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西堀の隠居のはなし《小分け版》  作者: ぽすしち


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知っているから


 その間に、お互いの呼び方も旦那さんから《じいさん》へ。

 あんたから《ヒコ》へと変わり、立ち入ったことは聞かないが、よく知る相手となっていた。



 お互い多くは語らないが、商売を託した息子とはあまり仲が良いとはいえず、その息子が見つけてきた若い嫁のことも、気に入ってはいないようなのも知ってはいた。




  ―― だからといって、じいさんは、どこぞの姑のように嫁をいびるなど、陰湿なことをする性格ではない。



 どちらかといえば、客にだって平気で、似合わないものは買うなと言ってしまう商売人なのだ。







 だから、ヒコイチは、目の前で草もちの最後を口に放り込んだ女のこたえに驚いた。



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