表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12

憎悪と悪心の夜明け

臭い、とにかく臭い。

痛い、とにかく痛い。

何よりとにかく息苦しい。


皮膚が焼ける臭い。

皮が張る痛みと動こうとする程に反り返る力がより一層苦痛を引き立てる。

そして、己を焼く炎に酸素を奪われていくのを感じる。


体は動かない。目の前に地獄の様な光景が広がっているのに一切の言う事を聞かない体。


夢であるなら、早く終わらせて欲しいと願う刹那…。


「おいっ!起きろよ!…どうしよ。救急車?だよな。いや、人口呼吸器!?…無理。119!!」


「…うぇっ!ごほっ!オェッ。はぁ、はぁ…。」


結城が目を覚ますと目の前にはある意味地獄の様な光景が広がっていた。


「まなぶ!大丈夫か!おい〜!ドッキリも程ほどにしろよー!マジで救急車呼ぶ所だったぞ!?」


翔がベッドで仰向けに寝ていた結城に跨りながら右手にスマホ、左手に何故か靴下を持ってオロオロと右往左往としていた。


「そんなに臭かった?」


普段ならブチのめしたい光景だったが、何故か安心感が込み上げ結城は声が出せず、あの悪夢の光景を脳裏に浮かばせながら悔し涙を流した。











重なる事はない未来。しかし、出来事が始まる幹は一つ。愛故に戻るのか。憎悪故に戻すのか。心の臓が鼓動する様に血の蕾が窄み繰り返す。その先に開くは何色の花か。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ