はじめに(とばしても、いいよ!)
前書きも何も、ここの本文が前書きだからね。
本当は、こんなこと書きたくないんですよ。
タイトル読んでもらったら、すぐ本編。作家は、作品の中身でこそ、その思いを語るべき。
でしょ? そう思うでしょ? 少なくとも私は、そう思いますよ。
ただ、この作品は、ちょっと特殊というか。
言い訳めいた戯言などに興味はないとおっしゃるのでしたら、この文章はスカッとさわやかに飛ばしてもらって、次の本編から見ていただければけっこうです。
本編を見て思うところがあるとか、なんだかよくわからないと感じたときは、改めてこちらに戻ってきてもらうと言うのもありですね。
その判断が、あなたにとって何かよい効果をもたらすかは別として。
そうですね、最初に断っておきたいのは、この次から始まる本編は、正直なところ、まったく完成していないってことなんです。
未完成だけど、完成の目処が立たないので、まあいいや、出しちゃえ、とまあ、そういう作品です。
この未完成作品「登場人物紹介」は、サイトに一度アップされた作品が、何度でも簡単に更新できることを利用して、おそらくこの先、少しずつ成長していく作品なんです。
鑑賞者が見ている前で、その情報量が膨らんでいき、実際にそれがあるのかもわからないけれど、ゴール地点へ向かっている(かもしれない)という点で、めっちゃ好意的な言い方をすれば、「現代芸術的」な作品であるといえます。
そもそも私は、現代芸術ってのがどういうもんかよく知らんのですけどね。
どうせ誰もわかってないんでしょ、あんなもん。それらしいだけ、それらしいだけ。
……現代芸術のわけのわからなさを軽く煽ってしまいましたが、私がいいたいのはそういうことじゃなくて、この作品の本編は、まだこれから如何様にも変容する可能性を秘めている、ということです。
この作品の本質は「登場人物紹介」というものが本来持つべき役割をまったく果たさない、ということです。いきなりこんなこと言ってネタバレも甚だしいのですが、見ればすぐわかるのでいいでしょう。
この「登場人物紹介」は、その基となった物語が、極めて長大な、遥か過去から未来まで、全世界どころか異世界をも巻き込んだ一大叙事詩なのであろうと推測されます。実在しませんが。
そういう作品なので、幅広くいろんなところから満遍なく要素を集めるのが理想的なのですが、博覧強記でもなく、歩く図書館とも呼ばれず、荒俣宏でもない著者では、限界と言うものがあります。
こんな文章をここまで読んでくれた変人のあなたは、この後の本編を読んだ後、ひょっとするとこう考えるかもしれません。
「あれ、物語中に登場した、超重要な人物であるアイツが紹介されてないじゃないか!」
もしかすると、創作者の多いこのサイトですので、こうかもしれません。
「俺の作品に登場する○○、こちらの物語にも出ていたはずだが、なぜ紹介されていないのか?」
私は、そういう声を、ぜひお聞きしたい。
「登場人物紹介」に当然あるべきの名が載っていないのであれば、それはまったくもって著者である私の力の至らぬ部分でございます。
その場合、感想欄にて、その人物の名前と、簡単な説明をお知らせください。
「登場人物紹介」完成への道を歩むべく、なるだけ追加していきたいものと思っております。
なお、感想欄でお寄せいただきました人物紹介につきましては、なんらかの改変が行われる可能性が少なからずあります。(ときにはむちゃくちゃにする可能性もあります。洒落の通じない人はやめておきましょう。)
また「その人を紹介するのはちょっと……」と言うような人を書くのもやめましょう。(小説を書けるくらいには大人なんだから、そのくらいの判断はしましょう。)
さて、たいへん長くなりましたが、前置きはここまで。
それでは「登場人物紹介」の本編、ご笑覧ください。
甚だ未完成ではありますが。
これ読んだ? マジで? 時間もったいなーい!