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縛りプレイ始めました 星星の人達と太陽の人達  作者: 朔
リンと曲芸師について
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ピコ、ピオ、角龍

「私の名前はピコ。どうぞ気軽に呼んでください」

大人しそうな女性が言う。

「俺の名は、角龍。以後、よろしくな」

と、男性が言う。

「私の名はピオ。ピコとはリアルの姉妹だよー」

元気な女の子が、そう言う。


「自己紹介、どうもありがとう。俺はケンだ」

「あたしはスピア。ケンとはリアルで幼馴染みなんだ」

こちらも自己紹介を終える。


「その調子だとガラントには、もう行ったことがあるのですか?」

「ああ、もう何度か行っているよ」

「私達はガラントへ行くの初めてなんだ」

ピオがそう答える。


「確認なんだけど、ピコがお姉さんでピオが妹さんであってるよな?」

と言った後に

「すみません。急に馴れ馴れしく話してしまって。ついタメ口で話してしまいました」


「それは全然大丈夫だぜ。代わりにこっちもタメ口で話させてもらうけどな」

「そうそう、だいじょーぶ!」


「先ほどの質問はイエスです。私が姉で、ピオが妹です」


「それなら良かった。たまにお姉さんが元気っ子な場合があるからさ。なあスピア」

「だねー。三人ともこれから仲良くしてね」

ということで、恒例のフレンド交換である。


ピコをフレンドに加えますか?

はい いいえ

角龍をフレンドに加えますか?

はい いいえ

ピオをフレンドに加えますか?

はい いいえ


三人ともに、はいを選んで返す。スピアも同じだ。


ドロップ品は1250ゴールドとウルフマンの毛皮、爪、牙それぞれ五枚、三枚、一本だった。


「何をしているんだ?」

ケンがピオに聞く。

「お水をあげているんだよ。荒野はきっと水分不足だろうから」

その光景を見て、ほっこりしたのは俺だけではなかった。スピアも共感している。

「そうだね。それじゃあ、あたしもお水をあげようかな」

「うん、良いよ」

すっかり仲良しのピオとスピアである。


「我が妹ながら、いとおしい」

ピコさんはシスコンを爆発させていた。LG内では珍しいカメラを持って、ピオのことを激写している。


「あの、そのカメラはどこで手に入れたんですか?」

「すみません。その質問には答えることが出来ません」

「ああ、なるほど。LGの仕様で秘密何ですね」

「ええ、その通りです。っは!その事を知っているということは、何か秘密を知っていますね。ケンさん」

「ご名答」


「どうせなら一緒にガラントへ向かおうぜ」

と角龍。

「良いね。そうしよう」

と乗り気のスピア。


その後ウルフマン三体が出てきたが、俺とスピアは参戦せず、観戦させてもらうことにした。


角龍は大剣で、ピオは手斧と盾で突っ込んでいった。ピコはその間、水属性魔法を使っているようだった。ウルフマンと衝突するか否かのところで、 ウルフマンの足元が凍りついた。


その後は、角龍は大剣で一撃で倒し、ピオは手斧でウルフマンの首もとを斬っていく。


こうして三人はウルフマン三体に勝利した。


「お見事、無事勝利出来たな」

「うんうん、ナイス連携だったよ」

俺とスピアが言う。


「ありがとー」

「ありがとうございます」

「ありがとう」

三人も感謝の言葉を述べてくる。


「水属性魔法は凍らせることも出来るみたいだな」

俺がそっとスピアに伝える。

「そうみたいだね。初めて見たよ」

スピアも答える。

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