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Hacking・to・the・world  作者: 阿多田佐助
It is easy to attach a clor to colorlessness.
1/12

prologue




 世界はいつだって冷酷だ。




 いつ失敗するかわからないし、いつ壊れるか分からないし、いつ死ぬかもわからない。



 最も、いつ失敗するか分かっていたらそんな行動をとるわけがないし、壊れると分かっているものを作ったり、買ったりはしない。いつ死ぬか分かっていたら、絶望し自分から生きるのを諦める人も出てくるかもしれない。



 賭けは負ける人がいないとなりたたない。その負ける事さえ分かってしまっていたらこの世から賭けはなくなるだろう。



 まぁ、そんな事が分かることは恐らく人類が絶滅するまでに発見されることはないだろうし、わかりたくもない。




 人は自分に都合よく失敗し『たい』のだ。



 人は物に都合よく壊れ『欲』ほしいのだ。



 そして。





 人は人に都合よく死んで『欲』しいのだ。





 それは、今から数十年後。



 2064年になっても変わりはしない。



 人は本能に、『欲』に率直な生き物だ。



 その欲の方向は、時代ごとに変わる。



 この話は、その『欲』が『超小型電脳(ディテールブラスト)』と呼ばれるネットダイブマシンを用いた、電脳世界を舞台に吹き荒れた戦いの物語だ。





『Hacking・to・the・world』prologue:人の欲(アヴァリシャス)『Avaricious』



















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