月が綺麗ですね ー短歌＋自由詩ー
恋愛、酒系
宵の空
を
浮かぶ月夜を
か
べ
溶かしては
け
混ぜて飲み込み
み
味わい深く
酔を浮かべ み
溶けこみ す
味見する る
宵の空を見て、
浮かぶ月と夜空を酒に溶かすように混ぜて飲み込めば、中々深い味わいがした。
既に酔っ払った様子の君を酒に写して溶けこませ、味見のつもりで酒を飲んだ。
笑み浮かべ
し
何も知らずに
ぜ
キレイだと
ミ
は
私の前で
を
よくも言えたな
笑止 わ
何故君は せ
私を酔わせた た
笑顔を浮かべて「月が綺麗ですね」と言った君に多分深い意味はないんだろう。
人の気も知らずに、私の前でよくも言えたな。
馬鹿な事をと思いながらも、何故君がその言葉を口にしたのか考えを巡らせて、君に益々囚われ酔わされた。
【side小悪魔ちゃん】 ○
月を飲み
よ
り
私も見てと
を
酔ったふり
わ
せ
酒に浮かぶは
に
そそる顔だけ
め
て
・ 月より
・ 私を酔わせ
・ 先に染めて
貴方のすすめで月を浮かべて酒を嗜めば、私も見て欲しいと酔ったフリをしてみる。
酒に写し出された貴方の顔はとても色っぽく、そそる顔だった。
月を見るより私を貴方に酔わせて、貴方は酒に酔う前に私で先に頬を染めてください。
【side何番目？】
○ 月を飲む
夜
に
貴方に酔って
さ
遊ばれて
び
ひと時の今
そ
か
に
愛を囁き
し
て 月夜に尊さ
・ 遊び
・ 密かに
・ 愛して
月を浮かべて酒を嗜んでいる貴方に酔ってしまったようです。
私を酒に写してから飲み干し弄ばれましたが、ひと時だけのこの時間、かまわず愛を囁きます。
月夜を共にしている尊さ。貴方はお遊びのつもりでしょうが、私は密かに「月が綺麗ですね」と呟きを残す。愛して欲しいと思いながら。
【side天然記念物】
月も見ず
よ
り
貴方を見てた
き
誤魔化して
ま ○
り
慌ててキレイ
れ
る
言えば怒られ
ば
・ 月より貴い
・ 謝り
・ 荒れる言葉
月を見るより貴重な時間で、貴方ばかり見てお酒を飲んでいた。
その事を知られるのが恥ずかしいので、ちゃんと月見もしていましたよと慌てて「月が綺麗ですね」と言ったら、何故か怒られた。
月よりも貴いお方に、荒れる心を悟らせないように言葉にしたのに上手くいかず、謝罪を口にするばかり。
【sideヤ・ン・デ・レ】
私 （わたくし）を
は
呑み込む姿
ま
れ
美しく
み
代わりに月を
私は呑まれ キレイと言った
美味 ラ
大嫌い イ
私を酒に写し出して呑み込む姿はとても美しく、直接言うのは憚れるので、代わりに「月が綺麗ですね」と、口にした。
私は酒に写し出され呑まれましたが「美味しい」と言った貴方は大嫌いです。
よいのそら つきをのみ
うかぶつきよを わたしもみてと
とかしては よったふり
まぜてのみこみ さけにうかぶは
あじわいつくす そそるかおだけ
つきをのむ よいのそら
あなたによって うかぶつきよを
あそばれて とかしては
ひとときのいま まぜてのみこみ
あいをささやき あじわいつくす
えみうかべ つきもみず
なにもしらずに あなたをみてた
きれいだと ごまかして
わたしのまえで あわててきれい
よくもいえたな いえばおこられ
わたくしを えみうかべ
のみこむすがた なにもしらずに
うつくしく きれいだと
かわりにつきを わたしのまえで
きれいといった よくもいえたな
『花火が綺麗ですね』のその後の2人。
両片思いでどこまでも噛み合わない設定。
※お相手どれにしようか悩んで、結局全部載せました。
夏『花火が綺麗ですね』
秋『月が綺麗ですね』
春・冬『ある王子様の独白〜愛してる〜』（短編）
※バッドエンド注意
春『藤の花の季節』
夏『ぼくのくるしみ』の順番です。
ー副題ー
ある男の四季物語シリーズ〜今日もどこかで〜
アナタが落としたのはハッピーエンドですか？
それとも ────
※ハッピーエンドがお好きな方は短編読まなければ大丈夫な仕様になっていますので、スルーしてね。
(/ω＼*) イタズラ仕込んですみません。
今回は漢字の読み方をアレンジして、頭の文字に言葉を足したり引いたりして遊びました。
先に脳内にイラストが鮮明に出来上がっていると、大体文字も曲がる率が高いです（苦笑）。
月明かりと共にワインを注ぐイメージです。
(・ω・)いっぱい遊んだ！
