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クエスト ブラウンパンダの保護

ブックマークありがとうございます。

「なるほど、星座の力を使えるのか」

さっきはわし座の力を使ったが、他にも色々あるようだ。それにしても強力な技だ。月の剣が真価を発揮するのは、夜のはずだが、今でも十分なくらいの威力を奮っている。


「わあ、トゲトゲイノシシが一撃で倒れちゃいました。凄いです」

「確かにね」


ドロップ品は300ゴールドとトゲトゲイノシシの肉一切れだった。


この後遭遇したトゲトゲイノシシ相手にもわし座の力を使い続けた。こと座やはくちょう座でどうにか出来るとは思っていなかったからである。効率よく、みんなにドロップ品が行き渡るように、ユミに矢で一撃いれてもらって、それからスピアに炎の槍で一撃いれてもらって、その後俺が月の剣で倒すルーティンに入っていた。


先程の一体を倒した後、十体トゲトゲイノシシを倒した。ドロップ品は3000ゴールドとトゲトゲイノシシの肉十切れだった。


ポーンと頭の中で音が鳴った。反射神経レベル13、星魔法レベル9になっていた。


「今日はブラウンパンダは出ないみたいですね」

「うん、トゲトゲイノシシばっかり」

「それは俺も気にしていたところだ」


「一度街に戻ってみないか?何か起きているかもしれない」

「「賛成」」


という事で、一度ギッシュに戻ってきたケン達三人だった。


だが、街では何かが起きている様子がない。仕方なしに冒険者ギルドへ行くと理由が分かった。


「25番でお待ち下さい」

「はい」


すぐに呼ばれる。

「25番の方」

「はい、よろしくお願いします」


「トゲトゲイノシシを十一体倒しました」

「あー、それですとクエストに反映されますね」


クエスト ブラウンパンダの保護

と出てきた。


内容はトゲトゲイノシシの大繁殖により、ブラウンパンダの生息地が狭まっている。トゲトゲイノシシを退治して、ブラウンパンダをみんなで救おう。という内容だった。


「トゲトゲイノシシは、いつもの倍の値段で買い取らせて頂きます。という事で6600ゴールドになります」

「ありがとうございます」


とりあえず、アックスに知らせようという話になった。三人で呼びに行くとお金がもったいないので、俺一人でアックスを迎えに行くことにした。


「一時間で」

スポーツジムの受付でそう言って、100ゴールドを払うと、筋トレジムへ向かった。


「おお、いた。アックスー!」

「どうした?ケン。今日は三人で狩りじゃなかったか?」

「おう、それがクエストがあってな」

「お、クエスト ブラウンパンダの保護が出てきたぞ」

「そう、それなんだよ。一緒に来てくれ」

「了解」


アックスを連れて戻ると

「これで戦力アップです」

「確実にトゲトゲイノシシに勝てるようになったね」

との声。


「アックスを先陣に、トゲトゲイノシシを狩っていくぞ」

「「おー」」

「頼られるのは嫌いじゃないぜ」

俺達がアックスを頼ると、先ほどの言葉が返ってきた。くー、かっこいいぜ。


魔力切れ寸前だった俺は、後衛に戻り、遠距離からダガーを投げていた。ユミの放つ矢の精度も上がり、トゲトゲイノシシの目を射ぬいていた。


狩りを始めて三時間が経過した。討伐したトゲトゲイノシシは三十体にものぼり、いい加減飽き飽きしてきていた。後半は魔力の回復した俺もアックスと共に、前線で戦っていた。すると、トゲトゲイノシシの出現がパタッと止まった。


クエストが完了したのだった。

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