試験で規格外の数値は出しちゃうよねpart.4
「どうやって助けてくれたかは置いといて助けていただいたことには変わりませんわ、まずはそれ対しての礼を」
「あぁ、そんなかしこまらないでくれ!そんな大したことしてないからさ!」
貴族のパーティーなんかで見るような礼をされても反応に困る。
そこら辺の知識なんて一夜漬けで覚えて何とか乗り切っただけだから今じゃほとんど出来ないし。
それよりも学院の試験が始まるからそろそろ都市の中に入りたいんだけど、この子にどうにかしてもらうのありかな。
「助けた礼じゃないけどさ、そろそろ入学試験が始まっちゃうから早めに入らせてもらえるように交渉してもらえたりする?」
「あら、学園の入学生なのね。それなら急いだほうがいいわね!」
彼女が手を鳴らし御者の男に何かを伝えている。
「私の馬車に乗って、そしたらそれぞれの学園の前まで送らせていただきますわ」
「じゃあ、お言葉に甘えようかな」
何故かしれっと俺と一緒に来たやつも乗せられているが何故だろうか?
「あら、彼女…魔力を使った痕跡がないわね?先ほどはお二人で魔法を行使したのではなくて?」
「え、あれくらいなら補助なしで出来ますよ」
おっと、場の空気がおかしくなったぞ?
もしかして…やらかしたかな?
ふと空を見上げると神様たちが呆れている。
念話で創造神が語りかけてくる。
「前にも話したけどさぁ〜…一人で二種類の魔法を行使するだけでも天才なのよ。そんなのが三種類や四種類になって見なさいよ、異端児か神様の生まれ変わりとかの扱いを受けるに決まってるでしょうが…」
なるほど、つまりはやりすぎたわけか…。
明らかに門の入り口付近でスカウトしてた人たちが俺のこと狙いにきてるもんな。
これは白の学園入ったら大変なことになりそうな予感…!!
ワクワクしてきたぞ!
「と、とりあえず馬車の中で話しましょうか…どこの学園かだけ御者に言ってもらえる?」
「そ、そうだね…すいません、白の学園までお願いします」
軽く帽子をあげて答えてくれる御者さん。
そして、俺が乗り込むと動き出す。
ついてきた子はそのまま馬車に取り残されていた。
…ドンマイ。
「貴方、それだけの力を持ちながら白の学園に入るつもりなの?」
「え、そのつもりだけどまずかったかな?」
「悪くはないけれど…あそこは回復魔法や神聖魔法といった戦闘向きじゃない魔法使いが集まる場所ですわ…よほどの使い手じゃない限りはそのまま卒業したら平民になるのが関の山と言われていますし…」
「あぁ、それなら大丈夫だよ。俺はもうすでに冒険者登録は済ましてあるし、白の学園に行きたいのもただ神聖魔法の知識が欲しいだけだから手に入ったら他の学園にでも転校して楽しむさ。それこそ来年なんかは妹が来るからな同じ学校に入れるようにしとかないと」
「それはつまり、一年で神聖魔法を極めると言うことですの?」
「そうなるな…」
どれだけの何度の魔法か知らないがまぁ、何とかなるだろ。
その時、会話を聞いていたのか神様が声をかけてきた。
「え、神聖魔法知りたかったの?君はもうすでに全部使えるから特に何も学ぶことないよ?」
「え!?だってまだリバイブとかしか覚えてないよ!?」
「いや、強化魔法は確かに白魔法の範囲だけど君なんかが強化魔法使ったらおかしくなるし回復魔法の種類自体は少ないのよ。差が出るのは魔力量の差よ」
なんか入る前から目標達成しているようなんだが…俺って学園入る意味ある?
上空で再び神様たちが全員で無いと首を横に振っていた。
じゃあ
俺は何しにここまできたんだよ!!!




