表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

悪魔の休暇1

作者: 骸華モル



「あー今日もつっかれたーーー」

「腹減ったーーー」

「きょーはもうレコ三昧、ラーメン食いてー」



どーも、俺赤神芭空(あかがみばく)

日本でユニットを組んで音楽活動をしてる、赤色担当男子です。

ちなさっきのは本名で、活動名は別にあるんだけどここではなーいしょ。

今日はメンバー全員揃ってレコをしてたから、その流れで全員で帰るべく事務所を歩いている。



「ねーみんなご飯一緒に食べてかない?

何食べたいかあげてってよ」

「俺さっきラーメン食いたいって言ったー」

「俺腹減りすぎて、美味いならなんでもいーわ合わせるー」



俺とメンバーの数人がテキトーに答える。



「じゃあ中華料理屋でいっかー、ラーメンあるしー」

「中華料理って聞いたら炒飯食いたくなってきたわ」



そんな感じで盛り上がりつつ、近場の中華料理屋にメンバーの1人が予約をしてくれたので店に向かった。

店内に入って個室に案内され、注文も済み待ってるところでメンバーの1人が俺に問いかけてきた。



「そーいや明日から少し休み続くけど、ばうくんほんとに海外旅行行くの?」

「もち行くよ?」

「ロスサントス、だっけ?

あんまり治安良くないって聞くけど大丈夫なの?」



問いかけてくる声も表情も"心配です"というのが隠せてない。

まあ隠す必要も無いんだけども。



「だーいじょぶだって!

ちゃんと死なずに帰ってくるし、約1ヶ月エンジョイしてくる!」

「死なないのなんて当たり前じゃん!やめてよねもー」

「ばーくんいなくなったら僕ら活動終わっちゃうかもだし、そもばーくんいなくなるのやーだー」



こいつらほんとに心配性だな、かわいーやつ。

まあ何も言わない残りのメンバーも同じこと思ってんだろうけど。



「ガチで大丈夫だって、向こうは医療技術えぐい発展してるらしいから死にたくても死なないっしょ!」

「絶対無事に帰ってきてよね、約束だよ!」

「へーへー約束するよ」



そんな感じでメンバー全員で夜を過ごし、それから程なくして俺はロスサントスに向けて飛び立った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ