だからか?」
翔(そういえばこういう武器や防具に【解析鑑定】はした事ねえな。やってみるか。)
俺は手に持ってる【子鬼の短剣】に【解析鑑定】をしてみる。
すると、メッセージウィンドウが開かれる。
翔「お!出来た。なになに?」
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名前:子鬼の短剣
種類:斬撃 属性:毒
攻撃力+8
説明
ゴブリンシーフ等がよく使うとされる短剣。
毒が塗り込まれており、切った相手に毒を付与する。
軽く振り回しやすいが、脆く刃こぼれしやすい。
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翔「なるほど。壊れやすいのか。じゃあこれはそう易易とは使えないな。ここぞと言う時まで取っとかないと。」
俺はそう言いながら【子鬼の短剣】を【異次元収納】にしまう。
翔「ってか流石にそろそろ森からは出ないと、あわよくば村も見つけたい。じゃないと餓死するわ。」
翔「あれ?待てよ。これゴブリンを倒してたら肉とか食料も出るんじゃね?」
翔「そうと決まればあと何体かゴブリン倒して行くか!!」
俺はそう言って森の奥へと向かっていくのだった。
〜とある闘技場〜
ドゴーン!!っと豪快な音が鳴り響く。
それを見ている1人の男。この男の名前は
《リュー》。トアール王国直属騎士団の団長をしている。
彼は今異世界から来た者達の修行及び育成を担当している。
すると、後ろからもう1人の男が現れる。
???「例の異世界人らはどうだ?」
リュー「流石の一言に尽きるな。」
???「だよな。かなり精鋭揃いだ。」
彼の名前は《クレイブ》。王国直属騎士団の副団長をしている。
クレイブ「にしても本当に凄いな!!これが数日前にここに来たばっかりの奴らか!?」
リュー「あいつらは妙に飲み込みが早かったしな。
おそらく前居た世界では異世界に飛ばされるなんてよくある事なんだろ。」
クレイブ「嫌な世界だなそれ( ̄▽ ̄;)」
クレイブ「因みにお前が気に入ってる奴はドイツだよ?」
リュー「気に入ってるという訳では無いが、見所がある奴は今の所5人程いるな。」
クレイブ「どいつだ?」
まずはあの娘だ。
リューが見る方向には1人の赤髪の少女がいる。
その娘は両手に炎を作り出し、的に打ち込む。
その瞬間、大爆発が巻き起こる。
クレイブ「凄まじいな!?あの子なんて名前なんだ?」
リュー「彼女は桜木舞。所持スキルは【豪炎姫】。その名の通り、炎系魔法で凄まじい強さを誇る。」
クレイブ「火力でいえばかなり優秀な部類だな。」
リュー「ああ。だが、少々自信過剰な所があるな。
余裕があるのはいい事だが、油断のし過ぎは死に直結する。」
クレイブ「厳しいねぇw」
ドゴーン!!
クレイブ「お!彼はどうだ?」
リュー「ああ。武田 剛魔力こそ無いが、物理に置いてはかなりの物だろう。」
クレイブ「所持スキルは?」
リュー「【全身体強化】。
身体能力を爆発的に引き上げる能力だ。」
クレイブ「便利な力だねぇ。ガッチガチのファイターじゃないか。」
リュー「ああ。それに、彼は前居た世界でもかなり運動能力が高かったらしい。」
クレイブ「彼からしたら相性抜群のスキルって訳か。」
リュー「そうだな。」
クレイブ「アタッカーばっかりだな。ヒーラーとかはいないのか?」
リュー「数は少ないがいるにはいる。その中でも1番才能がある者が、彼女だ。」
リューガ指さす方向には、黒髪ロングの少女がいた。
杖を構え、疲労した仲間を回復してるようだ。
リュー「彼女の名前は、《神崎 華奈》。
所持スキルは【聖女】。」
クレイブ「どんな能力なんだ?」
リュー「治癒、解毒、解呪、強化、なんでもござれだ。」
クレイブ「凄いな!?そりゃ彼女がいればほぼ負け無しじゃないか!?」
リュー「ああ。だが、彼女自身に問題がある。」
クレイブ「問題?」
リュー「常に不安を抱えている。」
クレイブ「そうなのか?」
リュー「ああ。喋り方、態度、挙動。あらゆる面で不安、恐怖、焦燥等が見られる。」
クレイブ「まあそれは仕方ねえ事だよ。元からやる気だったヤツと、本当は今すぐにでも家へ帰りたい奴だっている。しかも、アイツらがどんなに凄い力を持っていても、まだガキだ。」
リュー「確かに。すぐに気持ちを切り替えろは酷かもしれん。だが、それが出来なきゃ戦場では死ぬだけだ。」
クレイブ「お前は冷たすぎるよ。少しは丸くなれよ。」
リュー「今でも十分丸いがな。」
クレイブ「どこがだよw」
委員長「あのー、すみません。」
クレイブ「お!どうした?」
リューと話していると1人の青年が声をかけてきた。
委員長「あの、翔君の事で。」
クレイブ「翔?」
リュー「こいつらの仲間の1人だ。どうやら召喚された際、1人だけ別の所に飛ばされたらしい。」(ボソッ)
クレイブ「そうなのか。」
委員長「翔君は見つかりそうですか?」
リュー「今の所情報はないな。」
委員長「、、、そうですか。」
リュー「安心しろ。今も王国の騎士達が勢力を挙げて捜索してる。いずれ見つかるさ。それに、お前達に凄い力があるように、翔という奴だって凄い力が宿っているはずだ。いざとなったら1人でも大丈夫な筈だ。」
委員長「そうですよね!!大丈夫ですよね!!ありがとうございます!!よろしくお願いします!!」
彼はそう言って修行に戻っていく。
クレイブ「仲間思いな子だな。」
リュー「彼は元いた世界では彼らをまとめる役をしていたらしい。」
クレイブ「お前みたいなものか。」
リュー「ああ。だからこそ責任感もあり、常に冷静だ。それに、彼の凄いところは性格だけじゃない。」
クレイブ「何?」
リュー「彼の名は、春風 勇。
所持スキルは【勇者】だ。」
前回より長くなったなw
まあ、それでも短い方かな?
わからんけど、てなわけでどもども
作者です!!
今回は翔のスキルが発動と、
他クラスメイト何名かのスキルも出ましたね!!
次回は翔がピンチに!?
なるかもしれませんw
それは次回のお楽しみにという事で、
また次回お会いしましょう!!
バイバーイ( ・ω・)/