表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/134

レイアの素性

「そろそろ落ちるか」

俺はそうスピアに提案した。

「うん、良い頃合いだね」


「という事で俺とスピアはホテルに行くわ」

「うむ」

「また時間があったら遊びましょうね」

リンとユミに別れを告げる。


ホテルにチェックインして、シャワーを浴びる。汗はほとんどかいていない。


リアルに戻ってきた俺と奈央は、馴染みのラーメン屋さんに来ていた。

「チャーシュー麺大盛一つ、それと味噌ラーメン一つお願いします」

オーダーを取りに来た店員さんに注文する。


やっぱりここのチャーシュー麺は美味い。食べに来て、良かったー。


「午後からのLGでは、あたしダーツ出来ないよ」

「えっ!なんで?」

「秘密。用事があるんだ」

「用事があるなら仕方ないか」


家に帰ってから、筋トレをする。腕立て伏せ100回、腹筋50回。


それを済ましてからLGをやる。ログインするとヒトミがいた。

「最近、調子どう?」

「ダーツを始めたんだが、才能があったみたいで絶好調だぜ」

「またゲームマスターの真似してる。好きなんだね」

「ああ、特徴的で好きだぜ」

「・・・」

「あの、ヒトミさん?無言はやめていただきたいのですが?」

「そう、それ!ゲームマスターの真似はやめていただきたいのですが?」

「ああ、分かったよ。でもたまには良いだろう?」

「まあ、たまにならね」


「ちょっとケンのダーツについて調べてみたんだけど、世界レベルあるよ」

「ええ!?そんなに俺って凄いのか?」

「うん、ちょっと言い方が気になるけど、そういうことになってる」

「世界レベルか。ダーツ一本で食っていけるんじゃないか?」

「おそらく、余裕だと思う。そこらのダーツプロじゃ話にならないよ」

「リンも凄いぞ」

「リンさんは別物。AIだしね」

「あっ、そこら辺は割り切ってるんだ」

「もち。私もAIだしね」

「でも感情があるだろう?」

「そりゃ、最先端だからね」


「そろそろLGの世界へいってらっしゃい」


午後の部は腹を満たすことから、始めることにした。あいにく夜なので開いているお店は少ない。近くの牛丼屋さんで食べる。200ゴールド持っていかれた。


せっかくの夜なので、レイアに会いに行くことにした。冒険者ギルドへ入る。売るものがないのだが、お話するくらいは良いのだろうか?番号札を取って待つ。


少しすると、呼ばれた。レイアだ。

「久しぶり。今日はどんな持ち込み?」

「実はレイアとお話しにきただけなんだ」

「あら、そう。何か質問?それとも世間話?」

「質問だ。レイアは太陽の人達と関係あるのか?」

なるべく小声で聞いた。


レイアもその質問には驚いたのか、目を見開いている。

「良いわ。話してあげる。他言無用よ」

レイアも小声になった。


「私は太陽の人達のハーフなの。だから髪は金髪で、目は黒色なの」


衝撃のあまり、声の出ない俺。


ようやく

「だから街中で金髪を見かけないのか」

と絞り出した。


「そういうこと、ほとんどの人は真実を知らない。けど、何かおかしいなって気づく人もいる」

「ご両親のどちらかが、太陽の人達なんだよな?」

「うん。パパの方。だけど今はもう会えない。ママは側室の女だったから」

「そっか。お母さんとは仲が良いのか?」

「うん、ママとは今でも仲良しだよ」


「たまに休みの日、双子コーデで出かけることもあるし」


評価よろしくお願いします。

ブックマークも忘れず、お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ