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縛りプレイ始めました 星星の人達と太陽の人達  作者: 朔
リンの気持ち、スピアの気持ち
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リアルでジョギング

ブックマークありがとうございます。

今夜は港町グラーシャに泊まることにした。そしてシャワーを浴びて、ベットに横になってログアウトする。


リアルでの食事は刺身だった。用意しておいて良かったと思った。美味しかったからだ。食事の後は筋トレをした。これで今日のノルマは達成と。やはりLGだけやっていては筋肉が落ちる。奈央にチャットを送った。

「真面目な話、筋トレした方が良いぞ。LGで寝てばかりだろう?筋肉が落ちるぞ」

「うーん、そうね。少しは筋トレやってみようかな」

前向きな返信が送られてきた。これで代謝が落ちて太るということもないだろう。


代謝が落ちるのを嫌がって、健二はジョギングしに表へ出た。ジョギングのつもりが、ペースが上がってランニングになる。ハッ、ハッと息が上がってくる。


奈央の家の近くを通ると、奈央が家から出てきたところだった。

「よう」

「うわ、ビックリしたぁ」

どうやら奈央を驚かせてしまったようである。

「ごめん、ごめん。ちょうど奈央の家の近くを通ったからさ。ジョギング?」

「うん、別に大丈夫だけど。そうそう、ランニングするつもり。今日チャットで言われたでしょ?筋肉が落ちるって。それで足腰が弱るのは困るなぁ、と思ってさ」

「そうだな。俺も足腰のことを考えて、ランニングしてたんだ。良かったら、一緒にどうだ?」

「良いよ。あっちに行こう」

それから、健二と奈央は勉強の話でもしながら、一緒に走った。

「勉強は順調?」

「おかげさまでLGの合間を縫ってやってるよ。奈央の方はどう?」

「あたしはリアルでも料理の特訓中。多分なんだけど、料理するのが好きなんだと思う」

「そっか。いつでも良いからリアルで奈央の料理を食べてみたいな」

「大歓迎よ」


そんな感じで、ゆっくりとランニング?ジョギング?を十キロメートルも走った。終着駅は奈央の家の前。

「送ってくれてありがとう。今夜もLGやるからね」

「どういたしまして。ああ、俺も今夜LGをやるつもりだ。ゆっくり休んでからにしろよ?」

「はい、はーい。そっちもね」

「おう」


そこで会話は終わり、帰路に着く健二。奈央を送ってからは歩いて、自宅に帰っていた。途中にコンビニがあるので寄った。エナジードリンクを購入して、飲む。体に活力が戻ってきた気がする。もちろんエナジードリンク一本で、そんなに体力が回復するはずがないのだが、そこは気持ちの問題である。


チョコレートも買って、家路に着く。LGをするのに糖分摂取は欠かせないと思ったからだ。寝ている状態だが脳は動いているので、糖分を欲しがると考えたのである。


久しぶりに食べるチョコレートは美味い。これは癖になりそうだ。


歯磨きをした後、LGにログインする。ヒトミがいた。

「ついに星の剣を入手したね。これから目指すのは、無属性魔法レベル20かな?」

「ああ、そのつもりだ」

「予想が当たっているか気になるところだね。ケンはどんな予想をしているの?」

「無属性魔法レベル20になれば、星の魔法が使えるようになって、星の剣も活躍すると思うんだ」

「なるほど、なるほど。そう考えているわけだね。予想が当たっていると良いね」


「それじゃあLGの世界へいってらっしゃい」

ヒトミの一声で、ホテルの一室で目を覚ます。シャワーも浴びてバッチリだ。


グラーシャの冒険者ギルドの前で待っていると、アックス、ユミ、スピアの三人がやって来た。


「今日はどうするつもり?」

「目的は終了したし、マグナスに帰るつもりだ」

「それなら四人で帰りましょうか?」

「良いぞ。儂は賛成だ」

それなら・・・とユミもスピアも賛成してくれた。ユミとは曲芸師ギルドへ行かなくてはな。


砂漠へ行くと、運良くラクダが四頭いた。水を飲ませ、出発する。帰りは蠍に遭遇しなかった。砂漠のモンスター出現率は、とても低いのかもしれない。


森に着いた。ここでラクダとはお別れだ。スライムゼリーを食べさせると喜んでいた。森ではとにかく、グリズリーに遭遇しないように進んだ。スライムとは何体か遭遇したが、無属性魔法で順調に倒した。レベルは上がらなかった。みんなは、新しく手に入れた武器の使い勝手を試しているようだった。


そうしてマグナス着く。俺とユミは、アックスとスピアと別れ、曲芸師ギルドへとやって来た。

「リン。いるか?」

「もちろん、いるぞ」

「リンさんお久しぶりです」

「おお、ユミか。久しいな」

そんなやり取りをした後、

「頼まれていたお土産の、刺身とライトだ」

と差し出す。

「ありがとうな。うん、美味い」

刺身を食べながらリンはそう言った。

「ライトはどうするんだ?」

「ああ、これか。そういえば代金を払っていなかったな。いくらだったんだ?」

「いいよ。お金なんて、俺の奢りだ。こんな廃れたお店から取ろうとも思わないよ」

すると、リンは

「廃れてなどないぞ。ちょっと客人が少ないだけだ。ライトは夜、お酒を呑む時に使うんだ」

と言った。


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