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タブレット&トラベラー ~魔力課金で行ったり来たり~  作者: 藤崎
第一部 勇者(アインヘリアル)チュートリアル
4/225

04.初めての

前話で、一部修正前の文章が混じっておりました。

申し訳ありません。

ケモミミ(狼)くノ一さんは、一人だけです。姉妹ではありません。


あと、今回は冒頭部分が三人称です。

「死ぬ覚悟はできたようだなぁ、嬢ちゃん」

「戯れ言を。影人(シャドウ)たるもの、生まれ落ちたそのときから、死を覚悟しているものよ」

「その意気や良し……ってやつだな。いいぜ、せめて末期の祈りを捧げる時間ぐらいは待ってやる」


 野を馳せる者(セリアン)黒喰(エクリプス)であるカイラは、落ち着いた美貌を悔しそうに歪め、己の腑甲斐なさを呪った。


 目の前で大剣を誇示し、剣歯をむき出しにするオーガ。

 嗜虐的な笑みを浮かべ、本当に祈りを捧げる時間を待っているようだ。


 地下世界(アンダーシェイド)の住人であり、度々地上侵攻を企てる『虚無の眷属』であるオーガ。

 カイラは、その地上派遣軍の斥候と遭遇し、大部分は倒すか引き離すかできた。


 そこまでは良かったが、このオーガは例外であり計算外。


 影人(シャドウ)でも最上位の力を持つカイラでも、手に余る存在。修羅(ロード)種でも、相当上位の個体に違いない。


 死。


 それがちらつく中、山を下り、森を抜け、ここまでやってきた。


 里からも、かなり離れている。


 これ以上、逃げる理由も意味もない。わずかな可能性に賭ける。


 白皙の美貌と赤い瞳に決意を宿し、狼の耳をぴんと立てて飛びだそうとした――その瞬間。


 カイラの目の前を、不思議な男が落下していった。


 いったい、なにが起こったのか。

 命懸けの、この状況で。


 なぜ?


 カイラは言葉を失う。男が普通の格好をしていたならば、ここまでではなかっただろう。


 神秘的な水の衣をまとって天から現れた男は、奇妙な。けれど、仕立ての良さそうな服を身につけ、魔道書の類だろうか。薄い銀板を抱えていた。


 しかも、肩には妖精のような少女が乗っている。


 カイラの耳と尻尾が、無意識に動いた。わけが分からない。


 着地の様子から一目で分かる。戦闘の素人だ。


 それなのに、カイラが連想したのは、世界が魔に満ちるとき神が遣わすという勇者(アインへリアル)だった。

 かつての邪神戦役に参戦したことから、月影の里にはその伝承が残っている。


 其は天から降臨し、見慣れぬ衣装を身につけ、この世界に存在せぬ言葉を操るのだという。


 その通り、伝承だ。ただの言い伝え。おとぎ話。


「やべぇ。今、攻撃されたら死んでたんじゃ? 石500個も払ってるのにステージ復帰するとき無敵時間がないとか、ゲームバランスどうなってるんだよ!」

「そのための《渦動の障壁》ですよ!」


 それなのに、まったくわけの分からない話までしていた。


 勇者(アインへリアル)の伝承と一致してしまった。


 おかしい。勇者(アインへリアル)が、こんなのでいいのだろうか?


 感情の振幅が激しすぎて、カイラは危機的状況を一瞬忘れた。


 だが、総じて優れた武人であるオーガがこの機を逃すはずがない。なおも、がちゃがちゃと言い合っていた石板の男へ得物を振り回す。


「なにをしているの! 逃げて!?」


 これから確実に訪れるだろう惨劇に、カイラは黒喰(エクリプス)らしからぬ悲鳴を上げた。





「やべぇ。今、攻撃されたら死んでたんじゃ? 石500個も払ってるのにステージ復帰するとき無敵時間がないとか、ゲームバランスどうなってるんだよ!」

「そのための《渦動の障壁》ですよ!」


 上手い具合に落下の衝撃も緩和してくれたし、《渦動の障壁》様々だな!


 タスクキルされた《セーフティゾーン》から放り出された俺は、なんとか即退場を免れることができた。


 それもこれも、突然過ぎて誰も反応できなかったから。


 動くなら、今しかない。


「エクス、鑑定!」

「ええ? 鑑定ですか!?」

「まずは情報だろ!」


 言い争っている場合ではないと、妥協してくれたのか。タブレットのカメラをオーガへ向けた俺に従い、肩の上のエクスがホームズみたいな格好に着替えて《初級鑑定》を実行。


 カシャリとシャッター音がして、結果を告げる。


「鑑定終了。――26,000GPです」

「は?」

「あの仮称オーガの市場価値は、金貨2万6千枚だそうです! オーナーのバカ!」


 結構高そうということしか分からない……って、《初級鑑定》って、そういう!? 初級じゃ、物の値段しか分からないってことかよ!


 便利だけど、違う違う。そうじゃない。

 バカって言うエクスがちょっと可愛かったけど、そうでもない。


 やべえ……。


「黒髪の人間(ヒューマ)か。何者なのかは知らねえが……」


 ようやく我に返ったのか、オーガが渋い声でつぶやいた。

 つぶやきだ。俺と話をしたいわけじゃないらしい。


「二兎を追う者は一兎をも得ずってな」


 その証拠に、たった一人であっさりと決断を下した。


 路傍の石でも見るような。つまり、なにひとつとして価値を見いだせないという瞳と口調で、オーガはグレートソードを振りかぶる。


「とりあえず、死んどいてもらおうか」


 無造作で、手慣れた。


 単純作業のような暴力が生まれる。


「なにをしているの! 逃げて!?」


 背後から、ケモミミくノ一さんの悲鳴が聞こえてきた。


 その声に突き動かされるように、全力で後退。トラックに轢かれた経験が生きたのか、学生時代以来の反応と速度が出せた……けど、無理っ。アラフォー社畜に求めすぎないで!?


 気付けば、巨大な鉄塊はもう目の前。


 偶然も奇跡も起こることはない。

 俺を粉みじんにするグレートソードが、シャボン玉のような《渦動の障壁》に衝突。そのまま貫き通す……ことは、できなかった。


「……あれ?」


 渦の流れにグレートソードが跳ね返され、オーガは大きくバランスを崩す。


「なんだぁ? 見かけ以上の強度じゃあねえか」

「あっぶなぁーーー」


 衝撃までは完全に消しきれなかったようで何メートルか吹き飛ばされたが、無傷と言っていいだろう。


「だが、無敵ってわけじゃあ、なさそうだ」


 見れば、《渦動の障壁》にはひびが入っていた。ぱりんって割れるタイプのバリアだったかぁ。


「俺の国には、完璧な物はいつか壊れるって信仰があるんだよ」

「そいつは至言だ。まどろっこしいがな」


 オーガのタゲは、完全に俺へと移っていた。まあ、あれだけヘイト稼げば当然だよね。

 それなのにというかなんというか、俺がどうするか分からず手出しもできないようだが、ケモミミくノ一さんは逃げようとはしなかった。


 ありがたい……と言っていいのか、どうなのか。


「《渦動の障壁》を最大強化したエクスに感謝しつつ、オーナーは次の手を考えてください!」

「そりゃあ、もう……」


 エクスにはパッシブで感謝してるから、省略。


「こうなったらやるしかねえだろ! エクス、《吹雪の飛礫(つぶて)》を5割強化で!」

受諾(アクセプト)。《吹雪の飛礫(つぶて)》、石150個を消費し、威力150%で実行します!」


 俺とエクスの目の前。ひびの入った《渦動の障壁》の向こうに、野球ボールぐらいの氷が10……20……無数に出現した。


 プラス50%でこれか! やれる!


「なんて……魔力量なの……」

「行けっ!」


 驚愕の声がきこえているが、それどころじゃない。

 オーガはその巨体からは想像できない俊敏さで、咄嗟に回避行動を取る。


「させませんよっ」

「曲がっ、ぐっ、がああっっっ!!」


 雪女風の衣装に変わったエクスがなにかしたのか、それともそういう機能があるのか。こぶし大の氷塊が、すべてオーガに着弾した。


 盛大に靄がかかり、その向こうから苦鳴が聞こえた。


 動画サイトで見た、マシンガンの試写動画を遙かに超える迫力。この威力に対抗できる生物なんているはずが……。


 はずが……。


「うげぇ……」


 マジか……。マジか……。


「あの魔力量で倒しきれないなんて……」


 ケモミミくノ一さんが、俺の気持ちを代弁してくれた。あ、魔力とか分かるんですね。さすが、耳と尻尾が生えてるだけのことはある。


「いえ、今ならっ」


 靄の向こうに見えるオーガのシルエットへ、ケモミミくノ一さんが疾走した。ほとんど四つん這の低い姿勢で。

 白い綺麗な髪が踊り、同じ色の装束がはためく。


 無謀とは言えない。ダメージの程度は分からないが、オーガも決して軽傷ではないはず……。


「ああ……。生きてる、生きてるな、オレは」


 なのに、普通に喋ってやがる。

 化け物かよ。化け物だったよ。


 その怪物へ向かって、ケモミミくノ一さんが跳躍。


「キエェェイッッ」


 両手で構えた忍者刀を、オーガの角の間に突き刺した。


「邪魔だ、女」


 しかし、角度が悪かったのかなんなのか。額の肉を浅く削っただけ。オーガはハエでも相手をするみたいに、軽く振り払った。


 ケモミミくノ一さんは、空中で華麗に一回転して着地。怪我はしていないようだが、整った顔は悔しそうに歪んでいた。


「逆境のオーガを舐めるなよ」

「くっ……。これがオーガの底力(セカンドウィンド)なの?」


 死にかけに強いとか、そういうスキルみたいなのがあったの!?


「オーナーが、微妙にけちるから……」

「でも、そんなに派手にばらまけないだろ! さっきので5万だぞ。一発でほぼ家賃じゃねえか」

「命には代えられないって、さっき言ってたばかりじゃないですかぁ!」

「悪かったよっ」


 しかも、俺の金じゃなくてエクスの配布石だった。生涯年収稼ぐという目標に囚われて、損得勘定を見誤ったか。


 だが、後悔しても遅い。


「咆哮しな、《雷切》」


 血塗れになったオーガが振り上げた、グレートソードの切っ先。

 そこから、眩い光が放たれた。


 雷光が大気を斬り裂き、一直線に迫り来る。


「オーナー? どうします!?」

「大丈夫。雷ならシミュレート済みだ」


 若い頃に妄想でな!


「エクス、《覆水を返す》を」

「ええっ? あ、はい!」


 対象は、《渦動の障壁》。

 エクスも途中で気付いたようで、俺の意思をしっかり反映させてくれた。


 水のシャボン玉が淡い光を放ち、完全に浄化された水と雷光が衝突する。


 しかし、不純物がなくなった水は電気を通すことなく、雷光は地面へと吸収されていく。


 靄が晴れ、静寂が戦場を支配した。


 それを破ったのは、傷だらけオーガの楽しげな声。


「カカカ。兄ちゃん、地上の呪い師かい。どんな手管で、オレの《雷切》を防いだのやら。皆目見当もつかねえな」

「純水は電気を通さないんだよ」


 恐らく通じないだろう知識を披露しつつ、内心舌を巻いていた。

 全身傷だらけなのにこれとか。どんだけレベル高いんだよ、このオーガ。やっぱ、ゲームバランスおかしいって。


「それで、次はどんな手品を見せてくれるんだ、呪い師?」

「まだやるつもりかよ」

「あったりめえだろ? こんな中途半端なところで終わらせてたまるかよ」

「もう充分です。オーガ! あなたの相手は、この――」

「女は、すっ込んでろ!」


 突然の大喝。理不尽な憤怒に、ケモミミくノ一さんが思わず首をすくめる。いや、それは俺も同じだ。

 そういうの止めろよ。俺まで怒られてるみたいじゃないか。


 そう思っていたら、勝手に体が動いていた。


「まったく水を差しやが……って、あぁ?」


 無造作に、オーガの傷だらけの懐へ入り込む。なんでもないように。そうするのが当たり前かのように。


「エクス! 《渇きの主》を全ぶっぱで!」

「あっ。はい! 《渇きの主》、《渦動の障壁》を解除して実行します!」


 え? 解除しなきゃいけないの? そういう仕様?


 俺の戸惑いを置き去りにして、渦の壁は消え去った。オーガ相手に、無防備な体を晒す羽目になる。


 だが、混乱しているのは、俺だけじゃない。


 オーガも、厳つい顔をぽかんとさせている。そりゃそうだ。普通、敵の目の前で防具脱いだりしないよな。

 ダメージチャートのあるTRPGだと、たまに脱ぎたくなるけど。


「ええいっ。やるしかねえ!」


 大剣を握ったオーガの腕に、右手で触れた。流れる血のぬめりと、岩のように堅い筋肉の感触。改めて、やばい相手だと身震いする。


 だが、もう、準備は整った。俺の意思とは関係ない。


 直後、俺の掌に青い光が点る。でも、魔法を使ってるような感覚はなかった。当然だ。エクスにチャージされた石を消費しているだけなんだから。


 だから、結果を見ることでしか実感は湧かない。


 そして、それはすぐに訪れた。


 一瞬で丸太のようだったオーガの腕が老人のように萎れ、枯れ木同然になる。その範囲は、どんどん広がっていった。保持しきれず、大剣が地面に突き刺さる。


「やりやがッ」


 オーガは、一瞬悩んだ。

 距離を取るか、俺を殺すか……ではない。障壁を解いた俺は、本当に無防備なのか。なにか、切り札を隠しているのではないか。


 悩んで、無事な左手で脱水され続ける右腕を引っこ抜くことを選んだ。


 血が舞った。


「ある意味予想通りだけど、本当にやるかよっ」


 それを見届け、俺は全力で後退った。逃げたんじゃない。戦略的撤退だ。嘘だ。ガチで逃げた。やべえよ、こいつ。


「……ちっ。こいつは失態だな」


 距離を取った俺と、足下のグレートソードに視線を向けてオーガは顔をしかめた。

 最初に追っていたケモミミくノ一さんを完全スルーしているのは、いいことなのかどうなのか。


「地上の呪い師、名は?」

皆木(みなぎ)だよ」

「ミナギか。オレは、ヴェインクラル。こいつを預けとくぜ」


 と言って、突き刺さっていた《雷切》を残った手で引き抜いて放り投げる。


 は?


 グレートソードは地面から抜けてくるくると宙を舞い、俺の足下に再び突き刺さった。


 え? え?


 やべえ。まったく反応できなかった……。あっぶねえぇぇぇっっ……。


「次やるときに、手前(てめえ)の首と一緒に返してもらうぜ」

「俺の首は、俺のものなんだけどな。いや、首だけじゃないけど」

「はははっ。違いない!」


 鬼の厳めしい顔にさわやかな笑顔を浮かべ、そのでかい体からは連想できない俊敏さで姿を消した。


 ラグビーとかアメフトやったら、億単位で稼げそうな身体能力だった。


 えええ……? 《吹雪の飛礫》と《渇きの主》でダメージ与えてこれ?


 ただ、まあ、最初はこっちが逃げ出せればいいなと思ってたのに、相手を追い払えた。最高ではないけど、悪くない結果ではないだろうか。


 ……ん? 逃げ出せば……?


「あっ……」

「オーナー、どうしました? どこか怪我を?」

「体はなんともない……けど……」


 しまった、今さら攻略法を思いついてしまったぞ。完全に舞い上がっていたらしい。


「初手でオーガ……ヴェインクラルに《渦動の障壁》を使って閉じ込めてたら、その間に逃げられたなって……」

「それは……」


 倒れそうになったのでグレートソードに寄っかかりながら言った言葉に、エクスが絶句する。


「発動した瞬間に避けられるリスクはありますが……決まれば一発でしたね……」


 少なくとも時間稼ぎにはなったよなぁ。


「ああ……。石もったいねえ……」


 こうしてなんとか異世界……どころか人生初の戦闘は終わり。

 俺は助けたケモミミくノ一さんのことなど完全に忘れて、赤字にうめいていた。

《渦動の障壁》

持続:10分

距離:-/30メートル

対象:自身/-

効果1:術者の周囲に球状の障壁を展開する。この障壁は軽傷以下の物理ダメージを無効化し、それを越える物理ダメージリダクション75%一回、物理ダメージリダクション50%三回、物理ダメージリダクション30%五回を提供する。ただし、効果中は武器攻撃を行うことはできず、『距離:接触』のスキルやマクロは使用できない。

強化1:ダメージ減少量を上昇させる。石60個毎に+5%。最大で石300個(+25%)まで。


効果2:高さ3メートル、長さ10メートル、厚さ50センチまでの水の壁を作る。無理矢理通り抜けることはできず、同程度の石の壁に等しい耐久力を持つ。形状はある程度自由にできるが、一筆書きで描く様に構築しなければならない。

強化2:石10個につき、高さ、長さ、厚みのいずれかを+50%する。最大で石300個まで。


《吹雪の飛礫(つぶて)

持続:瞬間

射程:50メートル

対象:単体

効果:敵単体に『強力な<叩き>ダメージ』を与える。

強化:石150個で『超強力<叩き>なダメージ』に、石300個で『極めて強力な<叩き>ダメージ』に変更する。


《覆水を返す》

持続:瞬間

射程:30メートル

対象:効果参照

効果:200リットルまでの水を浄化する。汚染の程度によらず、飲用も可能な真水となる。

強化1:浄化する水の量を増やす。石10個につき倍。最大で、石500個(10トン)まで。

強化2:石50個を追加で消費することで、真水以上に水を浄化し、純水とする。


《渇きの主》

持続:瞬間

射程:接触

対象:単体

効果:『確率で、強力な<防御無視>ダメージを与える』。同時に、触れた部位を使用不可にする。

強化1:石200個を追加で消費することで、『極めて強力な<防御無視>ダメージ』に変更する。

強化2:石100個を追加で消費することで、接触を1ラウンド保つ度に、使用不可の部位をひとつ追加する。

強化3:石200個を追加で消費することで、『確率で、強力な<防御無視>ダメージを与える』を、『必ず、強力な<防御無視>ダメージを与える』に変更する。


《初級鑑定》

効果:金銭的な価値しか分からない。

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