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目覚めたら全裸で森でした  作者: マッタ・LI
目が覚めたら迷子でした
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此処どこ?出発!

こんにちは‼ようやく進み始めました

それから数日、森を出るために色々な準備を進めてきた。


1つ目は、もしも森の中で誰かに出会っても大丈夫な様に葉っぱと蔓で腰簑を作って大事な場所を隠せるようにした。

少しチクチクするけど何も無いよりは良いので我慢する


2つ目は蔓で何とか編んだ肩に提げれる篭の様な物で、何とかリンゴ擬きを入れて持ち運べるようにした。


3つ目は、石と太い木の枝で作った石の斧で、木に打ち込んだら少し凹ませる位の威力はある


腰簑、石の斧、蔓で編んだ入れ物をしっかり確認して、今なら石器時代の人の中に違和感無く混ざり込める気がする装備で準備が整った。


数日だかお世話になった池に別れを告げて、恐らく北だと思うほうに向けて出発した。


しばらく歩いていると、森の様子ハッキリと変わるのが分かる場所にきた。


歩いてきた方は所々に光が差し込んで、幻想的な美しさがあり、のんびり森林浴を楽しみたい気分にさせてくれるが、目の前の境界から先は森様子が全く違っていて、薄暗くて今にも何かが出てきそうで、さっきまでとは違い森林浴なんてしてたら直ぐに野性動物の餌食になりそうな雰囲気が漂っている。


意を決して境界を越えると、更に雰囲気が怪しい物に変わった。

辺りに見える木には何かが争った形跡が所々にあって、木には巨大な爪痕が何本も残されていて、とてもじゃないが、今持っている石斧では全く歯が立たないのが分かってしまう。


それにさっきまで聞こえなかった、何かの気味の悪い鳴き声が更に恐怖を煽ってくれている


これって俺の知ってる動物にこんなデカい爪痕をつけれるの知らないぞ、これって熊とかそういう類いじゃなくて、異世界だから魔物の仕業ってやつか……


それからは、何かが居た形跡は見当たらなかったが、森は元々薄暗かったことあって、しばらく歩くと更に暗くなってきたので適当な木の根本で、周りの葉っぱを集めて姿を隠せるようにしてから、そこで休むことにした。

やることも何も無いし、下手に動いて今日見つけた爪痕の主に襲われでもしたら終わりなので、そのまま動かずにじっとして、うとうとし始めた頃に、


「ギャ!ギャ!」

「グォー!」

「ぎゅギェギェギェ」

「ボゥーーーー」


等々、さっきまで聞こえていた気味の悪い鳴き声が可愛い鳥の鳴き声に聞こえる程、邪悪な鳴き声が辺りから聞こえ始めた、間違っても原住民の声とは思えない、とてもマトモな生き物とは思え無い聞いたこともない恐ろしい鳴き声が夜の森に響き時たま、近くの茂みが揺れる音が一晩中続いた。


いくら何でも、昨日まで居た池の近くとは違いすぎるだろ、勘弁してくれよ、俺は犬に吠えられるだけでもビビるんだから、こんなの死んじゃうよ。


その日の夜は一晩中ガクガク震えて怯えながら過ごすことになった。



辺りがうっすらと明るくなってきて、周りの声が静まってきたときに、ようやく安心してほんの少し仮眠をとることができた。


数分か数時間かは分からないが、かなり睡魔が残るなか、ようやく明るくなってきて、森の捕食者であろう声も聞こえなくなったので少しでも早くこの森から逃げ出そうと、ダルい身体のまま歩き始めた。






読んでいただきありがとう‼

装備が出てきたので出てきた装備とかを載せておきます


装備:石の斧

:腰簑

:草の物入れ





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