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ごはんじゃない詩ジャンル作品  作者: とりあえず詩ジャンル(・ω・)?
2/9

オレンジュースうまい ー七五調ー

 グルメ系




 コンビニ帰り   コンビニがえり  七

 袋持ち      ふくろもち    五


 木陰歩くも    こかげあるくも  七

 玉の汗      たまのあせ    五


 湿った空気    しめったくうき  七

 吸い込めば    すいこめば    五


 肺まで入る    はいまではいる  七

 熱風が      ねっぷうが    五


 身体蝕む     からだむしばむ  七

 これは無理    これはむり    五


 エコのバッグに  エコのバッグに  七

 手を入れて    てをいれて    五


 オレンジジュース オレンジジュース  七

 伸ばす手が    のばすてが    五


 滴る容器     したたるようき  七

 滑らせて     すべらせて    五


 冷やし中華に   ひやしちゅうかに 七

 落下する     らっかする    五



 気を取り直し   きをとりなおし  七

 手に取れば    てにとれば    五


 次は離さぬ    つぎははなさぬ  七

 冷たさを     つめたさを    五


 手汗と共に    てあせとともに  七

 流し行き     ながしゆき    五


 キャップをひねり キャップをひねり 七

 飲み込めば    のみこめば    五


 鳴らし続けて   ならしつづけて  七

 染み渡る     しみわたる    五


 吐く息までも   はくいきまでも  七

 香しい      かぐわしい    五


 季節感じる    きせつかんじる  七

 美味さかな    うまさかな    五




ー訳ー


夏のコンビニ帰り、日陰を歩くも暑すぎて大粒の汗が出る。

きっと湿気のせいだね。息まで熱く感じるし何なら肺までやられた。家まで我慢ムリ!


エコバッグに手を突っ込んでペットボトルのオレンジジュースを掴もうとするも、手汗とペットボトル表面の水滴で滑って(何も考えないで反射で手を突っ込んだ所為)買った冷やし中華の上に落ちた。


気を取り直して、落ち着いて「今度こそ!」と、冷えたペットボトルを取り出せば、水滴のおかげで暑さと一緒に汗も何処かに流して、キャップを捻って喉を鳴らすほどゴックゴクと飲む。


「プハー。くーっ!染みる〜」


オレンジの香りを後から吐く息と共に感じた。


 爽やか〜……ん?


「え、このオレンジジュースってこんな美味しかったけ?あぁ、そうかーー」


 冬じゃきっとこんなに美味しく感じない。

 暑くて喉が乾いた時だからこそ、身体が欲する夏の美味さ。




定型:七五調しちごちょう

7.5 7.5 7.5……と繰り返して行く形式。


使用季語一覧

・玉の汗

・冷やし中華(7月)←フライング気味

・オレンジジュース

※清涼飲料水など『夏』の季語に使えるみたいです。

(例)ジュース類、ソーダ、麦茶など。

※アルコールだとビールが代表。


今回の七五調は文字数の縛りしかないので、気にせず作れましたが、一応今後の為に季語も調べてみました。

あえて『夏』と表記せずに『夏』が伝わる優れものな印象。






あっついね〜。

_(:3」z)_

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― 新着の感想 ―
[良い点] >これは無理 この部分潔くて好きです♡ ハッ……∑(゜Д゜) 夏って言ってなかったのか!! なのに、夏だとわかる。その技術に尊敬です。
[一言] ジュースはゴハンに含まれません (・ω・)ノ (笑) 七五調が好いです♪ 梅雨明けも近いみたいですねー (*^^*)
[良い点] あえて「夏」という言葉を使わずに、めいっぱい夏を表そうとされているところがいいですね!季節感をとても感じました。ありがとうございました。
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