表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
西堀の隠居のはなし《小分け版》  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/52

親子の仲

暗くいやなはなし はじまります



「『今度のこと』は、結局セイベイさんとセイイチさんの、うまくいっていない《親子関係》から始まったんですよ」


「・・はあ?」


「ぼくが小さい頃から、『とめや』さんの大旦那さんは、息子さんに厳しかった。・・・ぼくも覚えてるぐらいですからね。セイベイさんは元々お店の人にも厳しい。 それに加えて身内でしょう?奥さんが亡くなられてからは、だれもうまくセイベイさんとセイイチさんを、とりもってあげられなかった。 ・・・ちょっと、セイイチさんが気の毒だな」


 ため息のように笑い、ヒコイチの湯飲みにも、お茶をいれる。



「自分は身を引く歳になり、その息子に、不満ながらもお店を任せることにする。 なのに、実権は、大番頭さんを通してまだ大旦那が握ってる。 ―― セイイチさんは、なんとも息苦しかったでしょうねえ」



「まあ、でもおれがみても、若旦那はなんだか頼りねえっていうか・・・」



「そう。頼りない。店が心配だ。  でも、少しづつでも渡していかなくちゃいけない。 そんな中で、今度は息子が結婚すると言い出した。 相手は全くはたけのちがうところからの嫁。どうやら、若旦那のひとめぼれで、勝手に話をすすめてしまった」



「よく、調べましたね」



「ご近所のおかみさんたちは、よく知ってましたよ。縁談にもっていくのに、若旦那が、近所の商店の旦那さん方の口ぞえをもらったらしいですから。  セイベイさんにしてみれば、自分をさしおいて、そんな方面に頼んだ縁談が、よけい気に食わない」



「あのじいさん、そういうのきらいだからなあ・・」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ