試験で規格外の数値は出しちゃうよねpart.2
王都の学園までの道のりは大して面白いものでは無かった。
普通に馬車で向かうだけのなんの変哲のない旅。
強いて言えば、少しばかり作りたい魔法が出来たくらい。
その魔法について神様と話してたら
「またこの子は神様の役目を奪う気なのか…」
と、悲しげに呟かれたので使うのは控えようと思う。
あくまで控えるだけで全く使わないわけにはいかないと思うけど。
なんせ、俺はフラグを全て回収するつもりで生きていくからな!
そういう決意は元々あったがスローライフを送る決意を固めた。
まぁ何はともあれ何事もなく王都に着いた。
「ここが王都かぁ…思ったより質素なんだなぁ…」
「なんだ兄ちゃん、王都にくるのは初めてかい」
「王都の学園に通うために初めて領地から出てきたんで何もかもが初めて尽くしなんです」
「そうなのか!王都のどの学園だい?」
「それが…無色なんでどうしようか迷っているんですよね…」
「無色なのか…それはいい意味でか?」
「神託曰く全適性あるからどこでも好きな道に進んでいいそうです」
「おぉ、神託でのお墨付きならどこでも特待生枠で入れるな!」
そんなシステムがあるのか。
いや、今回に関しては無意味なものになってしまっているが。
無色の人のための学園は何故ないのか…。
一応、学び舎があるらしいが噂程度のものなため現実問題どこかの色の学園に属するのが無難だ。
俺個人としては生産系の学園には通いたい所だが俺のには豊穣神の知恵が詰め込まれているから無用だしな。
今ある学園の色の中なら戦闘系の方が面白いだろうな…。
現在は赤、青、緑、紫、黄色、黒、白の学園がある。
基本的にはどの学園も教わる事には大差ない。
しかしそれでも色で別れているのは、その色によって得意とする魔法が変わってくるため。
赤色は炎、青色は水、緑色は風、紫色は雷、黄色は土、黒は闇、白は神聖。
黒と白以外は基本的には戦闘色である。
若干黄色は農産物系もあるが若干である。
黒は学園としては存在していない。王室が直接教育を施し罪を犯さないようにするらしい。
白は回復魔法や支援魔法といったサポート系が多い。
多いだけで自信に強化魔法をかけて肉弾戦を好む人もいるらしい。
「どの色に行くのが一番面白いかなぁ…」
「戦闘で楽しみたいなら赤がオススメだな!今年の学園対抗戦でも赤が圧勝だったぜ!兄ちゃんは得意不得意はあるのかい?」
「これと言って不得意はないな、多分だけど学園で教えてもらうような事は無いんだよ」
「そしたら、特待生制度を使って冒険者に登録した方が兄ちゃんには似合いそうだな」
「そしたら、あんまり使って来なかった神聖魔法の知識が欲しいからそこに在籍は入れとくか」
「神聖って事は白か!あそこは基本的に賢者や神官系を多く輩出しているだけで戦闘魔法師もいるからななんら変な事は無いから安心しな!」
この御者さん、まるで心を読んでいるかのように俺の不安点を解消してくれるな。
まぁ、先ほどから精神魔法を使って道に惑わそうとしてるが馬にもこの人にもより強力な魔法かけてあるからまっすぐ王都に向かって今に到るんだが。
そろそろ衛兵の人に近くなってきた頃だし魔法解除して突き出すか。
この人、流石に暴れたりしないよね…?
問題起こされたら無事に何事も無く平穏に来た旅路だからな最後まで静かに終わって欲しいものだが…。
きっとこれもフラグなのだろうな!
ならば思う存分回収して楽しまなければ!
魔法解除!!!
「兄ちゃんも王都に…ってなんで何事も無く王都に来れてんだ!?」
「あんたに精神魔法かけれられそうだから先にかけてここまで普通に来たのさ」
「ちっ…ちょいと王都に近いがこの距離ならまだ仕事を終えて帰れるか…」
あぁ!!最高のフラグじゃ無いか!




