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Girl's history

作者: すみ いちろ

行きつく先はふたりだろ?


誰もひとりじゃいられない


なんだかんだいって


隣にいるのが誰かなんて


与えられた命題に答えられず


今日も答えを間違ってる


神様

 

運命を教えてちょうだい


退屈な運命ならいらない


書き換えられるなら今すぐ


アップデートは今すぐ


強烈な運命ちょうだい


地獄を天国に変えるような…


パーティーパーティーパーティーパーティー☆


騒いでも


Party party party party…


静けさに


最後は


打ちのめされる…


終わりなき快楽は幻


果てない絶頂もない


狂おしい夜もやがて朝が来る


シャワー浴びてメイクしてヒールはいて足早に急ぐ…


ラッシュアワーに飛び乗り


吊り革軋ませる


どれだけ軋ませたかなんて


変な妄想


答えはないまま


今日の会議に目を瞑る



こ ん な は ず じ ゃ


な か っ た の に …



あの時 彼を 許せたか?



あの時 それは 自分に 正直だった


そう


後悔しない…




臆病な私


連れ去ってほしい


強引に


連れ去ってほしい


不安な未来掻き消すほど


力強く


こんな風に


最上階のスイートルームから夜景をみても


消えない不安…




約束は


お金に変わった…


幸せは


お金に変わった…


あの頃夢見た


お金がたくさん…


そう


誰もが


自分のものにしようと


金を積む



私は誰のものにもならない

 


けれど


不安はつきない…


一日一度は嘔吐する……



残してきた子どもは


どうしているかな…



元気かな……



私は離婚して



子どもも魂も売った



私が私であるために…





誰かに連れ去ってほしい


もう大丈夫だよって言われたい


安心したい…


大切なもの全てを


取り戻したい……


私が


お母さんだよって


いいたい……













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― 新着の感想 ―
[一言] 女性視点、書かれたのですね! (私の勝手な)想像より、重い詩ではありましたが、切実なる、女の願いですね。
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