プロローグ
俺、大友大和は34歳の若さで死んでしまった。
小学生時代から道場に通い幾度となく全国大会や世界大会で記録を残してきていた。
そんな俺だが、大学時代に起こした不祥事でほとんどの会社は受け入れてくれず、唯一採用されたデバック会社に入社したがほとんど残業で給料も出ない。
道場での訓練があるためその日だけは休みを勝ち取ったがそれ以外は会社に寝泊りする事も少なくない。
そんな疲れ切った中、いつも通り道場での練習を終え、一杯ひっかけていた時である。交通事故に巻き込まれた。
何故か、交通事故に遭いそうだった門下生を庇ったからだ。
俺が初めて持った弟子であり一番成績を残してくれていた女の子でもある。
年齢自体は一個下と非常に近く、よくプライベートでもご飯を一緒に食べに行っていた。
そんな、慕ってくれている弟子が車に轢かれそうになっていたら手を差し伸べてしまうのは仕方のない事だ。
徐々に冷たくなる体。薄れゆく意識の中で聞こえてきたのは、後輩の声でもなく。
頭に直接響いてくる。
「やっちゃった!!」
という声だった…。
目を覚ます、目の前には女神らしき人物と後ろの扉から好奇の目を寄せてくる影。
「間違えて死なせちゃったから、異世界転生させちゃいます☆」
王道すぎるだろ。オタク時代に読んだストーリーと同じすぎる…
「ごめんね〜!!間違えて死ぬ予定の人間違えちゃった☆」
そんな軽く言われても困るんだが?
てか、この後どうなるんだ?
「この後はね二つ選択肢あるかな〜?」
ほう?
何があるんだろうか?
「一つは元の世界で生まれ変わる!もう一つはマンガにありがちな異世界転生しちゃうか!」
そんなの決まってるだろう。
異世界転生するに決まっている!!!!
後ろの影達も喜びながら飛び込んでくる。
「本当に転生してくれるのかい!」
「案外、可愛い子だね」
「おねーさん、思いっきり甘やかしちゃう!」
「この子達は、これから君が転生するところの神様達だよ」
こんなに神様がいるのか。
なんか、一人男っぽい人が怪しげな動きで迫ってくるのを片手で押さえながら思う。
これが神様って大丈夫なんだろうか?
「「「「「ぜんっぜん、大丈夫じゃない!!!」」」」」
おぉ、ここまで漫画通りの展開だとむしろテンション上がってくるな。
いいぜ、やってやろうじゃんか!
「とりあえず、君を向こうの姿にしてからこの子達にステータスを決めてもらおうか!」
お、定番の神様から直々にステータスを決めてもらう流れきたね!
最高!
どんな姿になるのかな?
ドキドキしながら俺は目を瞑った…。
本当に導入のところなので本編はこれからじわじわと投稿していきます!
お楽しみに!




