運命がなんだって?part2
まさか、このシリーズでもこの複数に分かれる現象が起きるとは思いませんでした。笑
少しばかりの緊張とワクワクを持ちつつ俺は色を判別してくれる水晶の前に立つ。
事前にシスターに教えてもらっていたので水晶に手をかざし魔力を流し込む。
田舎の教会にあるものなのだとは言え品質は悪くはないだろうとは思っていた。
だがしかし、通し始めたときその通りの悪さに顔を顰めてしまった。
「うっわぁ…何だこれ」
「どうかしましたか?」
「この水晶、めちゃくちゃ品質悪くないですか?」
「え、そんなはずはないはずです。北の竜の谷から掘り出されたものですよ?」
「そんなはずないですよ、だって北の竜の谷って言うと神龍さんがいるところですよね?そこの水晶は僕がもらったのでこんなところにあるはずがないんですよ」
「嘘をつくのは良くないですよ…?この水晶にはちゃんと竜の印がありますし王国から賜ったものですから」
「どうせ、上手くできなかったから言い訳してんだろ!」
村で一番強い少年が言いがかりをかけてくる。
あの子は何かと突っかかってきてる少年だ。
何が気に食わないのか直接聞いた事があるのだが、突然殴りかかってきたため返り討ちにしたら伸びてしまって聞けずじまいだった。
「人を疑う事は良い事では無いですが、この事に関しては神に対しての冒涜にも繋がりますのでこの場合、アレン君の方が悪い事になってしまいます。」
「その言葉取り消さないとこの村の教会無くなりますけどいいですか?」
「そこまで言うのならちゃんとした根拠があるのでしょうね?流石に私もここまでされると許せないですよ?」
「取り消さないと言う事ですね?それではその時は責任を持ってもらいます」
俺は異次元収納の魔法を発動し中から神龍さんにもらった水晶を取り出す。
それと同時に神様と神龍さんに呼びかけて姿を表してもらうようにお願いをする。
「はい、これが神龍さんの水晶と俺が嘘をついてない根拠です」
その時、教会の屋根が吹き飛び白い体に金色の髭を生やしている龍が現れる。
教会の祭壇の上からは神様が神々しく降りてくる。
確かに神龍さんには派手に神様には神々しくってお願いしたけどさ…。
やりすぎでしょ!!
神様の何故か後ろに豊穣神やら音楽神やら引き連れているし。神龍さんも屋根吹き飛ばしてるし!
皆が怯えちゃってるじゃん!
「な、ん、でこんなところに創造神様や豊穣神様が…」
「いや、何で神龍様もここに現れているんだ!?」
「この世の終わりなのか!?あいつが冒涜したからだろ!」
「あ、お久しぶりです神龍さん。神様もその姿で会うのは久しぶりですね」
「おいっ、ばか!何、気安く…」
「おぉ!小娘に呼ばられたかと思ったらサルドリエの坊主か!久々じゃな!」
「私はちょくちょく会ってたけど現実に姿を現すのは久々ね」
「確かにお願いしたのは俺なので文句は言いたく無いですけど二人とも派手にやりすぎだから!」
神様にデコピン、神龍さんは高すぎるので初級魔法のライトニングを放つ。
「いてっ」
「ぐぉっ」
「な、あいつ今、何やった?」
「デコピンと魔法を創造神様と神龍様にやった…」
「さて、それは置いといて。司祭さん?先ほど責任を負うと言っていましたね?」
「あれは言葉のあやで…」
「ちなみに、さっきの会話は俺を通して神様は聞いてるから嘘ついても意味ないですよ?」
「うっ…貴様ぁぁぁ!」
「あ、化けの皮剥がれたね。やっぱり王国からなんて嘘だったんだねだってあなたの吐いてる靴、血の汚れがびっしりついてるもんね?」
「えっ?司祭が偽物なの…?」
「そうだよ、オメェらが馬鹿みたいに信用してるか上手いことやって女や食料を俺らがうまくやってたんだよ」
「はい、だまろーね?」
俺は長い釘を異次元収納から取り出し、偽司祭を壁に磔にする。
「グワァァァァッ!!!」
手、肘、腹、膝、足首、それぞれに突き刺さる。
投擲術のレベルが4になると覚える同時投げだ。
少し、秘密にしているものがバレるがこの際仕方ない。
俺のワクワクを奪ったんだそれそうなりの報いは受けてもらわねば。
何と初のもう一回今タイトルが続きます。
当初の予定より二回も話が伸びています笑
お楽しみに!




