流星
夜23時。
外から子供の声が聞こえた。
流れ星でも見えるのであろうか?
少し起き上がってカーテンをめくると月明かりが随分明るかった。
眠い眠いと布団に潜ったのだが、案外眠れなかった。
子供の声のせいではない。
もっと前から眠れなかったのだ。
子供の声も、始めは違和感なく聞き流していたのだが、夜遅い時間ということに気がついて気になっただけである。
流星群が今きているのかどうかはさておき、最後に流星と聞いて胸をときめかしたのはいつのことだったか。
さっきの小さい子供のように無邪気な声ではしゃぐほどどころか、全く興味を示さず、乾いた虚しい日常を過ごしている。
子供の声は聞こえなくなった。
隣の寝息も気がつけば止んだ。
本当にしんと静かになった。
目が冴えてしまった私だけがいる。