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異世界、はじめての朝

 アデリアさんに奢ってもらった宿は、まぁなんというか…ただ寝るだけの場所だったが、とりあえず屋根のある場所で寝られたのである。ありがたや、ありがたや。おまけに本来は別料金の食事もつけてくれたアデリアさんには感謝しかない。ほんと、アデリアさん いず ゴッド。


 ……長時間の徒歩のせいか、ぐっすり眠ることができ、翌朝は快適に目覚められた。元の世界でこんなに気持ちいい朝はあっただろうか? 運動したあとの睡眠はとても快適で、ぜひともこの習慣は身につけたい。……いやでも歩くのは、うーむ。


 朝の身支度をざっと済ませ、宿の朝食の硬いパンを口に押し込む。これもっとなんとかならないのかな…?  もうちょっと柔らかい感じにとか… パンをがじがじしながら、昨日の約束を思い出す。今日は仕事を紹介してもらう約束だ。アデリアさんとは、宿の入り口で待ち合わせなので、遅れないようにしなくては。


宿の入り口に行くと、すでにアデリアさんがいた。壁に寄りかかっているだけなのに妙に絵になる人だ。 出来る騎士さん(女性)、といった感じである。


 「おはようございます、アデリアさん。お待たせしちゃいましたか?」

 「おはよう。いや、たいして待ってないぞ。今しがた着いたところだ。」

 「今日は仕事を紹介してもらえるんですよね? どんな仕事なんですか?」

 「まぁなんというか説明が難しい仕事でなんだ。口で言うより、実際見た方が早いだろう。」


 そういうと、アデリアさんは街の中心に向かって歩き出した。ついてこいということらしい。実際に見た方が早い仕事って何だろうか? そもそも、異世界のお仕事事情が分からない。わからないが、今の自分には働く以外の選択肢がないのでおとなしくついていこう。命の危険がない職場でありますように… フラグじゃないぞ!!! 絶対に!!!


 

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